■1999年9〜12月の新聞記事

オキアミ激減なぞ探れ・南極海で水産庁調査・オゾンホール拡大「怪しい」 朝日新聞 99/12/29

クジラやペンギンを育て、食物連鎖を支える重要な生物のナンキョクオキアミが南極海の漁場で激減し、オゾンホールが原因ではないかと指摘されているそうです。オゾン層破壊で有害紫外線が増え、オキアミの餌になる植物プランクトンに影響したと推測されるのだとか。
外来の「珍魚」琵琶湖に襲来・マニアら放流?生態系に懸念も 日経新聞 99/12/29

アフリカ西部のナイルティラピア、北米のアリゲーターガー、南米のレッドテールキャットやプレコなど世界の珍魚が、ここ数年、琵琶湖で相次いで捕獲され、ブラックバスやブルーギルの増殖で危機的な状態なだけに、滋賀県は新たな「招かざる客」に神経をとがらせているそうです。「県漁業調整規則」で外来魚の放流を禁止し、違反者には6月以下の懲役、十万円以下の罰金を科しているものの、適用例はまだないのだとか。
雑記帳 毎日新聞 99/12/26

横浜・八景島シーパラダイスで12/26〜1/10まで、センネンダイ2匹を特別展示するそうです。センネンダイが2匹で2000年、紅白の縞があり、紅白のタイで「おめでタイ」なのだとか (^^;;
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ホシガレイ」瞬時にして体色が変化 毎日新聞 99/12/22

白い斑紋が点在するホシガレイはいつもその模様なのではなく、瞬時にして体色を変化させます。体色の変化は動物界でもナンバーワンのスピードで、さらにヒレをばたつかせて砂を巻き上げて静止し、落ちてきた砂粒がヒレと周囲との境目を隠すのだとか。
雑記帳 毎日新聞 99/12/18

NTT西日本静岡支店が、水族館の水槽内のライブ映像をホームページで流し始めたそうです。静岡県・東海大学海洋科学博物館の協力で、50種、3000匹が泳ぐ「海洋水槽」にカメラを沈めてあるのだとか。
三番瀬埋め立て縮小・水鳥たち・なお打撃 朝日新聞 99/12/17

東京湾の干潟「三番瀬」の埋め立て面積を101haに縮小しても、水鳥や海生生物の一部になお深刻な打撃を与える事が、千葉県のまとめた環境影響予測案で分かったそうです。底生生物が死滅する割合は、エドガワミズゴマツボが52%、コノハエビが40%、ホトトギスガイが12%と高いままで、CODの水質浄化能力は5.7%低下するという事で、さらにる面積縮小も含めた検討を迫られそうなのだとか。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ケムシカジカ」名前は?食べると!! 毎日新聞 99/12/15

毛虫の容貌とは程遠いケムシカジカはこれからがシーズンで、あらいやみそ汁の具によし、さらにゆでた肝臓と身を和えた「ともあえ」は絶品だそうです。北海道では食用を阻害するような名ではなく、トウベツカジカと呼ばれてるのだとか。
奇妙な進化遂げた魚「シクリッド」 読売新聞 99/12/13

「進化の実験場」と注目されるアフリカ東部の3大湖には、多種のシクリッド(カワスズメ科の魚)が生息しますが、1万年という極めて短い間に分化しています。各国の研究チームが解明に取り組んでいるものの、その進化のスピードの速さは謎です。しかし最近は、外来魚による食害、人口増、環境汚染の危機にさらされているのだとか。
「優等魚」にエコラベル・水産庁・環境に優しい漁業応援 朝日新聞 99/12/12

水産庁は、良心的な漁業者を支援し、資源を保護しようという「エコラベル」制度を2002年に始めるそうです。数が減っている魚を保護する漁獲制限や、水質を悪化させない養殖を実行している漁業者らの魚介類をラベルで識別するのだとか。
浜名湖で人工干潟造成・フジタ・各地で受注狙う 日本経済産業新聞 99/12/10

