鼻の病気 | 水中では、水圧に応じた圧力の空気がタンクから送られ、体内の空間の圧力と水圧の平衡を保ちます。浮上する時は、体内の高い圧力の空気は抜けていきますが、鼻が詰まっていると抜けず、中で空気が膨張して痛い目にあいます。 そのため、風邪やアレルギーで鼻粘膜が炎症を起こしているときは潜れません。薬で炎症を抑えることも出来ますが、水中で効き目が切れる危険があります。 |
耳の病気 | 潜ると水圧で鼓膜が内側に押されるため、鼻を摘んで息を吹き込んで圧力の平衡をとる「耳抜き」が必要になります。電車でトンネルに入った時ツンとくるアレです。耳に何か障害があると耳抜きが出来ず、潜れない事があります。 |
視力 | 視力が悪い場合、水中マスクに度付きのレンズを入れればOKです。最近、使い捨てのコンタクトレンズで潜ってる人もいるようですが、水中でズレても直せないし、雑菌の多い海水で炎症を起こしたり、マスククリアで取れてしまったり、最悪、眼球を傷付ける危険性、はたまた高圧下でどんな影響があるのかも分かっていないのが現状です。コンタクトレンズと眼球の間の細かな気泡が角膜を傷つけてしまうという話もあります。酸素透過型なら大丈夫という話は確証がありません。利便性より安全性を第一に考え、コンタクトレンズは使わない事をお勧めします。 |
高血圧 | 水中では水圧がかかる為、高血圧の方、あるいは心臓疾患のある方は、きちんと医師に相談しましょう。定年を機にダイビングを始める方も多く、「日本シニアダイバーズクラブ」もあります。 |
薬の服用 | 潜っている時、服用した薬が、人体にどのような影響をおよぼすのか、まだはっきり分かっていないのが現状です。一部、高圧環境下での臨床試験をクリアした薬もありますので、ダイビングに詳しい医師にきちんと処方してもらった薬以外は、飲まないようにしましょう。 |