■'98ダイビングフェスティバルについて



 
会 場東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東4ホール
展 示142社・団体 (227ブース)
日 時平成10年2月20日(金) 商談日
    2月21日(土) 10:00〜18:00、22日(日) 10:00〜17:00 一般公開日
入場料1,000円
主 催日本スクーバ協会
問合先ダイビングフェスティバル事務局 03-3503-7623
会場入口
会場入口


東京ビックサイトで、12回目を迎えるダイビングの見本市が開催されました。
私自身としては3回目になりますが、2月21日(土) 10:30〜14:00 に行ってきました。今年もパソコン通信 Nifty の Fdiving のメンバーの方から招待券を頂いてタダで入れました。 午前中は、お客の出足は鈍かったものの、昼頃からは大混雑でした。
なお、このレポートはあくまで個人的な嗜好・観点によるものですので、全体的な雰囲気、詳しい出展内容については、各ダイビング雑誌の方でご覧くださいませ。


・ダイビング機材

今年はナイトロックスに関する出品が目につきました。ナイトロックスとは、エアの酸素濃度を高くし、窒素の割合を下げることで、ダイビングの疲労感が少なく、減圧症や窒素酔いのリスクを下げるというものです。ただ、酸素中毒の危険があるので、濃度にもよりますがおよそ水深30m以上は潜れません。また、酸化や発火の問題があるので、シリコンやグリス等のある1stステージとレギュレーター、そしてダイビングコンピューターは専用のものが必要です。現在、伊豆では江の浦ビーチでレンタルして潜ることが出来ます。通常のエアで潜るのに比べ、エア代が若干高いのと、1st&レギュとダイコンのレンタルが必要なため、2ビーチでおよそ3,000〜5,000円程高くなるそうです。ただ、タンクにエアを充填する時、酸素ボンベの必要ない(通常の空気を、膜を通して酸素濃度を上げられる)タイプの充填機もあり、今後の普及とともに値段は通常のエアのものと変わらなくなると思われます。アメリカでは半分以上の場所で普及しているそうで、体力無し男の私としては、日本にも早く広まってもらいたいものです。 (写真はSプロの説明)
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また、apolloブースで、気になった新製品が1つありました。その名も「水を掻かずに滑り切るフィン Bio-fin」。まだ試作品の段階で、写真では分かりづらいかも知れませんが、フィンの先がバルタン星人のハサミのように2つに割れているのです。この事によって、水流が渦をまいてスクリューの様に大きな推進力となり、海底の砂を巻き上げることもなく、筋力にして2〜3割程楽になるそうです。強度の面で心配なところもありますが、当然そこら辺は考慮し、現在フィールドテストにかけていて、この春に登場する予定ということで、これまた体力無し男の私にとって、楽しみな新製品です。

最近は、チタンやアルミ合金製で随分と軽量化した1stとか、女性や年配者にも持ち運びやすく使いやすい機材になりつつあるというのはとてもいいことだと思います。また、マスクやスノーケルの抗菌タイプなんかもありました。そういえば、ドライスーツの内側は、買ってから3年間まったく洗ってないけど、だいじょうぶなのだろうか (^^ゞ
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・ツアー・リゾート

宮古島、ケラマ、奄美、与那国など沖縄方面のブースでは、例年どおり、振る舞い酒や黒砂糖菓子のサービスと、エアチケットや無料ダイビング券などのプレゼントで盛り上がってました。宮古島ブースでは、未だ解決の日を見ない漁協問題のアンケートも行ってました。

また、海外ツアーのブースはこの不景気のせいか、去年より少なめに感じたのですが、気のせいでしょうか?
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・水中撮影機材

D.I.V.のデジカメハウジング愛用者としては、やはりここに顔を出さないわけにはいきません。ちなみに写真中央で左を向いているのが工藤社長です。最近は、デジカメも100万画素クラスに移ってきてるそうで、Kodac DC-210zoom、FUJI DS-300 のハウジングを展示してました。でも数的には、やはりデジタルビデオのハウジングの方が伸びてるそうです。
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・ダイビングショップ

PADIブースのミニステージでは、今年のイメージガールのビビアン・スーが登場。去年の10月、撮影を兼ねて、沖縄でCカードを取得した時のエピソードを披露。当時の学科講習と海洋実習の両インストラクターも登場。船酔いしやすくて、まだインストラクターのいる海にもどしてしまったとか、ボートのトイレで大きいのして流れなかった事件とか (^^;;;。まさに天然ボケで、会場をわかせてくれました。でも、通訳のマネージャーを介して受けた学科はちゃんと理解してるようでひと安心。



・ステージ

ステージでは、海洋写真家・高砂淳二氏のトークショーが行われてました。巨大スクリーンを使って、高砂氏の撮影した様々な写真のエピソードを紹介。ビビアン・スーも途中から参加してました。
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・その他ブース

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SプロSASmares
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SEA & SEAINONNIFTY FDIVING



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