環境庁は水質浄化の一環として、人工干潟やヨシ原・藻場などによる生態系の造成事業に乗りだとしており、フジタが静岡県浜名湖で人工干潟やヨシ原の造成に着手して3ヶ月、アサリの稚貝や干潟生物が見られるようになってるそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ウミヅキチョウチョウウオ」和名ならではの感性 毎日新聞 99/12/08

波打った4本の白線を海に、黒の丸い斑紋を月にたとえて名づけられたウミヅキチョウチョウウオ。明治になってから分類学も体系化され、日本人にとって親しみやすい和名もつけられていったのだとか。
20世紀どんな時代だったのか・クジラと人間・自然の恵み享受訴え・生態系崩さぬ利用を提起 読売新聞 99/12/06

母船団捕鯨による乱獲、そして欧米諸国の政治的思惑の板挟みで、国際捕鯨委員会(IWC)が「捕鯨の全面的禁止」を決議してから10年、ノルウェーは'93年から沿岸のミンククジラの商業捕鯨を再開しました。5年間の学術調査で小規模捕鯨に十分なクジラがいる事を確認し、年間捕獲頭数、記録の義務づけを法で明確化し、科学的裏付けの上に自然の恵みを最大限に享受するという考えからです。生物を殺し、私たちの血肉にさせてもらう事を感謝する意識が不可欠であり、野生生物との付き合い方を意識し直すべきなのでしょう。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ニジハギ」均整とれた7色の体 毎日新聞 99/12/01

くっきりとした線のニジハギは、7色の体色を持つことからそう呼ばれます。ちなみに英名は、青線の外科医の魚「ブルー・ライン・サージャンフィッシュ」、学名は刺が尻尾にある・線を引く「アカントゥルス・リナータス」なのだとか。
ひょっこり、クジラ一家・相模湾を「散歩」 朝日新聞 99/12/01

30日、相模湾に十数頭のクジラが現れたそうです。水産庁遠洋水産研究所によると、子供を連れたマッコウクジラの群れらしく、伊豆半島東海上で時々見られるそうです。
サンゴの養殖・ふ化から実験 日経新聞 99/11/29

(財)亜熱帯総合研究所(沖縄那覇市)と琉球大学の研究チームが、サンゴの養殖に乗り出すそうです。サンゴの卵を人工的にふ化し、2〜3cmの幼生にまで育ててから放す考えで、3年程をかけて開発する計画なのだとか。
雑記帳 毎日新聞 99/11/28

宮城県松島町「マリンピア松島水族館」にデンキウナギを電源にしたクリスマスツリーが今年も登場したそうです。高さは4.5m、デンキウナギ3匹が900個の電球を点滅させるのだとか。
旅に出ようよ・西オーストラリア・青い海と空、白い貝殻の砂浜…・野生のイルカと対面 毎日新聞 99/11/25

エコツーリズムの先進国、西オーストラリアのモンキー・マイアのビーチでは、同じ時間に餌を与えない、勝手に餌を与えない、入れるのは膝まで、日焼け止め・風邪ひき禁止など、イルカとの触れ合いをレンジャーが管理してるそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「キツネメバル」目の存在感は見事 毎日新聞 99/11/24

キツネメバルはなぜキツネなのだか不明で、目は決して大きくなく、水底でじっとしてることの多い卵胎性の魚だそうです。ちなみに、キツネと頭についた魚は約10種類あるのに、タヌキはタヌキベラ1種だけなのだとか。
黒潮異変・三陸、カツオの好漁続く・三重、潮位高く道路冠水 日経新聞 99/11/22

今年の黒潮は蛇行が進んで切り離し現象が起き、三陸沖などの漁場での異変、伊豆周辺でのダイバーが潮流に流される事故が多発、名古屋や東京では異常潮位が発生し、海保や気象庁が注意を呼びかけているそうです。
三番瀬でゴミ拾い 朝日新聞 99/11/22

千葉県の埋め立て計画で揺れている東京湾の干潟・三番瀬で21日に、埋め立て賛成派・反対派が一緒になってゴミ拾いを実施したそうです。参加者は約千人、1時間で25tものゴミが集められ、地元の漁師達がアサリ汁を振る舞ったのだとか。
魚図鑑片手に海に潜ろう!塩ビに印刷・ダイバーに人気 読売新聞 99/11/21

