■ 水中写真向デジカメとは (300万画素ズーム)




いよいよデジカメも300万画素ズーム時代に突入してきました! 特に最近、「どのデジカメがいいのでしょうか?」という問い合わせも多く、久しぶりですが、勝手にランキングしてみました。

パソコン雑誌とかの評価を見ると、各社とも小さいCCDで画素数を増やしているので、解像度はアップしてても、色調などはあまり良くなく、トータルな画質的には200万画素と大差ないようです。 画質によりこだわるのであれば、CCDがインチアップして色調が良くなるであろう、次機種を狙うのが良いのかもしれません (^^;;


第1位 CASIO QV-3000EX

定価88,000円('00/02 発売)◎ 安い!
CCD1/1.8in(334万画素)原色フィルター△ インチが小さ目
焦点距離33〜100mm○ ややワイド寄りでよい
レンズF2.0〜2.5○ 明るくてよい
ISO100-500 相当
マクロ6cm〜◎ マクロはOK
メモリーコンパクトフラッシュ◎ 信頼性よし
モニター1.8in HAST△ ちょっと小さ目
立上時間約 5.8秒× 遅すぎる
画像記録時間約 2.1秒○ まあまあ
大きさw135×h81×d58mm(全 423g)× やはり大きすぎる
電池単3×4本(アルカリで 110分)○ 3DIVもOK
ハウジングDIV製 \ 6〜7万円?○ デジカメが大きい分、ややデカイ

意外な事に、大穴の CASIO がトップになりました (^^ゞ。 ややワイド寄りで、マクロも撮れるし、メモリーもCFで安心です。 画質については、もちろん陸上撮影でですが某雑誌でトップの評価になってました。 本体価格が安いので、DIVでハウジングを作ってもらっても、C-3030zoom + PT-005 とそう変わらないでしょう。

ただし、ネックは立ち上がりの遅さと、本体の大きさ。ハウジングを作ると、結構でかくなりそうです。

第2位 Nikon COOLPIX990

定価125,000円('00/04 発売)△ 高い!
CCD1/1.8in(334万画素)原色フィルター△ インチが小さ目
焦点距離38〜115mm△ もう少しワイド寄りがいい
レンズF2.5〜4.0△ 
ISO100,200,400 相当
マクロ2cm〜◎ マクロはバッチリ!
メモリーコンパクトフラッシュ◎ 信頼性よし
モニター1.8in P-TFT△ ちょっと小さ目
立上時間3秒以内◎ 速い
画像記録時間約 ?秒
大きさw149×h38×d79mm(全 493g)× レンズ部回転式はハウジングが大きくなる
電池単3×4本(アルカリで 90分)○ 3DIVもOK
ハウジングDIV製 \120,000位?× 構造が複雑で、その分高い!

2cmから撮れるマクロ性能、シャッタータイムラグ 0.1秒など、カメラ性能から言えば、やはり COOLPIX でしょう。

ただしネックは、レンズ部を回転させる構造ゆえ、ハウジングの構造が複雑になってしまう事。 デジカメと合わせると、もう一眼レフのハウジングが買える値段になってしまいます。

第3位 FUJI FinePix4700z

定価128,000円('00/03 発売)△ 高い!
CCD1/1.7inハニカム(240万画素)原色フィルター◎ ハニカムは良さそう
焦点距離36〜108mm△ もう少しワイド寄りがいい
レンズF2.8〜4.5△ やや暗め
ISO200,400,800 相当◎ ハニカムのおかげ?
マクロ20cm〜× マクロは弱い
メモリースマートメディア△ 信頼性でやや不安
モニター2.0in P-TFT○ ほんのちょっと大き目
立上時間約 3.4秒○ まあまあ速い
画像記録時間約 1.2秒◎ サクサク撮れる
大きさw78×h98×d33mm(全 310g)◎ とてもコンパクト
電池単3×2本(ニッケルで 44分)△ 2本なのはよいが、2DIVが限界か
ハウジングDIV製 \62,000○ コンパクトで、まあお手頃

ダントツでコンパクトなのがこのカメラです。ハウジングはまさに、BCDのポケットに収まる小ささ。 立ち上がりも早く、お手軽にパッパッと撮れるカメラと言えるでしょう。 また、画素数の詐称 (^^;;でイザコザのあったハニカムCCDですが、暗めのレンズなのに感度が良いのは、まさにこのおかげなのかも。

ただし、マクロが20cmからなのは、大きなネックです。 また、スマートメディアはやはり不安が残ります。Web上でも、書込みエラーが発生する、折角撮ったデータが読み出せなくなった等、トラブル例は時々聞きます。信頼できるメーカーのを選ぶ、接点には触れず取扱いに注意する、などすればまあ大丈夫なようですが...。

第4位 OLYMPUS CAMEDIA C-3030zoom

定価125,000円('00/03 発売)△ 高い!
CCD1/1.8in(334万画素)捕色フィルター△ インチが小さ目
焦点距離32〜96mm○ ややワイド寄りで良い
レンズF2.8△ やや暗め
ISO100,200,400 相当
マクロ20cm〜× マクロは弱い
メモリースマートメディア△ 信頼性でやや不安
モニター1.8in P-TFT△ ちょっと小さ目
立上時間約 5.2秒× 遅い!
画像記録時間約 1.8秒○ まあまあ
大きさw110×h77×d67mm(全 378g)△ 本体が分厚い
電池リチウムパック×2(?分)? 持ちがよくない?
ハウジング純正「 PT-005 」 \19,800○ 安いけど、信頼性は?

唯一、メーカー純正ハウジングのあるデジカメです。 ただし、ハウジングと言っても実際は「防水プロテクター」。 1号機の「 PT-003 」では、深場でズームを使うと歪んだプロテクターにレンズが当たりエラーになってしまう、クラックの発生、発熱でデジカメを固定するゴム部が溶ける、はたまた水没など、かなりのトラブル例があったようです。 今度のは2号機なので、そういった事はクリアされてるのでしょうが、実売で10万円近いデジカメを入れるにはやや不安があるのかもしれません。

ただ、1号機での様々なバックデーターがあるので、水中での特性は良いのかもしれません。 また、マクロが20cmからと弱いのですが、外付けレンズを付けれるように改造してくれるショップもあります。


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