■2000年9〜12月の新聞記事

人より敏感、魚に安全な暮らしを「環境基準」設定へ・環境庁の検討会が中間報告 朝日新聞 00/12/27

環境庁は、有害物質の水生生物への影響を考慮した「環境基準」を新たに設定すると発表。魚に対する基準を定めるのは初めてだが、人間より低い濃度で影響を及ぼす化学物質も多く、欧米ではこうした環境基準がある。流れが比較的速い「イワナ・サケマス域」の河川、比較的遅い「コイ・フナ域」の河川、海域の3つに区分して水質環境目標を設定する。
シーラカンス・ロボ、三菱重工が市販 読売新聞 00/12/26

三菱重工業は、古代魚シーラカンスを模したロボット「三菱アニマトロニクス」を数千万円で市販する。ロボットは'97年に試作されたもので、体長70cm、重さ12kg、体内のバッテリーで7枚のヒレを動かして、水中無線の指示で本物そっくりの泳ぎをする。購入第一号は福井県敦賀市に建設中の科学館「アクアトム」で、来年6月から公開される。
世界のサンゴ礁27%破壊・米海洋大気局が報告書・白化現象が深刻 日経新聞 00/12/12

米海洋大気局(NOAA)は、海洋汚染や異常気象で多くのサンゴが死滅し、世界のサンゴ礁の27%が破壊され、今の傾向が続くと2030年までに世界のサンゴ礁の6割がなくなると発表した。被害が大きいのはインド洋のサンゴ礁で59%が既に破壊、中近東の沿岸では35%が失われ回復の見通しは小さい。東南アジア、東アジアでも34%のサンゴ礁が破壊されたが一部に回復の兆しが見られる。
話の港 読売新聞 00/12/07

神奈川県逗子沖合い4kmの相模湾内で、岩礁にハードコーラルが群生しているのが見つかった。オオタカ根の水深11〜15mに直径約30cmの固まりが数個あり、イボヤギやキサンゴの仲間と判別された。
干支にちなんでウミヘビを公開・葛西臨海水族園 読売新聞 00/12/03

来年の干支にちなみ、江戸川区・葛西臨海水族園の特別展示場で12/5-1/14まで、ウミヘビの仲間「シマウミヘビ、ホタテウミヘビ」を公開する。ウミヘビは魚類で、ウナギ目に分類され、しっぽの先端に硬い突起があり、砂や泥に穴を開け棲み家にしているという。
普天間移設先でジュゴンの調査・沖縄・名護沖 日経新聞 00/12/02

那覇防衛施設局は、米軍普天間基地の移設先である辺野古の沖合いで、正式アセスメントに先立ち来年1月まで、天然記念物ジュゴンの生息状況を調べるため、ダイバーらによる潜水調査を始めた。50haの藻場を対象に、1週間後に藻が食べられた痕跡があるか比較するもので、上空から小型飛行機による目視調査も並行して実施した。
日本海・死の恐れ・地球温暖化→海水循環止まり→350年後、酸素ゼロ 読売新聞 00/11/29

地球温暖化によって、日本海の深さ2〜3千mの海水に含まれる酸素が減り続け、このままでは2350年頃には魚の住めない"死の海"になる恐れがあることが明らかになった。日本海北部では冬に表層水が外気で冷やされ、密度が濃くなり、深層部へ沈み込むという大きな循環が起きて深層部に豊富な酸素を供給してきたが、水深3〜3千5百mの海水を1960年代から観測したところ、海水1L中の酸素量が毎年 32/100万gずつ減り、最近の日本海の冬の表層水は水深400〜600mしか沈み込んでないという。
青鉛筆 朝日新聞 00/11/21

全島民の避難が続いている三宅島の火山活動の影響で、周辺の島々の寛厚にも「風評被害」が及んでいる事から、都は伊豆諸島の観光復興をめざす協議会を設立した。PR活動の他、首都圏で千人の「島モニター」を募集、島を訪問して手厳しい意見を言ってもらう事などを決めた。キャンペーン名の原案は「元気出せ!東京の島々」だったが、島の人間は元気だとの事で即座に「元気だぜ!」へと決定。
調査捕鯨で判明したクジラの大食漢ぶり 毎日新聞 00/11/17

