プレミアリーグ観戦ガイド

帰り道が大変

スタジアムに行くところまでクリアできたとして、試合が終わってスタジアムから帰る方法も簡単でない場合があります。

行く時の苦労が道を探すことだとしたら、帰る時の苦労は、交通渋滞のための苦労です。試合の後は、数万人の観客が一斉に帰途につきます。例えばチェルシーのように、ロンドン市内の比較的便が良いスタジアムだとしても、数万人が一斉にフルハム・ブロードウェイ駅に向かって歩く歩道の渋滞は半端なものではありません。

帰り道が大変なスタジアムの上位に入るのが、これまたアンフィールド(Liverpoolのホームスタジアム)です。これは、慣れた今でも毎回頭痛のタネと言っても過言ではありません。何故なら、4万人超の観客のうち(たぶん)3分の1くらいの人が車で帰途に着き、残った人々の殆ど全員がアンフィールドからバスに乗るわけですから、道路の渋滞は半端ではありません。試合後、すぐにバス停に並んだとして、一台目のバスが来るのは30分後(バスがアンフィールドにたどり着くにも時間がかかります)、何台目かのバスに乗ったとして、市内中心地まで1時間近くかかるのが実情です。その間、バスは歩道を歩く人々にどんどん抜かれて行くようなスピードで動くわけです。バスを諦めてタクシーというのは何の解決策でもありません。交通渋滞の問題はバスと同じだからです。

回避策として、試合後1時間程度はスタジアム近辺のパブなどで時間をつぶし、交通渋滞がピークを過ぎた頃にバスまたはタクシーで帰途に向かうというのが、地元のファンに多くみられる行動です。もしくは、体力のある人はスタジアムから鉄道の駅まで歩いてしまうという具合です。

これは、殆どのスタジアムで多かれ少なかれ発生している同じ問題です。帰りの時間に関しては、余裕を持って計画を立てるのが無難です。

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