仙台市のベテランダイバーが製作した、海中でも使える「イクティス水陸兼用海水魚図鑑」が人気を集めているそうです。システム手帳サイズで94頁、3,800円、629種の魚を776点のカラー写真で紹介。水中でめくり易い様、1枚0.5mmと厚手に作られているのだとか。
東京湾にクジラ 朝日新聞 99/11/21

20日 9:10頃、港区の東京湾でクジラが泳いでいるのを近くの船の乗組員が見つけ、110番通報したそうです。警視庁東京水上署によると、クシラは1頭で体長3m、群れからはぐれたオキゴンドウクジラらしいとの事。
イワシ、サンマ、サバ…・大漁の主役盛衰の波 日経新聞 99/11/14

80年代はイワシの大豊漁時代から90年代はサンマへと「魚種交替」と呼ばれる海のドラマが繰り広げられており、定説はないものの、魚と共存する動物性プランクトンの増減が引き金となっていると見られているそうです。約13年のプランクトンの大量出現周期からすると、太平洋側では今世紀でサンマの時代は終わり、サバの時代を経て、2020年代に再びイワシの時代が来ると予測されるのだとか。
漁業者が植林・海きれいに・宮城のカキ養殖・広島を追い上げ 日経新聞 99/11/14

気仙沼湾の漁民が10年前から始めた「漁師が山に木を植えよう」という地道な活動が実を結び、宮城県山のカキの売れ行きが好調だそうです。自然との共生を目指した養殖が住民の意識改革に繋がり、じわりと大きな経済効果をあげ始め、今では全国で30団体の漁業者が植林し、昨年3月には「全国漁民の森サミット」が東京で開催されたそうです。
ガラス越しサケが踊る・新潟三面川 朝日新聞 99/11/12

昨年設置された「三面川鮭観察自然館」では10個のガラス越しにサケの遡上が観察でき、観光客でにぎわっているそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ニシキヤッコ」臀ビレまで色鮮やか 毎日新聞 99/11/10

キンチャクダイ科の仲間には美しい色彩の魚が多い中、ニシキヤッコは第一級の美しさで、海で泳いでいるニシキヤッコの絵がヨーロッパに紹介された18世紀始め頃は、誰もがその美しさを信じず、画家のいたずらと思われたほどなのだとか。
海底に人工の?石板・沖縄・発見場所の岩石群「遺跡」裏づけか 朝日新聞 99/11/10

琉球大海洋地質学・木村政昭教授は、与那国島南沖海底の大型岩石群から、人工のものと見られる石板を発見したそうです。今回見つかった石は長径25cm、短径16cmと細長い形で、表面に十字に削られた跡や、二つの穴などがあるのだとか。
水族館−イルカと"対話"−小学校 日経新聞 99/11/05

福岡の水族館「マリンワールド海の中道」は、上手な水族館の利用法を知ってもらおうと、イルカプールと小学校のパソコン教室を電話回線で結び、遠隔授業を行なったそうです。飼育係によるイルカの体の構造や能力についての説明、質疑応答、児童がカメラに向かって送ったサインを飼育係が真似しイルカに芸をさせる体験トレーナーなどが行われ、来年3月まで毎月1回、全国12校で行われるのだとか。
魚礁設置甘すぎます・会計検査院、水産庁に指摘 朝日新聞 99/11/02

魚礁設置事業について会計検査院が調査したところ、約4割が増産につながらず、逆に漁獲量が減ってることが分かったそうです。漁業者が減って人手のないとこに設置したり、設置場所を漁業者に知らせなかったり、古いデータで漁獲予想してたりし、効果が疑問とされた魚礁の総事業費は28億円にも上るのだとか。
サンゴ礁のCO2出し入れ・冬に吸収、夏は放出顕著・東大、沖縄で年間観測 日経新聞 99/10/30