米大統領選挙キャンペーンで、日本の調査捕鯨拡大がやり玉に挙がったが、日本では反対する声が起きた。今回初めてニタリクジラとマッコウクジラを調査捕鯨の対象に加えたが、その標本数は43頭と5頭で資源量の0.2%以下。クジラがどれだけの餌を食べているか算出すると、世界のクジラが食べてるのは年間2.8〜5.0億tと、人間の3〜6倍の海産物を消費している。クジラは海洋資源に脅威を与えており、漁業を維持するためにも捕鯨の再開が必要だろう。
沖縄・宮古島のサメ被害・海の安全「絶対」なし 朝日新聞 00/11/15

9/16午後5時頃、宮古島平良市の砂山ビーチ沖合80mでサーフィンをしていた20才の男性がサメに襲われ、右前腕と左右大腿部などに大怪我をして失血死したが、サーフボードの歯形から、2.8m程のイタチザメが餌のウミガメと間違えて襲ったものと推定された。宮古島では過去4年で3人がサメに襲われて亡くなったが、リーフの張り出しが少なく大型サメが入っていける場所が多いのも一因とされる。市は、ビーチにサメ除けネットの設置とサメの生態調査を行う予定。
浅瀬の浄化・主役は2枚貝・環境庁調査で判明・東京湾・三番瀬なら数日で 日経新聞 00/11/12

埋め立て問題で揺れる東京湾の三番瀬には、シオフキガイやアサリなどの二枚貝が多数生息し、数日間のサイクルで三番瀬一帯の海水をろ過している事が環境庁国立環境研究所の'96年から2年間の調査で分かった。浅瀬や干潟に高い環境浄化機能があることを裏付けるデータで、各地の干拓論議にも影響を与えそうだ。
福島で最新水族館事情・太陽光の下、躍動する魚・自然の生態系を再現 日経新聞 00/11/11

今年7月、福島小名浜港に開館した「アクアマリンふくしま」には、10月末まで80万人が来場した。水量約4千t、国際級の規模。藻が生えるのでタブーとされてきた、展示に全面的に太陽光を取り入れた初めての水族館で、本来の魚の色を見せる事にこだわった。遊園地でなく博物館であり、希少種の保存、調査研究、教育の場とした先端の事例で、ショーも行わない方針。
護岸ブロック・カニの住宅難を解消 日経新聞 00/11/09

東京湾では、昔ながらの石積みからコンクリートの護岸が増え、カニの隠れ家が減っている。カニが増えればその幼生を餌とするハゼが戻って生態系が復活し、水質改善にも繋がると、都は新しい護岸手法の開発に乗り出した。奥行き1m程で、砂利を敷き詰め穴の開いたブロックで蓋をした「住宅層」を1年ぶりに引き上げたところ、無数の貝と277匹のカニを確認、コストなどの課題は残るが、早ければ来年にも東京湾に「カニ護岸」がお目見えする。
海の救急「118番」SOS・通報46万件99%いらずらなど数千万円むだ 朝日新聞 00/11/09

今年5月にスタートした海の事件事故用緊急ダイヤル「118番」で、いたずらや間違え電話の割合が99%を占めている事が分かった。悪質な通報については海保が警察に通報、10月下旬には初めて、軽犯罪法違反容疑で男子高校生が家庭裁判所に送致された。巡視船艇3隻と航空機1機が3時間捜索活動した場合、50万円の費用がかかり、数千万円の税金が無駄になった。
世界初、水中充電の無人潜水機開発・川崎重工 毎日新聞 00/11/07

川崎重工は、海水面に浮上せずに充電でき、長時間水中に沈めたまま調査活動が可能な自律型無人潜水機の試作機「マリンバード」を開発した。一回の充電による航続時間は5時間、自動操縦で「水中ステーション」にドッキングして充電する事で継続的に調査が可能になる。
宇宙で目指す魚の養殖・トビラ開いた東大チーム・無重力に強いメダカ開発へ・生態の解明にも期待 読売新聞 00/11/06

宇宙環境が生物に与える影響を調べ、月面基地や宇宙船内の魚の養殖につなげようと研究が進んでいる。視力が良く、航空機の無重力実験でぐるぐる回らない東大メダカ2ペアが'94/7、スペースシャトルで15日の宇宙旅行に旅立ち産卵、十数代目まで繁殖している。このメダカと、耳石のない突然変異体のメダカをかけ合わせ、スーパー宇宙メダカを作ろうとしている。
三宅島・復興に火山灰活用へ・都立土木研実験・モルタルなどを強化 毎日新聞 00/11/01

