■1997年の新聞記事

魚たちに"水中ツリー" 読売新聞 97/12/09

サンシャイン国際水族館の「冷たい海の水槽」に、高さ1mのプラスティック製の水中ツリーが飾られました。光ファイバーのイルミネーションがされ、サンタ代わりのシロボシアカモエビ、トナカイ代わりのコンゴウフグも入れられ、12/25まで展示されるそうです。
水深6500メートルの深海で新種発見 毎日新聞 97/07/24

潜水調査船「しんかい6500」が、日本海溝(深さ6500m)で、多毛類などの新種の生物を発見したそうです。調査のたびに新種が見つかってますが、まだまだ何がいるかホント分かりませんね。
海底遺跡を潜る(2) 鍾乳洞に生活の痕跡 産経新聞 97/07/23

沖縄本島北部の国頭村にある海底鍾乳洞「辺戸岬ドーム」から、20,000〜7,000年前の石器などが発見されており、かつての海岸線は今より低い位置にあったことが裏付けられているそうです。
海底遺跡を潜る(1) 巨大岩に人工?階段 産経新聞 97/07/22

与那国島の海底遺跡らしきものは、琉球大の調査団によって、人工的に手を加えられたものとほぼ断定されたそうです。確かにストーンサークルなどはどう見ても自然現象とは思えないもので、今後の詳しい調査に期待したいものです。
 日経新聞 97/07/20

7/20海の日を前に、千葉県館山市の漁協などが、水深16mの海底に鳥居や賽銭箱を設置して、海難事故防止を願うそうです。海底神社は日本初だそうですが、事故の無いよう、祈りたいものです。
東京湾もっと身近に・遠ざかる生物の宝庫 日経新聞 97/07/18

原油流出事故から10日たった7/12朝、自然保護団体「海をつくる会」のメンバーが潜水調査を行いました。実は東京湾は生物の宝庫で、高度成長期ほどは水質悪化も深刻ではないそうです。しかし、原油や処理剤の長期的な影響はまだ不明で、事故の再発は避けたいものです。
声なき「警報器」汚染知らせるサンゴ 日経新聞 97/07/17

国立環境研究所・海洋研究チームでは、沖縄・石垣と西表島の間に位置する黒島のサンゴ礁の観察を'90年から続けてるそうです。70箇所の写真を撮り、画像解析で成長率などを割り出し、成長度と海洋汚染の関係を明確にしようというものだそうです。
「ダイビング問題」双方に早期解決を要望 宮古新報 97/05/01

受忍料要求に関する漁業者とダイビング業者が対立している問題で、宮古観光協会が、双方の関係者に問題の早期解決を求めました。GWの予約状況は前年度比10%減で、ダイビング問題が影響していると指摘しています。双方がうまく共存出来るよう、問題解決してもらいたいものです。
水族館で10年「人魚」の貫禄 朝日新聞 97/04/15

メスのジュゴン「セレナ」が、鳥羽水族館で飼育10年を迎えたそうです。飼育されてるジュゴンの中では、同館「ジュンイチ」の17.5年に継ぐ長寿で、繁殖も計画されているそうです。
一般ダイバーがアワビ放流手伝い 産経新聞 97/04/10

神奈川県・三崎町で、一般ダイバーが、アワビの稚貝1万個を放流しました。みうら漁協が漁場を一般ダイバーに開放して、協力して海を活性化させていくことにしたそうです。
アジアで進むサンゴ礁破壊/沖縄で国際会議 朝日新聞 97/02/17

世界で最も豊かな東アジアのサンゴ礁を守るため、「国際サンゴ礁イニシアティブ」(ICRI)の地域会合が沖縄県で始まりました。公共事業の開発による赤土流出や、東南アジアの毒物漁業などが問題となっています。サンゴ礁は美しいだけでなく、年間5億tもの二酸化炭素を吸収し、温暖化防止に役立っており、早急な対応が望まれます。
東京湾 まち物語 宮川湾白砂の海底にカジメ林/想像以上に良い透明度 産経新聞 97/02/13

昨年12月、神奈川県三浦市の宮川湾にダイビングスポット「ミウラ・ダイブセンター」がオープンしました。漁業不振によりダイバーに漁場が解放されたそうです。信じられない話ですが、昔は東京湾の川にサケが上ってきてたそうです。高度成長期の汚染よりは回復してますが、我々も生活排水にはもっと気を付けなくてはいけませんね。
新地球賛歌 石垣島のサンゴ礁(2) 水面できらきら幻想的 日経新聞 97/02/09

サンゴ礁の枝々の間には、イバラカンザシやイソギンチャクやハマクマノミなどが住み、色々な生物の格好の繁殖の場になっています。
新地球賛歌 石垣島のサンゴ礁(1) 1500歳以上の大群落 日経新聞 97/02/02

石垣島の白保の海には、アオサンゴやハマサンゴなど、43属120をこすサンゴが生息し、国際保護連合(IUCN)が世界の自然遺産の候補に挙げているそうです。
敦賀半島の油漂着現場にクジラと見られる死体を発見 朝日新聞 97/01/28

重油が流出した福井県敦賀市立石地区の海岸でクジラと見られる死体が打ち上げられました。体長4.3mで種類や死因は不明で、現在調査中だそうです。
重油の難逃れ、イルカが神戸へ疎開 朝日新聞 97/01/16

越前松島水族館のバンドウイルカ7匹は、17〜18日にかけて、神戸市・市立須磨海浜水族園に疎開することになりました。油濁海水がイルカのプールに入り続けているため、しばらく避難するそうです。
重油流出 越前水族館のイルカを救え 産経新聞 97/01/14

ロシアタンカーの重油流出事故で、福井県・越前松島水族館のイルカプールに重油が入り込んでしまいました。イルカは海水温と塩分濃度に敏感で微妙な変化で病気になりやすいそうで、今後の様子が心配されます。また、神戸市立須磨海浜水族園から飼育員2名が、阪神大震災の時の好意をお返しをしたいという事で、応援に向かっているそうです。

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