東京大学の茅野創助教授らのグループが石垣島での1年間の連続観測の結果、サンゴ礁による海中のCO2の吸収と放出が季節や昼夜で大きく変動している事を突き止めたそうです。1日単位では、昼は褐虫藻による吸収、夜は呼吸による放出が優勢で、季節別では、夏は放出、冬は吸収が多いのだとか。11月から1年間、パラオで同様の観測を実施する予定だそうです。
野生生物で高濃度・環境ホルモン・クジラなどから 朝日新聞 99/10/30

環境庁で、内分泌かく乱化学物質と疑われる67物質について全国規模で大気、水質、底質、生物を対象に行なった初の調査結果によると、水質は97%、底質は96%、魚類は98%で何らかの対象物質が確認されたそうです。座礁して死んだクジラ類を調べたところ、大半の検体からPCB、HCB、HCHが検出され、特にPCBは濃度が高く、最高1kg中約12万μgが検出されたのだとか。
イルカに目輝かせ・募金で制作・闘病の子に勇気 毎日新聞 99/10/29

国立がんセンター中央病院の小児科病棟ナースステーション前に、軽く軟らかいスプルース材で作られたベージュ色の「イルカのオブジェ」が出現し、子供たちに評判だそうです。毎日新聞「小児がん征圧募金」が活用されたのだとか。
山の学校に移動水族館 読売新聞 99/10/28

文部省の「楽しむ博物館づくり事業」として、福岡・マリンワールドが企画した移動水族館教室が、福岡山間部の小学校で開かれたそうです。体育館に30種類、400匹が泳ぐ水槽16漕を設置し、サメやイルカの標本も展示されたのだとか。
サンゴ受精率大幅低下「白化現象」起きた沖縄海域 朝日新聞 99/10/27

昨年、白化現象が起きた沖縄海域で、生き残ったサンゴの生殖能力を調べたところ、卵の受精率が通常に比べ極めて低く、子孫を残しにくい状態になっていることが東京水産大学らの研究で明らかになったそうです。産卵シーズンに卵を採取して調べたところ、95年の受精率が94%、96年が96%、97年が99%だったのに対し、今年は42%しか受精しなかったのだとか。
体験型修学旅行・南へスキューバ・北へカーリング 読売新聞 99/10/27

新スポーツに挑戦する体験型の高校修学旅行が静かなブームとなっているそうです。今月初旬、沖縄・瀬良垣ビーチでは、修学旅行で来た神奈川の高校2年生203人のうち、93人がマリン体験を選び、その半数がダイビングを選んだそうです。沖縄県海洋レジャー事業協同組合によると、92年に神奈川の高校を受け入れたのが最初で、今年は全国33校、7,500人の予定なのだとか。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「アイナメ」釣り期も食べ時もこれから 毎日新聞 99/10/27

47年前、上野に閉鎖循環方式の海水水族館が作られたものの、海水を温める仕掛がまだなく、晩秋に水温が15度近くになると、黒潮流域にすむ魚たちが餌を食べなくなって次々と姿を消していく中、元気に泳いでいたのが北方系の魚のアイナメだったのだとか。
伊豆でダイバー事故多発・強い黒潮が影響・今年の死者8人「潮位に留意を」 日経新聞 99/10/25

今夏以降、相模湾から房総半島沖にかけて、黒潮の強い分岐流が流れ込み、ダイビング事故が相次いでるそうです。第三管区海上保安本部管内では、今年は8人が亡くなり、すでに昨年の6人を上回ってるそうです。特に多発しているのは神子元島付近で、10/10には2人が5時間漂流、10/15には3人が海底に引きずり込まれ水中カメラマン1人が死亡、インストラクター1人が行方不明になっているそうです。同本部は「気象、潮位などに十分留意し、自分の技能に適した海域で潜って欲しい」と注意。
生物のかたち7・右と左・多様性は共存の知恵 朝日新聞 99/10/22

アフリカ・タンガニーカ湖には約200種ものカワスズメ科の魚がいて、食性、大きさ、子育て法も様々で、進化の実験場のようになっています。カワスズメは行動範囲が狭く、特定の岩場などに隔離される事が多いのが原因と推定されるのですが、ほんの小さな遺伝的違いをうまく利用して、数千年という常識破りの速さで種が分かれたのだとか。
人魚になって人魚と泳ぐ 読売新聞 99/10/21

