プレミアリーグ観戦ガイド

観戦記
2006/01/02 ボルトン 1-1 リバプール

リバプール市内のホテルから、地元の知人(※)の車に乗せてもらって、らくらく日帰りでボルトンに行き、ボルトン対リバプールを見た時のレポートです。この3日前に、アンフィールドでLiverpool-West Brom戦を見ました。
※シーズンチケット・ホルダー。正確には、知人の友人で、この時に初対面した人でした。



 ■リバプールからボルトンへ

1月2日。12:00にPhilが車でホテルまで迎えに来てくれるという約束になっていたたので、午前中は朝食の後、Aさんと一緒にTESCOに買い物に行くことにした。というか、お土産物(お菓子など)を買うならば空港などの高い店よりTESCOの方がいいよとさんざん入れ知恵した後だったのでAさんがTESCOに固執していた、というのが背景。さらにリバプールのクラブショップが開いていればと見に行ったが、残念ながらこの日も閉まっていたことを発見。したがって午前中はTESCOで買い物をしたのみで終わった。

時間が来てPhilとの待ち合わせ場所に行く。ホテルのタクシー乗り場のあたりに立っていたら、ホテルの従業者の人が「試合に行くの?」と声をかけてきた。我々はそうだと答えると、「ボルトンまでどうやって行くの」と心配してくれた。というか、ひょっとして我々が試合の行われる場所を勘違いしているのでは、と心配してくれたのかもしれない。「知人が車で迎えに来てくれる」と答えると、「それは良かった」とにっこり笑ってくれた。

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 ■ボルトンへの車中

殆ど待つことなくPhilは現れた。奥さんと息子さん、友人Simonの合計4名。我々を含めると6人になった。Mikeが「Philの車はびっしりなので」と最初に言っていた意味がわかった。しかし、Philは息子さんを奥さんのひざの上に乗せることで我々のためにスペースを作ってくれた。親切な人々だった。

このリバプール市の中心地にあるホテルから、ボルトンまでのドライブ時間は推定1時間弱。マンチェスターを超えて隣町にあたるのだが、空港よりは遠い。その道中、いろいろな話をした。

まずは今回の飛行機の遅れの話やら我々の旅行日程の説明、もう一人一緒に来たのだが今日の朝に日本に帰ったこと、などなど。Phil一行は「試合のためだけに日本から」とひたすら感銘を受けていた様子。KLMの話とマンチェスターのタクシードライバーが道に迷った話、タクシー料金が法外だったこと(「絶対にはめられたんだよ」と言っていた。印刷された深夜料金リストを持っていたことを説明したのだが、それでもあまりの高さに仰天したというか信じてもらえなかった)。PhilはMikeの友人でシーズンチケット・ホルダーであること、Mikeのお父さんも一緒に観戦に行くことが時々あるとのこと、などなどいろいろ聞かせてくれた。奥さんと息子さんはイングランド南部に住んでいて、今は休暇でPhilのところにきているとのこと。息子さんはすっかりお父さんに影響を受けてリバプールファンであること、などなど。

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 ■スタジアムに到着

ボルトン市内に入って、スタジアム近辺の駐車場を探すのにやや手間取った以外は、すんなりと到着した。Philの説明によると、スタジアムにも駐車場があるのだが試合後の混み方は半端ではないので、わざわざスタジアムからちょっと離れた場所に駐車した方が、結果的には早く帰着する、とのことだった。

冬のリーボック・スタジアム。寒かった。

さすがはシーズンチケット・ホルダー。アウェイの試合もほとんど全てに行っているとのことで、ましてや近場のボルトンは勝手知ったる、というやつだった。このような人に車で連れて行ってもらうと、アウェイの試合も何の苦労もない。今回はラクをし過ぎているくらいだ、と心の中で感謝した。

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 ■リーボック・スタジアム

私にとっては2度目の訪問だった。最初はボルトン v ビラという対戦で、ホーム側で観戦した。体調が悪かったこともあったが、あまりのつまらなさに居眠りしてしまったことも、その試合の観戦レポートに書いた(「ボルトン 1-0 アストンビラ (2002/09/01)」)。しかし今回はリバプールの試合をアウェイサポーター・スタンドで見るのだから、いかなる試合内容になろうとも最後まで緊張して目がギラギラしているに違いない。気合が入った。

スタジアムにたどり着いたのが13:30ころ。そこからPhilはまずは自分のチケット受け取りに出かけるので、我々には帰りの集合場所を決めて、解散・自由行動にしようということになった。

我々はまずはスタジアムの周りの写真を撮って、その後でお茶でも飲もうということになった。Aさんと二人で写真撮りに歩き回っている時に、イバン・カンポが入ってくるところにバッタリ。イバン・カンポは気軽にファンのサインに応じていた。さすがに我々は(赤いシャツを着ていたし)サインはせがまずじっと見ていた。その後もクラブの要人が次々とスタジアム入りするところを見た。

