プレミアリーグ観戦ガイド

観戦記
2010/05/01 マンチェスターシティ 3-1 アストンビラ

この時もリバプール市内のホテルに滞在し、シティとウィガンに行って試合を見ました。



 ■マンチェスターへ

リバプールから12:52発の列車でマンチェスターに行こうということになっていた。昨年は朝早くからマンチェスター入りし、市内観光したのだが、今回は午前中をリバプール市内でちょっとした観光をして、その後で試合にちょうど間に合うような時間にマンチェスターに行こうということになった。万が一、電車が多少遅れても、最悪タクシーに乗れば試合には間に合う計算だ。結果的には、(驚くことに)列車は予定通り、50分そこそこでピカデリーに着いた。

ホームから駅の出口までは、やや距離がある。ぐるぐる回ってやっと外に出た、と言う感じだ。ともあれ、特に問題なく駅を出て、バス停へと向かう。一緒にいたBさんは「昨年来たが、地理はあまり記憶にない。一人だったら分からないと思う」という。さすがに私はもうマンチェスターの街中も10回目以上になるし、シティの試合も5回目ですっかり慣れてしまった。たぶん自力でバス乗り場に行けると思う、と言い、二人でバス乗り場に向かった。

これまではいつも216に乗っていたのだが、いつもと同じ乗り場と思えるバス停で待つと、今度は217のバスが来た。あれ、バスが変わったのだろうかと思っていると、乗り場でいかにも試合に行く姿の、地元の人らしき男性が「あっちのバス(向かいに止まっていた216)の方が安いかも」「いや。わからないよ。毎回、乗るたびに値段違うから」と会話していた。うむ。地元の人もそうなんだ、と苦笑する。

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 ■スタジアムへ

217のバスにそのまま乗り込む。発車して間もなく、216のバスと異なる方面に曲がったのに気付いた。しかし、暫くしてやはり前方にスタジアムが見えていたので間違ってはいないことは確信できた。

結果的に、シティ・オブ・マンチェスター・スタジアムの裏側というか、216のバスとは逆の門に沿って止まるバスだった。とは言っても、このスタジアムは何もないところにそびえたっているので、裏側でも表側でも間違えようがない。いかにもスタジアムが見えている場所のバス停に停まり、数人のスカイブルーのシャツが下りたが、下りずに乗ったままの人もいる。どっちのバス停が近いのか、と運転手さんに聞くと「どっちでも同じくらい」との回答だったので、我々はそこで降りることにした。

もっと盛況なシティ・オブ・マンチェスター・スタジアム

バスが次のバス停に泊まったのが見えた。次のバス停の方が近いように見えたが、たしかに、入口によってはどこが最寄りとも言えなさそうだった。我々は裏の駐車場から入った。駐車場のスタッフが我々二人に気付いて、にっこり笑って通してくれた。この国は、特にマンチェスターはこういう場所でみんな親切だ、ということをふと思い出した。いい感じだ。

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 ■スタンドへ

スタジアムに着くと14:10くらいだった。Bさんとは席が遠かったので、早々に試合後の待ち合わせ場所を決めて別れることにした。私は一服したらすぐに中に入ろうと思ったものの、その時に近くの屋台からぷーんと良い匂いがしてきたのにつられて、まずいとわかりながらもホットドッグを買ってしまった(やはりまずかった)。食べ終わると、既に試合開始25前になっていたのでいそいそと中に入った。

今回も荷物チェックもなしで問題なく上に上がった。途中、チケットを予約した時に確認メールに記載されていた座席番号を印刷して持っていたので、スタジアム係員にその紙を見せて席を聞くと、もう一つ上だとの回答。ああ、そうかと思い、またひたすら上に上がった。たどりついた時には息が切れていた。

既に試合開始15分前になっていた。急いでLadbrokeに行く。今回も得点に賭けようかと思ったが、なんとなくファースト・スコアラーにしてしまう。Adeに£5をかけることにした。誰にしようかと言うところであまり考える時間がなくなっていたのだが、ふと浮かんだのがこの人だった。他にカルロス・テベスかジョン・カルーかとも思ったが無難な線で。

ところが、この「無難な線」は大外れだったことに気づく。なんとAdeはスターティング・ラインナップ入りしていなかったのだ。過密日程のため休まされたらしい。むむ。もっと早い時間にスタンド入りし、スターティング・ラインナップ発表のアナウンスを聞いた後で決めればこんなことにならなかったのに、あのホットドッグに目がくらんだせいで墓穴を掘ってしまった。