三重県・鳥羽水族館で、太り気味のジュゴン「セレナ」(メス)の運動の為、一般公募で選ばれた水中運動係が約30分、一緒に水槽内を泳いだそうです。最初はセレナは近づこうとしなかったものの、飼育員の手助けでスキンシップを開始したのだとか。応募者は80人だったそうで、申し込んどけば良かったかなとちょっと後悔。
本物、機械、CG使い分け・人間襲うサメ・リアルに「ディープ・ブルー」レニー・ハーリン監督 毎日新聞 99/10/20

現在公開中の映画「ディープ・ブルー」はサメが人間を襲う映画で、それなら「ジョーズ」と同じじゃないかと思われそうだけど、24年前とは違って、場面によって本物と、機械仕掛け、CGのサメを使い分けたのだとか。太平洋上の施設で新薬開発用にDNAを操作されたサメが次々と研究員を襲う、というストーリー。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ホッケ」体の側面に5本の線 毎日新聞 99/10/20

大戦中、重要なたんぱく源として、国民の飢えを救ったホッケ。その理由は不明だけど5本の側線があり「海の縞馬」と異名をとっているのだとか。
ウミガメ放流・衛星使い追跡・愛知で実験 日経新聞 99/10/18

人の手で育てられたアオウミガメが野生に戻れるか、愛知・南知多ビーチランドで17年間飼育したアオウミガメに電波発信機を取り付けて太平洋に放流したそうです。発信機が50秒間隔で出す電波を人工衛星がキャッチして位置を割り出し、誤差数百mで半年間測定できるのだとか。
海のクジャク・我が名はクサアジ 朝日新聞 99/10/18

時々、背びれとしりびれをクジャクのように大きく広げて見せる「クサアジ」が、静岡・東海大学海洋科学博物館で飼育されてるそうです。体長は25cm、滅多に手に入らず、なぜひれを広げるのかまだ明らかではないのだとか。
ウミウシやクラゲ・軟らかいのがキモカワイイ・海の新たな人気者・のんびり感に共鳴 日経新聞 99/10/16

これまでダイビングや水族館での人気者は熱帯魚やイルカなど早く動きまわる生き物だったのが、一見気持ち悪いものを可愛いと感じる若者の変化なのか、ウミウシやクラゲなど、軟体動物が注目を浴び始めてるそうです。230種のウミウシを掲載した3月発売「海洋生物ガイドブック」は初版5千部が完売、6月発売「ウミウシ・ガイドブック」は1万部を超えたのだとか。
全長4.5メートル特大ナマコ・奄美大島沖で発見 朝日新聞 99/10/15

昨年12月、神奈川の水中生物写真家が水深18mで撮影した巨大ナマコは、体は赤褐色、直径約10cmの消防ホースの様な体つきで、ナマコ分類専門家に鑑定を依頼してたところ、イカリナマコの仲間で、世界最大級の長さで新種の可能性が極めて高い事が分かったそうです。
カブトガニ・人工飼育成功・ふ化から成体まで11年かけ 日経新聞 99/10/15

岡山県笠岡市「カブトガニ博物館」では、生きた化石といわれるカブトガニの人工飼育に世界で初めて成功したそうです。11年前に人工飼育を始め、生き残っていた1匹が15回目の脱皮をして成体になり、これまで推測でしかなかったデータが明らかになったのだとか。
夢を追う・自然への意識、ダイビングで・正井大介さん 毎日新聞 99/10/14

オーストラリア・ケアンズのダイビングクラブでインストラクターを勤めている正井氏は、環境を守ろうという意識の高さにショックを受けたそうです。自然の中でごみを捨てるような人は軽蔑されるし、水温が低くても半そで半ズボンのウエットでグローブは着けず、サンゴに接触しないようにするのだとか。オーストラリアでは自然はみんなの宝物という考え方が徹底していて、ダイビングが環境問題と密接に関わっていることを受講者に伝え、自然の大切さを人々に伝えるエコダイバーを育てていきたいそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ヒフキアイゴ」海藻食べるとがった口 毎日新聞 99/10/13