三宅島の火山灰がコンクリートやモルタルの材料へ展開できることが明らかになった。同島での泥流対策用の堤防や消波ブロック、道路の盛り土、路床などへの活用が有効と考えられ、今後は鉄筋に発生する錆など実用化検討を加えていく。
赤土流出で海水酸性化・化学反応・サンゴ白化の原因に?琉球大教授らが研究 毎日新聞 00/10/26

沖縄本島や石垣島に多い赤土が海水に溶けると化学反応が起きて、有毒なアルミニウムイオンが高濃度で溶け出し、酸性に傾く事が分かった。自然状態では赤土の年間流出量は50立方m/1平方km以下だが、大規模開発ではその2千倍になり、サンゴ白化の一因の可能性も出てきた。
潜水ロボ・海底火口撮影・東大研成功、深度400m可能 朝日新聞 00/10/26

全長8m、重量4t、自力で海中を航行する潜水ロボット「アールワン・ロボット」から超音波を出して海底火山の火口を撮影する実験に、東大生産技術研究所の浦環教授らのグループが成功した。場所は伊東沖の「平石海丘」で直径は200m。
命の充電・熟年ダイブ 読売新聞 00/10/24

和歌山県串本町沖に平均年齢62才、「日本シニア・ダイバーズ・クラブ」の12人が集まった。20〜30代が大多数だったダイビングが、最近熟年層にも広がっている。6年前に発足し、今では全国に400人以上、最高齢は80才の男性。
シーラカンス探して・インドネシア・ネットで発信へ 朝日新聞 00/10/23

GPS搭載の水中ロボットカメラでシーラカンスを探し、その映像をインターネットで発信するプロジェクトが発足され、東電の関連会社・東電設計、テレビ番組制作会社ジン・ネットが資金と技術提供し、インドネシア側が調査船を用意する。スラウェシ島北部ではこれまで4匹が捕獲され、昨年ドイツの研究グループの潜水艇調査で2匹の生存が確認されている。
大島、八丈島ピンチ・三宅島噴火のあおり…観光客激減 毎日新聞 00/10/21

火山活動が続く三宅島のあおりを受け、大島、八丈島への観光客が約半分まで激減、八丈島では電気・水道料金を払えない宿泊施設や、副業を始めるホテルも出てきた。
沖縄のジュゴン保護を・普天間移設・アセス促す・国際自然保護連合が勧告 日経新聞 00/10/11

ヨルダンで開かれている「国際自然保護連合(IUCN)」の総会は、沖縄のジュゴンやヤンバルクイナなどの保護と普天間飛行場移設計画に関する環境影響評価(アセスメント)の早期実施を求める勧告案を採択した。勧告に拘束力はないが、飛行場移設を巡る議論に影響を与えそうだ。
 日経新聞 00/10/03

鳥羽水族館の堀田学芸員が新種のクラゲを発見、動物学の学術雑誌に研究論文を発表した。見つかったクラゲは新しい「科」に分類される貴重な物で、直径約2cm。'92年に鳥羽港で2匹を発見、40日間程飼育された。
「日本で待ってます」アカウミガメ、米で放流・帰巣本能などを調査 日経新聞 00/10/02

'60年代半ばからカリフォルニア州サンディエゴの水族館で飼われていたアカウミガメ3匹が放流された。3匹はDNA鑑定で日本生まれとみられ、約1年後に日本にたどり着くと予想、甲羅に取り付けられた発信機から移動経路や生息環境などのデータが衛星で得られる。
魚は蛇行する川が好き・瀬にはえさ多く淵は隠れ家にも 日経新聞 00/10/01

建設省土木研究所の自然共生研究センターでは、岐阜県・木曽川河川敷に800mに及ぶ実験河川を3本擁し、くねくねと蛇行する河川を魚が好む事を裏付けた。自然環境と共存できる河川管理の手法「多自然型川づくり」に役立てていくという。
秋味サンマに異変・なぜ不漁続く?パクッとクジラの胃袋に・漁の最中に出くわす・年20万トン近く?横取り 日経新聞 00/10/01