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 ■スマートカードの問題点

席は今回も3階席で、自分より前の列に人がいない時点では、高所恐怖症には辛い。試合前になって満員になると平常心でピッチを見降ろせるようになったが、暫くは怖くてピッチを見ることができず、ひたすら向かいのスタンドを見ていた。

私の席はいちばん端で、左側が通路だったのだが、ふと見ると、中年くらいのカップルがすぐそばまで上って来て、私の横の階段に座り込んだ。この列の席の人かと思い「どうぞ」と言って立ち上がると、女性の方が「いや、実は自分達の席がどこなのかわからなくなっちゃったの」と苦笑を返した。あー、なるほど。

座席が記載されている旧式の紙のチケットの時にはそんな問題は絶対に起こらなかったが、スマートカードに切り替わった今、シーズンチケット・ホルダー(スマートカードに座席番号が記載されている)でない限りは、このような問題はあり得る。正規にチケットを購入し、その購入記録が刻印されているカードを持ってゲートをくぐっても、購入した時の確認メールを印刷して持参しなければ、自分の席がわからなくなるわけだった。

ちなみに、試合開始後、10分くらいしてこのカップルはスチュアートに呼ばれて下の方に行ってしまった。たぶん、スチュアートに自分の席を調べてもらっていたのだろうと思う。やっと、わかったのだろう。よかった、よかった...

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 ■シティ対ビラ

さて試合、ビラのラインナップの発表の時に、リチャード・ダンの時には大きな拍手が沸いた。昨年まで自分達のチームで活躍していたベテラン選手を、拍手で迎えるファンの姿は、いつみてもいい感じだ。

と思っているうちに、私は(ぼーっとしていたためか)思わずつられてスティーブン・ウォーノック(元リバプール)にも拍手してしまった。隣の人から「アウェイ・サポーター」かと疑われるかもしれない。気をつけねば、と思った。

試合が始まる。ビラの方が攻めていて、隣の人はずっと大きな声で非難し続けた。ジョン・カルーが先制ゴールを決めた時には、F言葉が飛び交った。うむむむ...かくいう私の方は、自分のベットのことを思い出して、悔しい唸り声を出した。隣の人は、私の方を向いて、いかにも「悔しがる仲間同士」という感じで頷いた。(これで、アウェイ・サポーターかもしれない疑いは吹き飛んだだろうと思う)。

いずれにせよ、ベットの結果が早々に判明したので、あとは気楽に(?)試合を楽しむことに決めた。

暫くして、シティが何度目かのチャンスでやっとPKを得た。なんとスティーブン・ウォーノックが大活躍で(?)与えたPKだった。同点になった時には、(しかたなく)私も立ち上がって拍手した。すると、隣の人(すっかり私をシティ・ファンと信じていたと思う)からガッツ・ポーズが来た。その後シティは追加点を入れて前半は終わった。残念なことに後半、全然だめだったのはビラの方で、そのまま試合は3-1で終わった。

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 ■帰途へ

この試合、実は結果がリバプールに影響するため、当然のことながらビラに勝ってもらいたかった。しかし、何故か私が来た試合ではシティは100%の勝率を維持しているという不思議な縁があり、それが今回も維持されてしまった。結末には心中穏やかではなかったが、しかしスタンドでは周囲に気を使って拍手を送った。

スタンドを出て、来た道を下りて外に出て、Bさんと合流する。アンフィールドと違って、スタジアム内の敷地が広大なため、待ち合わせには不自由しない。二人は216のバスで帰ろうということに決めて、216のバス停に向かった。

前回来た時には、試合後に殆ど待たないうちにバスが来たが、今回はなかなか来なかった。まあ、試合後にバスを待つのは慣れているのでこんなものなのだろうという感じで待ち続けた。そのバス待ちの間に、日本人の男性から話しかけられた。少し会話をしたところ、この人はずっと試合を見回っているらしく、次はリバプールに行くという。そのうちにバスが来て3人とも乗り込んだ。

乗った後はさほどの渋滞もなくバスはすぐにピカデリーに着いた。電車の駅に着いて時刻表を見ると、リバプール行きは18:07, 時計を見るとなんと2分後だった。これに乗ろうということになり、二人で急いだ。しかしホームは来た時と同じく最も遠いところだと分かって、二人は全力疾走した。途中、切符のチェックがあって止められた。以前は英国の鉄道の駅と言えばろくに切符のチェックなどなかったのに、最近は厳しくなったようだ。幸いぎりぎり間に合って二人で電車に駆け込んだ。

そして、今回は特に問題もなくリバプールに帰着した。


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