ヒフキアイゴと聞くと、今の若者は口から火を噴くアイゴと解釈するらしいけど、その長く尖った口が、ふろ炊き等で使った火吹き竹に似ているとこから名づけられたのだとか。
青鉛筆 朝日新聞 99/10/09

静岡・下田海中水族館で22匹の赤ちゃんアカエイが誕生し、展示が始まったそうです。アカエイの生態は謎が多く、同水族館では5年目にして初めての繁殖で、飼育では半年以上育った例はないのだとか。
セミクジラ7000頭に増加・学者グループ調査 日経新聞 99/10/06

絶滅の危機に瀕しているセミクジラの南半球での生息数について、アルゼンチンの海洋生物学者グループが、年率6.8%で増加し、推定で7千頭まで回復していると発表したそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「モンツキハギ」サンゴ礁を彩る家紋 毎日新聞 99/10/06

黒で彩られたオレンジの長円形の斑紋のあるモンツキハギは、幼魚の時は黄色一色なのだそうです。幼魚時代はラグーンで暮らし、成魚になると体色を変え、サンゴ礁の外まで生活の場を広げていくのだとか。
生物のかたち4・劇的変容・えらが変身したあご 朝日新聞 99/10/01

脊椎動物の進化の過程で、えらとあごほど劇的に形を変えたものはないそうです。最初にあごを持った動物に近いと思われるサメは、二対のえらを利用して上下に開くあごとそれを動かす装置が出来たと推定でき、さらに両生類になるとあごを支持していたえら由来の骨が耳小骨になり、魚類では平衡感覚器だった内耳が音響センサーに変身したのだとか。
先生、海中から授業・教室へネット生中継 読売新聞 99/09/30

インターネットを使って海中映像を教室に流し、海の環境について学ぶ授業が、岩手の5つの小学校を結んで行われたそうです。県と国際連合大学高等研究所、NTT先端技術総合研究所が実施し、高校教諭と水中カメラマンが水深8mの海中に潜り、タコ、アワビ、ウニなどを紹介したのだとか。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「アカマツカサ」松ぼっくりのようなウロコ 毎日新聞 99/09/29

外観が松ぼっくりのようにウロコが目立つアカマツカサは、夜行性で昼間は洞穴の中でじっとしていることが多いので、ヒレをいっぱいに開いている格好のいい写真が容易に撮れるのだとか。
ゴンズイ・ゲンゲ・マンボウ!?"C級魚"だっておいしいぞ・漁師料理が発祥 日経新聞 99/09/25

漁の対象でないため、船上や港に捨てられていた魚たちを看板メニューにする民宿や料理店が増えてるそうです。もともと漁師が自分達の楽しみで食べていただけに、美味しさは折り紙付きだそうですが、グルメブームの変質で、今では一般に知られていない味を発掘することに喜びを見出す人が増えているのだとか。
米で「三菱」不買運動・メキシコの塩田開発・環境団体「生態に悪影響」 日経新聞 99/09/22

メキシコのサン・イグナシオ潟の塩田開発がクジラやウミガメなどの生態に悪影響を与えているとして、米国の2環境団体が、塩田会社に出資している三菱商事の責任を追及し、三菱の自動車や家電などの不買運動を始めるそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「キンギョハナダイ」花のように美しい魚 毎日新聞 99/09/22

ハナダイという名を付けられたハタ科の魚は20種以上いて、その中で日本の中部以南で普通に見られるキンギョハナダイは、その名の通り金魚を想わせる美しさです。色彩や模様が派手で、食用には好まれなかったのだとか。
生物のかたち2・仮説の復権・背に腹はかえられる 朝日新聞 99/09/17

1822年、フランスの比較形態学者が「節足動物を仰向けにひっくり返して地面を歩かせると脊椎動物になる」と主張した奇妙な学説が、改めて脚光を浴びてるそうです。1994年、中枢神経が出来るのを促す遺伝子「コーディン」、同じ頃、腹の側を作るのに必要な遺伝子「sog」が見つかったからで、ふわふわ浮いて水から栄養を濾し取っていた生物が、背と腹の区別が付いて海底を這うようになり、効率よく動いて食べ物を探すようになって中枢神経が出来たのではないかと想像されるのだとか。
琵琶湖・汚染深刻・奇形バス15% 毎日新聞 99/09/14

