■雲見

本 数92〜93本目
日 程99.07.16
内 容ファンダイビング
場 所2ボート:牛着岩(スタンダードコース)、牛着岩(バリエーションコース)
透明度3〜5m
水 温20〜23℃ ドライスーツ
見た魚トビエイ、イセエビ、アオリイカ、クマノミ、ムラサキウミコチョウ、コモンウミウシ、ニシキウミウシ、コロダイ、イシダイ、ニザダイ、カゴカキダイ、キンギョハナダイ、タカノハダイ、ミギマキ、オハグロベラ、ウツボ、キュウセン、ハタンポ、ネンブツダイ、タカベ、アジ、キビナゴ、ウミタナゴ、キタマクラ、ウミスズメ、カワハギ、ホンソメワケベラ、等。


ふだん、伊豆半島へは電車で潜りに行っているため、西伊豆は大瀬崎以外は行った事がなかった。 というのも西伊豆には電車が通ってなく、現地サービスに行くには、駅からバスやタクシーで1時間近くもかかってしまうのである。 そこで西伊豆にツアーを出している、沼津、修善寺、下田あたりのサービスを利用することにした。 どこがいいのかあれこれ物色した結果、デジカメで水中写真を撮られているMagician行徳さんお勧めの「下田ダイバーズ」にお世話になることにし、7/3(土) メールで予約をした。

7/16(金) ここ数日間大雨が続き、潜れるかどうか心配だったのだが、ひとまずの晴れ空で安心する。 5:00 家を出て、6:17 東京駅から新幹線こだまに乗り 7:02 熱海駅へ、7:23 伊豆急行に乗り 8:46 下田駅へと到着。送迎のワゴン車で5分、「下田ダイバーズ」へと到着した。 家を出てから4時間、さすがに南伊豆は遠い (^^;。

早速手続きにサービスに入ると、カウンターに怪しげな男が??  と思いきや、バリ島にしょっちゅう行ってて、ここで見るのは珍しいオーナーとの事。 HPの紹介写真ではオールバックなのに、坊主にされてて判らなかった... (^^ゞ

9:30『禁煙車』で出発する。雲見までは車で40〜50分だが、なんだか途中で雲行きが怪しくなり、とうとう雨が降り出してしまった (;_;)。 まさにドシャブリの中、漁協が管理する「雲見シーサイドハウス」へと到着した。 とりあえず雨をしのぎつつ、1階の駐車場で支度をする。 ここは、すぐ目の前が船着場なので、タンクを背負い、3点セットを手に持って乗船するスタイル。 ただでさえ蒸し暑いのに、ドライスーツは、たちまちサウナスーツ状態になる (^^;;;;;。

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とにかく穴だらけ
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キンギョハナダイの群れ
(by CASIO QV-100)
 
11:02〜11:40、「牛着岩」のスタンダードコースで、ドシャブリの中、1本目を潜る。 ポイントは港の目と鼻の先の大きな2つの岩で、ボートで2〜3分、手前のブイから潜行し、岩場へと向かう。 やはり、ここ連日の雨の影響でにごってしまい、透明度は5mと良くない。流れはほとんどない。 まだ黒潮が来てないとの事で、水温は水面で23℃、低いところで20℃。ドライにして正解である。 死滅回遊魚もまだのせいもあり、フィッシュウォッチング派の私としては、ちょっと寂しい感じである。

移動してすぐにトビエイが飛び出してきたが、突然のことでカメラがスタンバイ出来なかった (;_;。 ほどなく岩場に到着するが、さすが地形をほこる雲見、とにかく地形が複雑である。一体いくつの穴をくぐったのだろうか。 穴の中にはお約束のハタンポたちが群れている。 途中、シュノーケルの先っぽと腹を擦りながら通るような狭いとこもあり、結構スリリングである。 ガイド1名、客3名で潜ってたが、最後尾でくぐる時とか、もしここでレギュのホースが引っかかったらとか、あれこれ考え出すと怖くなってしまう位である。 地元ガイドじゃないと案内しきれないというのも十分納得の、まさに複雑な地形のポイントである。

エギジットの頃にはすっかり晴れ上がっていた。 昼食は、2階のラウンジで、お握り3ヶ。 波酔い・船酔いしやすいので、ダイビングの時の昼食は軽めにしているのだが、これではちょっともの足りないか?

12:58〜13:38、「牛着岩」のバリエーションコースで2本目を潜る。 もともと方向音痴でナビゲーションは苦手なのだが、どこをどう潜ったのか、ぜんぜん分からない (^^ゞ 若干うねりが入り、透明度はさらに落ちて、3〜5m位。 途中、ほんのちょっと脇見してる隙にガイドを見失ってしまう。 ぐるっと見まわすが見つからず、「しまった、浮上するのか」と思い、あせって上を見るとそこにいて、ライトで呼んでてくれて事無きを得た。 ブリーフィングで「1〜2m内にいること」と言われた意味をつくづく実感した。

魚の種類は少なめだが、群れは多い。 キンギョハナダイ、タカベ、アジ、キビナゴなど、透明度がよければかなりの見ごたえがあるだろう。 また、最近ウミウシが流行りだが、ムラサキウミコチョウ、コモンウミウシなど、ちっこいウミウシを虫眼鏡で見せてくれた。

講習組がまだ時間がかかるため、しばしの休憩となる。 1人は3本目へと行ったが、ちょっと遠慮しておいた。 穴くぐりで上下移動があると、ドライでは浮力調整にかなり気を使うし、特に上方向に移動する時、重たいウエイトがぐっと腰に食い込む感じで、結構疲れるものである。

機材洗い、シャワーを済ませ、16:00 雲見を後にする。途中、小さな売店でアイス休憩し、下田のサービスへと戻る。 ログ付け、清算してる内に時間も頃合いとなり、オーナー手作りのバリ風カレーをごちになる。 ふだんはめちゃ辛いそうだか、今回は失敗したらしく(?)、普通の辛さ。おいしくいただいた (^-^)。

18:45 下田駅へと送ってもらい、18:58 伊豆急行線で 20:04 伊東駅へ、20:05 反対ホームの東海道本線に乗り換え 22:30 東京駅へ、23:30 帰宅した。 この日は平日だったが、時間が遅かったせいもあり、通勤ラッシュにはあわなくて済んだ。しかし、かなり長時間の座りっぱなしで尻っぺたが痛くなってしまった (^^ゞ。

なお、今回かかった費用は、2ボートダイビング(ガイド、タンク、ウエイト、ランチ、送迎、消費税込)で 14,175円、旅費 9,240円だった。 今度は、水温も透明度も上がった頃にウエットスーツで、大物ポイントにも行ってみたいものである。

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