プレミアリーグ観戦ガイド

固定背番号制

イングランドにプレミアリーグが創立されて以来、いろいろとシステムが変わりました。そのうちの一つが固定背番号制度(squad number)です。それまでは毎試合1-11番を付けた選手11人が出場するシステムでした。だから、選手のインタビューなどで「試合に出る」ことを背番号で表現することが多かったようです。例えば「(負傷のせいで試合に出場できなくなった選手が)チームメイトが自分の背番号を付けている姿を見ると悔しくなった」と言う感じです。ロビー・ファウラー(Robbie Fowler)が2001年にリバプールからリーズユナイテッドに移籍した時に、固定背番号29を与えられたことについて「13番でなければ何でも良い(=12は控えのキーパーで、アウトフィールドの控えの選手は13番だった)」と言った言葉は有名です。

1993/94季から開始された固定背番号制の導入により、プレミアリーグに所属するクラブは、名前付きのシャツを売ることがそれまで以上に機会が多くなりました。その分、クラブのオフィシャル・グッズ販売における売上が飛躍的に増加したようです。要はこの固定背番号制も「ファンから少しでも多くのお金を取るため」と指摘する人が多かったのも真相です。

観戦に際して影響した点としては、マッチプログラムの選手の、背番号と名前が常に固定であるため、その試合ごとではなく、最初から登録選手全員の背番号と名前をリストとして印刷するようになりました。要は、マッチプログラムを見てもその試合のチーム編成(スターティングメンバー+サブ)が誰なのかわからなくなりました。

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