滋賀大の1996年から8年間の調査で、琵琶湖のブラックバスの15.3%、ブルーギルの5.9%に背骨の奇形が見つかったそうです。10年前の調査では奇形は見つかっておらず、農業排水や生活排水の影響が考えられるそうですが、原因物質は分かっていないため、人体への影響は不明だそうです。ちなみに1年で死んでしまうアユ等は、汚染物質が蓄積しにくいのだとか。
ウニの生態を紹介 読売新聞 99/09/12

サンシャイン国際水族館の月毎の生物紹介で、今月はウニがテーマで、生態や体のつくりをパネルで解説し、「ガンガゼ」を展示してるそうです。
人工海浜にトビハゼ 読売新聞 99/09/10

東京湾奥部が生息の北限とされ、絶滅が心配されているトビハゼが、葛西海浜公園の人工なぎさで3匹見つかったそうです。人工干潟も生態系維持の能力を持つとすれば素晴らしい事ですね。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「イッテンチョウチョウウオ」外敵を惑わす目玉模様 毎日新聞 99/09/08

外敵が襲いやすいの体の部分は何と言っても目玉の部分であり、体側の目玉模様は自分の身を外敵から守るための工夫とされているそうです。まるで目のような斑紋を残すチョウチョウウオは他にも何種類かいるそうです。
雑記帳 毎日新聞 99/09/09

重い病で長期入院中の子供たちに、海中散歩や宇宙旅行をと、国立がんセンターで3D映像の映写会が開かれ、カリブ海の美しい海中などに見入ったそうです。バーチャルリアリティーの海ではなく、本物の海で泳げるようになるのがみんなの願いなのだとか。
沖縄・石垣島・サンゴ生育さらに悪化 朝日新聞 99/09/09

沖縄石垣島のサンゴの生育状況がさらに悪化しているとWWFの調査で分かったそうです。白保、浦崎、荒川沖の27地点で調べたところ、生きたサンゴの比率(被覆度)が5%以下が20地点もあり、農業構造改善事業による赤土流出と、昨年の白化現象が原因と考えられるそうです。
308キロ6人がかり・ジュゴン身体測定 朝日新聞 99/09/08

三重県・鳥羽水族館のジュゴンの雄「ジュンイチ」の飼育が20周年を迎え、これを記念して5年ぶりに身体測定が行われたそうです。目を布で覆って担架に乗せ、クレーンで吊り上げて計り、257cmで308kg。標準的な体格だそうです。
全身トゲ・海の底の黄色い星 朝日新聞 99/09/08

静岡の伊東沖で、全身が黄色いトゲに覆われた珍しいヒトデ「ヤマトナンカイヒトデ」が発見されたそうです。水深45mの岩場にいて、大きさは40cm、標本も少なく、生態のほとんどが謎に包まれているそうです。
障害者にダイビングを指導・向井伸枝さん(28)・独自手法で潜行を補助 日経新聞 99/09/04

ダイビング指導団体HSAでは、障害を持つ人のダイビング指導もできるよう訓練を積むそうです。やり方は障害の種類や程度によってそれぞれ異なり、例えば四肢マヒの場合、抱きかかえる様にして潜行補助し、耳抜きは呼吸に合わせて鼻をつまんで対処するとか、全盲の場合は手を触ってのハンドサインを活用するとか、水中発声法で話すとか。水中発声法とは、泡を吐かずに言葉を短く区切ってしゃべれば、明瞭に聞こえるそうです。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「セグロチョウチョウウオ」目を奪われる美しさ 毎日新聞 99/09/01

最初の頃の水族館は、食用となる魚が主で、自分達の手で美しい魚や変わった魚を自家採集によって集め、展示するようになっていったそうです。中でもセグロチョウチョウウオは、10色にも及ぶ色で彩られたその美しさに感動し、杉浦氏にとってチョウチョウウオの仲間では1位に値するのだとか。

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