お茶を飲みに行こうとしたところでPhil一行とバッタリ会ったので、そこからまた合流することにした。しかし、我々が行こうとしていたパブは、入り口にスタジアム警官らしき人々が立っていて「このパブはホームサポーターで満杯なので、トラブルを避けるためにも別のパブに行くように」と言われた。

しかたなく我々はショッピングセンターの方に行き、結局はスターバックスでコーヒーを買って飲んだのだが、列に並んでいる間にPhilがあちこちのパブを探しに行き、同じように断られた(アウェイサポーターお断り)、と憤慨して教えてくれた。そのときに、Philが説明してくれたのは、「アウェイの試合に行くときは、色を身につけないで行く方が無難」と、良いアドバイスをくれた。特にマンチェスターやその他いくつかの場所では、いろんな問題に遭遇することになる、とのこと。なるほど、と私は納得した。

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 ■ボルトン-リバプール

さて、試合の時間が近づいてきて、中に入ることにした。我々の席とPhilの席は離れていたので、試合後の待ち合わせ場所を確認して、分かれた。Aさんと二人で席に行き、ウォームアップを見ながら会話しているうちに試合開始となった。スタジアムのチアリーダーにはAさんは面白がって写真を撮っていた。

アウェイ・スタンドから(リーボック・スタジアム)

試合そのものの様子は簡単に。内容的にはリバプールにとっては負け試合で、よく同点に持ち込んだという内容だった。しかし試合の途中でサビ・アロンソがウォームアップを始めた姿がアウェイスタンドで良く見えて、スタンドから大きな拍手がとんだ。サビはそれに気づいて手を振ってくれた。これがスタジアム観戦の醍醐味のひとつだと思った。そして、アウェイ・サポーターは終始声を絶やさなかった。

アウェイの試合に出かけるような人々だから、たいていはシーズンチケット・ホルダーだし、その中でも特に元気で体力のある人々だ。大音量の声援が90分続くのは当然だ、としみじみ思った。我々も、周囲のアウェイ・サポーターの足を引っ張らないために頑張って大声を出さねば、と思った。(ただ、私の喉はあまり強くないので、すぐに声が枯れてしまった)

選手のウォームアップが良く見える

最初の同点ゴールの時には、最寄のホームスタンドに向かって5本指を突きつけてwe won it five timesを思いっきり歌った。我々も一緒に歌ったが、このときのアウェイ・スタンド全員の、息の合った歌・身振りにはなかなか感動した。これは今後もぜひ見習おうと私は心に誓った。

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 ■選手との遭遇

試合が終わって選手たちがアウェイスタンドに挨拶をして出て行ってしまうまで見送った後、我々もスタンドを出て、Philとの待ち合わせ場所に向かう。待ち合わせ場所はPlayers' entranceだった。

待ち合わせのつもりで待っていたら、我々が立っている場所から5メートルくらいのところにリバプールのバスが止まった。あれっと思っているうちに、なんと入口からリバプールの選手がぞろぞろとそのバスに乗るために出てきた。なんと...これまで何十回もアンフィールドに行ってるのに、このような場面には遭遇したことがなかった。

暗くて良く見えないのですが、真ん中でファンにサインしているのがJARです。

じきにPhilたちが来て、我々と合流したのだが、結局は「選手が出てくるから、見てよう」ということになって、最後までその場で選手の退場を見送った。選手が通る道を囲むように、両側にファンが列を作った。

リバプールのチーム一行がぞろぞろと通る

最初に出てきたのはJARだった。ただ、リーセは我々とは逆側のファンの列に沿って歩き、サインをし始めた。驚いたことに、最後まで全部のサインに答えていた様子。その後で次々に選手たちが出てきた。スティーブ・フィナンが我々の側にきてサインしてくれたので、私は(Philへのお土産のために持っていた)トヨタカップの雑誌を差し出して、サインしてもらった。その後、リック・パリーもサインしてくれて2冊の雑誌がサイン入りになった。

選手のバスが去った後で、我々も車に戻ってリバプールへの帰途に着いた。車中、試合に関する話で盛り上がり、あっという間にリバプールに帰着した。

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 ■リバプール帰着

ホテルまで送り届けてもらって、Phil一行の写真を撮った後でお別れした。ちなみに、これはPhilやSimonと最初の出会いとなったが、その後はリバプールに行く度にMike同様に、ちょくちょく会っている。全員が地元在住の、おじいさんの代からのシーズンチケット・ホルダーという人々で、この人たちと言葉を交わすだけで非常に勉強になるし、いろいろと親切にしてくれて、とても心強い。


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