■どんな道具を使うの?



当然の事ながら、人は水中では呼吸できないので、海に潜るには色々な道具が必要です。
昔は、簡単な道具で、潜るのも大変でしたが、最近では器材も進歩し、より快適に安全に潜れるようになってきています。
大きくは、軽機材と重機材に分かれます。
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・ 軽機材

 
水中マスク視力の悪い人には、度付きもあります
シュノーケル水面を移動するとき、顔を水に付けたままで息をするためのパイプ
ウエットスーツ水中ではどんどん体温が奪われます。厚さ、形、素材、などタイプは様々で、各水温に対応し、冷たい海では体の濡れないドライスーツを着ます
グローブ岩場などで、ふやけた手が傷つくのを防ぎます
ブーツこれを履いてフィンを付けます
フィンいわゆる足ひれです。楽に早く泳げます
メッシュバッグ濡れた軽機材を入れる網目状のカバン

  以上をまとめて、俗に「7点セット」と言われてます。


・ 重機材
 
1stステージエアタンクには約200気圧もの圧縮空気(普通の空気です。酸素ではありません)が詰まっていて、これを潜っている深さの水圧に応じて適当な圧力まで落とすためのバルブです
レギュレーターエアタンクからの空気を吸う為、口に咥える部分
オクトパス予備のレギュレーター。万一、レギュレーターが壊れた時や、バディ(一緒に潜っている仲間)のトラブル時に貸したりします
ゲージエアタンクの残圧計、水深計、水中コンパスなどがまとまった物
BCDエアを出し入れして浮力調整をする、一見救命胴衣のような物
ダイブコンピューター浮上速度の警告や、残り潜水時間を教えてくれるコンピューター
キャスターバッグダイビング機材一式を入れて運ぶバッグ

  エアタンクやウエイトは、普通現地でレンタルします。


・ 費 用
これは、メーカー、ランク、ショップによってかなり変わって来ます。まあ、一般的には、軽機材で5〜10万円、重機材で15〜30万円、といったところでしょうか?


・ その他
 
ログブック潜った後、メンバー同士で、潜ったポイントのデータや見た魚を記録し、お互いのサインをします。自分の潜水歴の記録となり、またよい思い出となります。
水中ライト水中では、深く潜るほど暗くなり、特に赤い物は黒っぽく見えるので、光を当てて本当の色を見たり、暗い岩影を覗いたり、ナイトダイビングの時などに使います。
水中ノート水中ノートと聞くと「何だろう?」と思ってしまいますが、何の事はない、耐水紙のメモ帳と、普通の鉛筆です。水中では会話が出来ないので、決められたハンドシグナルでコミュニケーションを取りますが、複雑なことは水中ノートで補います。インストラクターはよく水中スレート(磁石のペンで字や絵を書くボード。子供のおもちゃ「お絵書き先生」の水中版)を持っていて、魚の名前とかを教えてくれます。
ダイビングナイフサメと闘うための武器、ではありません (^^;。釣り糸や漁網、海藻などに絡まってしまった時、脱出用に使ったり、砂を掘ったり、柄でエアタンクを叩いて音を出して合図したり、多用途に使います。
緊急グッズ遭難してしまった時、水面に浮いた人の姿というのは、余りに小さな存在で、波の谷間に隠れたり、太陽光の反射で非常に発見されにくいものです。そこで、自分の位置を船や飛行機に知らせるためのグッズが必要になります。光を反射させて相手に気付かせるためのミラー、エアを入れて水面に立てる2m程の高さのシグナルフロート、1km位まで音が届くホーン、海を染めて飛行機から発見されやすくするマーカー、などがあります。ボートダイビングの時、最低限、シグナルフロートは必需品です。
水中カメラ元々水中で使えるように作られた水中カメラと、普通のカメラをハウジング(耐圧防水ケース)に入れて使う、2通りがあります。安い物では、写ルンです用ハウジングが約8千円で、コンパクトカメラ用ハウジング(2機種のみ)で3万円、水中カメラで2〜10万円、各種一眼レフ用ハウジングで10〜30万円位です。東京・池袋のDIVというお店では、デジタルカメラも含め、いろんなカメラのハウジングを作ってくれます。
水中ビデオ最近はデジタルビデオが出来て、高画質でコンパクトになったようです。ハウジングは10〜40万円位です。


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