■奄美大島

本 数27〜30本目
日 程96.07.14〜96.07.16
内 容ファンダイビング
場 所4ボート:クジラ崎1、立神岩・西、インオアシス、カサヤ
透明度8〜20m
水 温28〜29℃ ウエットスーツ
見た魚クマノミ、ハナビラクマノミ、セジロクマノミ、ミツボシクロスズメダイ、ツノダシ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、ヤリカタギ、ミスジチョウチョウウオ、フエヤッコダイ、デバスズメ、シコクスズメダイ、ロクセンスズメダイ、キホシスズメダイ、ハナゴイ、キンギョハナダイ、キンメモドキ、キイロハギ、ハタタテハゼ、ホンソメワケベラ、クギベラ、ヤシャベラ、ヤマブキベラ、クロハコフグ、シマキンチャクフグ、ハリセンボン、オニヒトデ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、等


7月14日、5:30家を出て、7:00羽田空港に到着、搭乗手続をする。キャスターバッグは重いはずで、22.6kgもあった。JASの直行便で、7:50離陸の予定がだいぶ遅れ、8:30に離陸。10:10に奄美大島に到着した。
空港には幅5m×高1.5m位の海水水槽があった。魚はタテジマキンチャクダイ、ヨスジフエダイ、ナンヨウハギ、カスミチョウチョウウオなど十数匹いて状態はいいのだが、珊瑚がコケで真っ茶で見栄えは良くない。

サービスは島の北部の笠利町にあるアトムプロジェクト。迎えの車で10分ほどで、ショップに到着する。天気はピーカンで、気温35℃、いきなり汗だくである。
さっそく手続きや準備をして、11:40ボートで海に出る。海はエメラルドブルーで、港の中ですらペンキを撒いているのでは、と思えるほどホントに青い。波もほとんどなく、ベストコンディションである。
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セジロクマノミ
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ハタタテハゼのペア
(潜ルンです+接近大)
途中のビーチに講習組を残し、12:41〜13:27笠利湾内の「クジラ崎1」に潜る。まさに一面のテーブル珊瑚だらけで、根という根にはすべてビッシリ群生し、指をつく場所すらない状態である。チョウチョウウオ類、スズメダイ類など様々な魚達がテーブル珊瑚の上に下に出たり入ったりしている。
ビーチで弁当を食べゆっくり休憩し、16:17〜17:07、湾内の「立神岩・西」に潜る。立神岩は20m位の三角錐の形にそそり立つ岩である。クジラ崎同様、一面のテーブル珊瑚である。

宿はショップから徒歩1分の「よしや旅館」。夕食にオジサン(魚の名前。ヒトではない)の煮付けを食べたが、熱帯魚を食べるというのはどうも気が引けてしまう。おばちゃんが窓を開ければ夜は涼しいからと何度も言うが、とても暑くて耐えきれず、100円クーラーを入れて眠りにつく。

翌15日、6:00のスコール、7:00の町内放送ですっかり目が覚める。中性浮力に神経を使いすぎたせいか、ちょっと筋肉痛である。日焼け跡もヒリヒリして結構痛い。
10:00ショップに向かう。11:39〜12:13、湾外の「インオアシス」に潜る。リーフと砂地の境を探索する。ナポレオンやカメがいるという話だったが、出会えず残念だった。砂地にポツンとある5m位の小さな根には、キンメモドキやスズメダイ類など小さな魚がビッシリと群れ、壮観だった。
前日同様、途中のビーチで弁当を食べて休憩し、15:15〜16:02、湾内の「カサヤ」に潜る。透明度はちょっと悪かったが、ヤマブキベラが時々まとわりついて来る。伊豆でいう処のキュウセンみたいな奴である。ヤマブキベラは胸ビレが上向きに付き、泳ぐ姿はなかなか可愛いのだが、何か色彩が仰々しくあまり好きになれない。

20:00宿に戻る。鶏飯、揚げ素麺、ニガウリ、冬瓜などの郷土料理を食べる。思ったより癖もなく、なかなか美味しい。宿のおっちゃんは飲むと人格がガラリと変わり、夜遅くまでカラオケで盛り上がってた。

翌々16日、帰りの飛行機が夕刻発の為、講習組の人達とレンタカーを借りて、10:30島巡りに出る。マングローブ原生林のボート巡りは予約が必要で乗れず、ちょっと歩いてみたが、チョビっとしか生えてなく期待外れだった。
名瀬港から1時間毎に出ているグラスボート(船底の両側にガラス窓があり海底が見られる船)に乗る。40分2,000円で、たいしたことはないだろうと思ってたら大違いで、さすがに真近には見れないが、潜ったのと同じ様な、一面のテーブル珊瑚の群生が見られた。ノンダイバーの人はもちろん、ダイバーでも十分に楽しめるはずである。
ハブとマングースの戦いではやる気マンマンのマングースがハブの頭を噛み砕いて圧勝したが、ハブの片目が飛び出てちょっと残酷ではあった。戦いの前の紹介ビデオでハブの精力剤の宣伝をするところはちゃっかりしている。

器材をパッキングし、18:00搭乗手続をする。器材は水分と土産で24.9kgに増えていたが、割増料金もなくホッとした。19:20離陸し、21:10羽田に到着、23:00帰宅する。2泊3日、4ボート、6食付で、84,460円だった。

奄美大島はリピーターが多いと言うが、どのポイントも一面のテーブル珊瑚の素晴らしい海で、大満足だった。ただ、真っ黒な現地スタッフもうんざりしていたが、日焼止めを塗ってても真っ赤に焼けてしまう、あの強烈な日差しだけは何とかしてもらいたいものである。

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