■「リーフチェック説明会」&「'99国内調査結果報告会」
Coral Network
の主催する「リーフチェック」なるものがあるとは知っていたのですが、その説明会があると知り、聞いてきました。 参加者は、関係者も含めて15人ばかりとちと淋しい... (^^;;。 配布資料、プロジェクター、そして実際の調査の様子がビデオで紹介され、内容はとても分かりやすかったです。
先輩ダイバーから「昔の海はこんなんじゃなかった」とよく聞きますが、ここ4〜5年の海しか知らない私にとって非常に悔しい事であり、また今後どうなってしまうのか心配です。 リーフチェックが始まってからまだ3年とのことですが、これから先の調査でサンゴ礁への人的影響が明らかにされ、人々の環境への認識が新たになり、本格的に保護活動が行われることを期待したいです。
現在のリーフチェックは、一般ボランティアダイバーの協力なくして成り立ちませんが、より調査範囲を広げる意味からも、現地サービスによる調査を働きかけてみてはいかがでしょうか? 「自分の海は自分で守る」意味合いからも、年に1日程度さくのは決して無駄ではなく、むしろとても大切な事だと思います。 本格的な調査では負担が大きすぎるのであれば、簡易版調査にする手もあるでしょう。
調査は1〜9月に行われるそうで、興味のある方は
Coral Network
のHPをご覧下さい。 ちなみに調査に参加する場合、ダイビングスキルについては中性浮力が普通に取れる程度(30本以上)で大丈夫で、生物の知識については科学者がチームに参加するし、高校生にも理解できる調査レベルに設定されていて、特に専門的な知識は必要ないそうです。 (例えばチョウチョウウオについては、○○チョウチョウウオと特定するのではなく、チョウチョウウオ類でカウントする等)
かくいう私は、なかなか休みの日程がはっきりしないので、参加は難しそうかな? ただ、こうしてPR活動の一環をになうのも、微かながら協力にはなってるかと...(^^ゞ
日 時
'99年9月17日(金) 19:00〜20:30
場 所
東京代々木「国立オリンピック記念青少年総合センター」
参加費
無料
報告者
コーラルネットワーク 東京事務局 宮本育昌氏
リーフチェックとは
'97年、香港科学技術大学のホジソン博士が提唱した、世界統一フォーマットによるサンゴ礁の調査。
科学者とボランティアダイバーからなる10名前後のチームで、水深3mと10mのポイントで、毎年「ベルト測線調査」を行う。
「ベルト測線調査」とは、海底に100mのラインを設置し、左右2.5m幅内の魚類と無脊椎生物、ライン直下の底質を記録するもの。
'99国内調査結果
国内では、沖縄本島、久米島、西表島、石垣島、渡嘉敷島、三宅島で調査が行われている。
沖縄本島では、去年の夏の白化現象で、約9割ものハードコーラルが死滅してしまった(離島では、2〜5割程度)。
その影響なのか、魚類では30cm以上のハタ類の減少、無脊椎動物ではガンガゼ類・オニヒトデの急増が確認された。
今後、さらに調査を継続し、長いスパンでの考察が必要である。
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" My Diving Page " by Lonver at 99/09/18.