■ダイビングフェスティバル2002について



 
会 場東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西3ホール
日 時2002年2月8日(金) 商談日
   2月9日(土)〜10日(日) 10:00〜18:00 一般公開日
入場料1,000円
主 催日本スクーバ協会
問合先ダイビングフェスティバル事務局 03-3503-7623
会場入口
会場入口

東京ビックサイトで、16回目を迎えるダイビングの見本市が開催され、私自身としては7回目になりますが、2月9日(土) 10:30〜14:30 に行ってきました。

去年はCカード保有者は入場無料となり今年もそうかなと思いきや、、、なぜだかまた 1,000円に...。 しかし、日本安全潜水教育協会「JCUE」の主催のトークバトル・セミナーがあり、朝の申し込み時に無料招待券を配布していたので、有難く頂戴して今年も無料入場となりました (^^ゞ  今年のテーマは去年と同じく「一緒にもぐろうよ。」で、「KIDSとファミリーのためのテーマコーナー」を設け、ヒトデなどに触れたりも。 年々規模が縮小しているようですが、不景気なこのご時世、いかに市場を拡大していくかに主眼を置いてるようです。


・ツアー・リゾート

国内では、小笠原、奄美、与論、宮古、八重山、座間味村などが、国外ではエジプト、マーシャル、タイ、マレーシア、マリアナ、パプアニューギニアなどが出展してました。 恒例のアンケートでの抽選プレゼント、泡盛の振る舞い酒、黒砂糖の餌付け(?)などがあり、通路を狭くしてあるせいなのか、多くの人でごったがえしてました。
df02miya.jpg



・ダイビング機材

今年の新製品は、、、個人的にはあまりグッとくるものはなかったのですが (^^;;、GULLでは、インターネット発の幻のフィン「ワープ」が展示されてました。 見た目にはただのフルフットのように見えますが、ユーザーの様々な意見を取り入れて開発されたもので、ミューとは大いにフィーリングが違うとのこと。 ただ、私の場合ほとんどがドライなので、フルフットは無理なのですが...。

で、個人的な興味を引いたのは同じくGULLの「マンティスドライフィン」。 初のドライ専用フィンとの事で、500g程度重たくなっていてアンクルウエイト無しでOK、フットポケットの大きさ、ストラップのホールドなどもドライ用に工夫されてるそうです。 大瀬崎「はごろも」など、いくつかのDSにレンタル用に置かれるそうで、ぜひとも一度、試してみたいものです。
df02warp.jpg



・水中撮影機材

今年は OLYMPUS が大々的に出展。 水中デジカメとしては圧倒的なシェアをほこる防水プロテクタ「PTシリーズ」6種、そしてデジタルログブック「蔵衛門マリン」を展示。 さらにはパソコン展示会のように、撮り方のノウハウ、小型カラープリンターとの連携など、体験教室も実施。
df02olym.jpg df02oly2.jpg


写真左は、SEA&SEAの世界初「一体型水陸両用デジカメ」の参考出品。 まだまだ検討中との事ですが、210万画素、2倍ズーム、4cmマクロ、SDメモリー、50m耐圧、ワイコン着脱、外部ストロボのファイバー接続、との事で、中身は松下製品!? 水陸両用とはいえ、日常生活には大きさや重量的に無理そうですが (^^;;、初の試みであり、オリンパスの牙城を崩すべく、頑張って欲しいものです。

写真右は、同じくSEA&SEAのデジカメハウジング用のDXステー、DXアーム、ビデオライトの組合せ例。 ちなみに写真ハウジングは CANON S30,40 用のですが、デジカメの場合、暗いとこでは液晶モニターが見えないのでライトの方が良く、個人的には今のところ、この組合せがベストかなぁ〜と。

df02seaD.jpg df02s30f.jpg

そして忘れてはいけないのが言わずと知れたハウジングメーカー「DIV」と「Zillion」。 DIVいちおしは、写真右側の OLYMPUS C-700 用のハウジング。 光学10倍のウルトラズームで人気の商品ですが、なぜだか純正ハウジングは出てません。 外付けマクロを付けた場合、ピント合わせと手ブレ防止が大変なものの、5mm程度の被写体もドアップで撮れるそうです。

「Zillion」のハウジングは FUJI FILM のサイトでも紹介されているのですが、逆に FUJI 専用のようになってしまい、他社品のハウジングが作りにくい状態になってしまってるとの事。
df02div.jpg



・JCUEフォーラム

NPO法人として設立された日本安全潜水教育協会「JCUE」では、フォーラムとして入場無料のトークバトルを別棟の会議室にて開催。 第一部「大深度潜水は楽しい!!?」(12:30〜14:30) を聞いてきました。 パネラーは、水中写真家の吉野雄輔氏、月刊ダイバー編集長の堀田準二氏、おタハラ部長こと田原浩一氏を始め、元・県警の潜水隊隊長、DSオーナーなど9名。

一応 (^^;;「減圧症を防ぐには!?」をテーマに始まりましたが、話は色々な方面へと展開。 潜水指導団体での制限はさておき40m以上潜ってるお客の多い現状、初見のお客を平気で深場に連れて行くガイド、それを断れずについて行ってしまうお客、経験本数も少なく修羅場を知らない最近の若いガイド、インストラクターも新人からベテランまで様々でありそれを一律に呼ぶのはどうか、ガイド付ダイビングでの事故の多さ、ダイビング雑誌で深場のレアものを紹介する事の影響、潜水隊の訓練、事故の現場検証、事故はむしろ浅場で起きてる、リスクを知って準備して深場に行くのは構わない、お客が深場の楽しみを知ってしまった以上は指導団体ももっとテックダイビングなどの教育をすべき、などなど。

もちろんそう簡単に結論の出るようなテーマではありませんでしたが、ひょうひょうとした感じの吉野氏、どうしてもイジメられる立場にある (^^;; 編集長、テック派の部長、隊長やオーナーの現実的な話など、、、バトルというまでは行きませんでしたが、その一線の方々の生の話が聞けて、なかなか貴重な体験でした。
df02talk.jpg



・その他ブース

S-pro は、広いスペースを贅沢に展示。 創立50周年を迎えるTUSAは、特に目だった記念モデルはなかったような!?  SASは男性が近寄りがたい位 (^^;; のパステルカラー調。写真右手前のスーツはなんと豹柄をあしらってました。
df02spro.jpg df02tusa.jpg df02sas.jpg
S−proTUSASAS


[Home] [Back]  " My Diving Page " by Lonver at 02/02/11.