サンマの漁獲量が'98年から半減し高値が目立つ。太平洋の漁場では数の多い魚種がほぼ13年毎にマイワシ→サンマ→サバの順で交代しており、'02年頃までサンマ時代が続くと思われていたが、漁師によるとここ5〜6年、漁船が照明でサンマを集めるとクジラが現れ飲み込んでしまうケースが急増しているとの事。実際、北海道東方沖のミンクの胃の中身は'80年代後半までは大半がマイワシだったが、'94年以降は半分以上がサンマで、年20万トンを食べていると推測される。
イルカ・長崎県勝本町・泳ぎしなやか・硬質ゴムの体 朝日新聞 00/10/01

壱岐島の北端、長崎県勝本町はイルカの町で、全国の水族館のイルカはほとんどがこの町の出身。「かつもとイルカパーク」では入り江のプールにバンドウイルカとオキゴンドウの14頭を飼育、ドルフィンスイム、えさやりが出来る。スイムは要予約で30分間3千円、'98年夏にスタート、3千人以上が体験した。
チャレンジ!「東京ダイバーズ」経営・椎名勝巳さん(66)・高齢者、障害者も受け入れ 毎日新聞 00/09/30

PADIの日本での認定第一号校「東京ダイバーズ」は杉並区にあり、'70年にオープン。これまで1万人のダイバーを育ててきた。15年前、車椅子生活を送っていた中年男性から頼みこまれ、試行錯誤の連続で高齢者や障害者50人を育ててきた。
ほ乳類24%絶滅の危機・レッドリスト2000年版・日本、タイマイなど161種 日経新聞 00/09/29

世界の動物 11,046種が絶滅の危機にあるとする「レッドリスト2000年版」を、日本など各国政府や環境保護団体で組織する「国際自然保護連合(IUCN)」が発表した。うち魚類は752種、'96年から絶滅危ぐ種に分類され、日本が見直しを求めていたミナミマグロとクロマグロは危ぐ種のまま据え置かれ、マッコウクジラは絶滅危ぐ種、ニタリクジラは情報不足で評価不能とされた。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「カガミチョウチョウウオ」頭隠して、まるで私のよう(終) 毎日新聞 00/09/27

このコーナーは4年前の11/6にスタートし、登場した魚は188種。世界の魚は2.3〜2.5万種で1%にも満たない。今年3月、これまでの仕事を「国際的視野から見た水族館の役割」と題した論文にまとめ、日本大より博士学位を頂いたが、これで満足せず、次の取組みに挑戦していくつもりだ。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「ラビットフィッシュ」江戸時代から後、本にも登場 毎日新聞 00/09/20

ウサギに似ているからラビットフィッシュ、また、ネズミにも似ているからラットフィッシュ、はたまた、ゴーストフィッシュともよばれるギンザメは、深い海に生息している。30年前、駿河湾の底引きの船で水深500〜600mから何匹も採集したが、生かす事は出来なかった。
沖縄のヤンバルの森・ジュゴン守れ・米軍施設見直し勧告案を提出へ・国際自然保護連合・来月に総会 朝日新聞 00/09/18

野生生物の保護を進める国際団体の国際自然保護連合(IUCN)が10月にヨルダンで開く総会で、沖縄本島北部のヤンバルの森と本島沿岸域に生息するジュゴンの調査と保護を求める勧告案が提案される事が分かった。総会で採択される可能性が大きく、日本政府にとって、自然保護団体と米軍との板挟みで難しい対応を迫られそうだ。
スキューバダイビング(7)無理な潜水、減圧症招く 日経新聞 00/09/16

ダイビングを始めると最初に学ぶ、絶対に避けなくてはならない事、減圧症について、当クリニックと日本医科大第一外科とで160例を治療した。減圧症は恐ろしい病態だが、基準を超えた深さまで潜ったり、急浮上したり、潜水直後に飛行機に乗ったりしなければ普通は起こらない。ダイビングは紳士淑女のスポーツであり、無謀なまねはくれぐれも慎みながら楽しんでもらいたい。この項終り。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「サンマ」水槽で泳ぐ姿に出会う 毎日新聞 00/09/13

水族館に勤め始めた時、いつかはサンマを水槽に泳がせてみたいと願っていたが、7月にオーブンした「アクアマリンふくしま」で実現した。5年の準備期間の試行錯誤で、マジックミラーを応用して驚きやすいサンマに広い海で過ごしているかのような環境を作る事で、累代飼育に成功した。
海の人気者・スナメリの世界追う・ウオッチング、教育にも 毎日新聞 00/09/13

