リバプール市内に滞在している最中に訪れたスタジアムの中では最も近かったのが、ウィガンのDWスタジアムでした。リバプールからウィガンへは直通の電車で30分そこそこ、便も20分に1本以上と頻繁で、非常に簡単に行けました。
私がDWスタジアムに行ったのは日曜日の試合で、2010年のハル・シティ戦でした。日曜日に小さい町に行く、ということについて、ストークシティの経験があったためやや不安を感じたのですが、ウィガンは設備面でも全く問題なく、どちらかと言えば非常にアクセスが良いスタジアムだったことが分かりました。
鉄道のウィガン駅に降りて、駅の窓口でDWスタジアムへの行き方を質問したところ、「歩いて行くのですか?」と聞かれたので逆に面喰いました。要は、あるけるような距離だということです。最初はバスかタクシーかと考えたのですが、結局、あるいて行くことにしました。ちなみに、駅を出たところにすぐにバス停があり、タクシーもたくさん客待ちしており、バスでもタクシーでも簡単に行けそうな印象を受けました。
たまたま地図を印刷して持っていたため、その地図を見ながら歩いたのですが、結果的にはあまり迷わずに行き付けました。駅から15分くらい歩いた地点でスタジアムが見えました。更に、スタジアムのすぐ隣に大きな郊外型ショッピング・センターがあり、その中にはカフェやパブ、レストランがあり、試合前に食事をするにも不自由はしません。ショッピングセンターなので無料のトイレもあります。
帰り道も、駅まで歩きだったため何の問題もなくたどり着きました。歩きながら道路を見ると、やはり渋滞していましたので、バスを利用する場合は要注意だと思います。ただ徒歩で20分程度なので、行きはともかく帰りは歩く方が良いかと思います。
ちなみに、ウィガンの鉄道駅は二つあります。一つはウィガン・ノース・ウェスターン(Wigan North Western)(写真・下)でリバプールからの列車やロンドンまでの列車が通っています。もう一つはウィガン・ウォールゲート(Wigan Wallgate)(写真・右)、マージーサイドのサウスポートからボルトン経由でマンチェスターまで通っている電車が止まる駅です。
と書くと大げさなのですが、実はその2駅は同じ道路沿いに、目と鼻の先にあります。電車に乗って外を見ていると、あたかも同じ駅にあるかのように鉄道が近接していることもわかります。ウィガンに行く際には、どこから行くかによってこの2駅のどちらかに当たることになりますが、両駅は位置的には同じですので、どちらの駅に当たっても気にする必要は全くありません。
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