福岡県藍島ではスナメリウオッチングが人気を呼び、環境教育に取りいれる小学校も出てきた。4年前から漁師が島おこしのために始めたものの、最初の2年はどうすれば近づけるかも分からなかったが、100m先に見えた時、船を止めて円を描くようにグルグルゆっくり回ると近づいてくる事を発見した。
スキューバダイビング(6)耳の違和感、心配無用 日経新聞 00/09/09

ダイビングを始める際に一番苦労するのが耳抜きのようだが、これが上手く出来ないと違和感や痛みを感じる事になる。圧力を平衡できなくなると、中耳の粘膜から血液や浸透液が出て中耳の容積を小さくして平衡を保つが、違和感の原因となる。感染さえ起こさなければ数日で体内に吸収されるし、速やかに治療する方法もある。ダイビングに詳しい医師を訪れ、安心して楽しんで欲しい。
ダイビング・海の中、肩の力が抜ける・素のままの自分がいる 朝日新聞 00/09/08

33才の女性の物語。少女のころ古典からフランスに憧れ、仏文学を専攻、仏系の金融機関に就職したものの、女性初のディーリングルーム配属で日に日に違和感が膨らみ、3年で辞めた。休息と充電のためシンガポールに1年間留学した。それから6年、ダイビングを知り、ようやく心地良い場所へたどり着いた。ダイビングを始めて2年で80数本潜り、外資系クレジットカード会社の営業職として働きつつ、月2〜3回のハイペースで海に通い、年内に100本に到達したいと思う。
おさかな博士・杉浦宏の千魚一魚「コウワンテグリ」なじみのない魚の最右翼 毎日新聞 00/09/06

これまで200種近く紹介してきた中で、初耳の魚の最右翼かもしれないコウワンテグリ。体長は5〜6cm、ウバウオ目ネズッポ科に分類される。
クラゲの不思議に迫る・国内初の生態写真図鑑 朝日新聞 00/09/06

日本で初めての本格的なクラゲの生態写真図鑑「クラゲガイドブック」が出版された。国立科学博物館の並河洋・主任研究官が解説、水中写真家の
WWF日本委シンポ・自然守る市民の汗・熱心な活動報告次々 読売新聞 00/09/05

世界自然保護基金(WWF)は都内で、21世紀の自然保護運動のあり方を探ろうというシンポジウム「21世紀への自然保護戦略会議」を開催し、全国各地の市民グループが専門家顔負けの科学調査を進める、たくましい姿が報告された。石垣島・WWFサンゴ礁保護研究センターの安村氏は、「海の熱帯林」といわれる多様な生態系のあるサンゴ礁の保護の必要性を強調。赤土による成長阻害は、開発事業は防止策がされてるが、農地や米軍基地は未規制。また飛行場建設計画も進んでいる。
スキューバダイビング(5)生活習慣改める契機に 日経新聞 00/09/02

シニアダイバーと呼ばれる45歳以上の中高年世代は、いわゆる生活習慣病を持つ人が多い。当院を訪れる中高年ダイバーやダイビング希望者で一番多いのが高血圧で、初心者のパニックでは血圧が極端に上昇し高血圧性の脳出血などを起こし、水中では致死的になり兼ねない。ダイビングをする前に薬を飲んではいけないと言われるが、シニアダイバーが増え続けてる事を考えればやむを得ず、弱い薬から投与し、深度や時間に制限をつけて許可する。しかしダイビングに熱中し出すと生活改善を本気で努力し、病状も改善するケースが多い。
東京湾のサメ汚染 朝日新聞 00/09/02

環境庁は'98〜'99年度に実施した海洋環境モニタリング調査の中間報告を発表した。海底に住むホシザメの肝臓を汚染の指標として、仙台湾、東京湾、有明海で調べたところ、東京湾のサメから他の約9倍のPCB、約2.4倍のダイオキシン類を検出した。
新月の神秘・熊本・サンゴ産卵 毎日新聞 00/09/01

熊本県牛深市の沖で新月の8/30夜、テーブルサンゴの仲間が一斉産卵し、これまで満月の夜と言われてた学説をくつがえす生態が初めて確認された。

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