■粟国島

本 数109〜113 本目
日 程00.4.26〜29
内 容ファンダイビング
場 所5ボート:フデン崎(3本)、通信塔前、ボージトマイ
透明度10〜15m
水 温23〜25℃ ドライスーツ
見た魚ギンガメアジ(50cm)、イソマグロ(70cm)、マダラタルミ幼魚、ナンヨウハギ、モンガラカワハギ、キイロハギ、クマドリ、クダゴンベ、メガネゴンベ、ホシゴンベ、キンギョハナダイ、ケラマハナダイ、ハナゴイ、カスミチョウチョウウオ、フエヤッコダイ、ツノダシ、ハタタテハゼ、クロユリハゼ、アカモンガラ、ゴマモンガラ、アカマツカサ、ギチベラ、ハナビラクマノミ、クマノミ、ホンソメワケベラ、ヘラヤガラ、タコ(40cm)、ハナビラウツボ、クロハコフグ、ミナミハコフグ幼魚、タカサゴ、ウメイロモドキ、等。


今年は世間的にGWの予約が好調との事でもう間に合わないかとも思ったが、4/5 電話予約すると、日程を早めにしたせいか無事に予約できた。 ただ、那覇から粟国に向かうRAC(小型飛行機)が満席で、ダイビング器材を積めない恐れがある為、一週間程前に送って欲しいと言うので、4/18、宅急便より安い郵パックで送っておいた。 ちなみに、郵パックで送れるのは、縦横高さの合計が150cm以内、重量20kg以下。 キャスターバックはサイズ的にはギリギリOKなのだが、重量が21kgあり、アンクルウエイトやフロート等を抜いて何とか20kg内に収めた。 料金は、10万円まで保証される書留めで 2,260円(6千円の保証でよければ 1,900円)。 基本的に、沖縄本島なら2日、離島は3日程かかるとの事。

4/26(水) 5:45 自宅を出て、7:10 羽田空港へ到着、団体カウンター手続きを済ませる。 ANA081 便で 8:35 離陸、10:55 那覇に着陸した。 今日は天気が良くないと言っていたが、あいにくのどしゃぶりの雨。 今日の午後、オプションで1本潜ることになっていたのだが、これじゃあ無理そうだなと早くも諦めモードになる。 粟国島へのRACは 13:20 で時間があるので、土産物屋をフラフラしつつ、おもむろに乗継ぎの手続きに行くと、なんと午前中の3便とも『欠航』の文字が...(TOT)。 カウンターで聞くと天候調査待ちとの事で、果して飛ぶのかどうかはっきりしない。 最悪、今晩は那覇泊まりで翌日キャンセル待ちをするのか、はたまた払い戻して翌日午後のフェリーで行くのかと、気分はすっかりブルーに。 とりあえず案内所で、那覇行きのバス時刻表、フェリーの時刻と料金を確認したり、本屋でホテル情報を探したりする。 ダイビングサービスに電話をしてみると、粟国はもう天気が回復して潜れる状態だというので、もしかしたら飛ぶかもと、かすかな期待を胸に搭乗手続きをしてロビーで待つことにした。 ハラハラしつつ待つこと1時間半、すっかり晴れ上がってやっと飛ぶことが決まり、RAC725 便で 15:00離陸、15:20 粟国島へとようやく到着した。 RACの天井から雨漏りがしていたのはご愛嬌か (^^;; 送迎をしてくれる宿へ電話をするが話し中でつながらず、DS「美南海マリンスポーツ」にもつながらない。 何度もかけ直し、ようやくDSにつながり、迎えに来てもらうことにした。

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美南海マリンスポーツ
手続きも早々に、慌ただしく準備し、ボートで約10分、言わずと知れた有名なポイント「フデン崎」で 16:40〜17:21 潜る。 まだGW前なので、客は5名と少ない。 曇ってるせいもあるが、浮遊物のせいで沖縄にしては透明度は余り良くない。 この時期、ギンガメアジの渦を期待して行ったのだが、残念ながら最近は全然見られておらず、3〜4匹が2回チョロっと出ただけ (;_;) サンゴは悲しいかな、白化の影響で壊滅的な状態である。 小物はこれでもかなり減ってしまってるそうだが、それでもキンギョハナダイ、ケラマハナダイ、グルクンはどっちゃりいて、モンガラカワハギ、ナンヨウハギ、そして水深21mのクダゴンベ等、あなどれない。 水温は23〜24℃、ドライは私一人だったが、エギジット後は曇って風が強いためウエット組は凍えており、ドライで大正解だった。 DSに戻ると、ウエット組はドラム缶風呂から出られず、さらし首状態 (^^;;。 しかし風波が強くボートは大揺れ、やや酔ってしまった。

18:30、DSから徒歩5分の民宿へと向かう。 夕食は18:00〜19:00との事で、早速食堂に向かうが、コレほど口に合わなかったのは生涯初めて...。 得体の知れぬ味付け、見た目の寂しさ、衛生面の不安、そして先ほどの船酔いもあり、ほとんど残してしまう。 これから先、1日3食ともここの食事になるのだが、食事の時間がこんなにつらいとは思いも寄らなかった (;_;)。 (後で聞くと、おばちゃんのいる時は普通との事。他の民宿に泊まってる人に聞くとそちらは普通だそうで。)

4/27(木) 朝食は7:00〜8:00で、10:00にDSに集合する。 DSから歩いて2〜3分の港からボートで約10分、昨日と同じ「フデン崎」で 10:55〜11:39 潜る。 昨日と同じく船は大揺れ、早くも酔い気味である。 揺れる中、苦労しながらエントリー。 ややうねりもあり、吐き気と戦いながらのダイビングで、写真を撮るゆとりもない苦しい1本だった。

港に上がってから、吐く寸前までいくものの、かろうじてこらえる。 午後はキャンセルするかもと告げ、とりあえず宿へ戻る。 昼食はパスし、一眠りすると何とか落ち着いたので、午後も潜る事にした。 今度は近場の穏やかなポイント。 ボートで約6分、「通信塔前」で 15:32〜16:15 潜る。 やや流れはあるものの、なぎ状態でなんとか大丈夫である。 やっと写真を撮るゆとりも出てきたが、あとで見てみるとほとんど手ブレ状態 (;_;) 途中トンネルをくぐると、中にはお決まりのハタンポたちがいた。

夜 21:00〜23:00 頃まで、DSでは泡盛が振る舞われ、「ログ付け」兼「宴会」となるのだが、この日は体調を考え、パスしておいた。

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ギンガメアジ
(by CASIO QV-100)

4/28(金) 今日は若干お客が増えるので、9:00 の集合。 ボートで約5分、港近くのポイント「ボージトマイ」で 9:58〜10:47 潜る。 やっと晴れてくれたものの、濁りが入ってしまい、透明度は10mとよくない。 マダラタルミ幼魚が尻尾をピヨピヨ振り振り逃げてくのを、ガイドが先回りして追い戻してくれたのだが、残念、写真には小さくしか撮れなかった。 また、ガイドがミナミハコフグ幼魚を発見、ボードに「ミナミハコ…」消し消し「美南海ハコフグ」と書き直してる内に、岩場の割れ目深くへと隠れられてしまう (^^;;。 大物では、やや遠くだったが、70cm程のイソマグロ一匹を目撃した。 前日夜、ビデオライトの充電を忘れてしまい、マクロが暗くて全然撮れないというヘマをやらかしてしまったが、ツイてない時というのはこんなモンである...(--ゞ

午後は、今回3度目の「フデン崎」との事。 2度とも大波でフデンフデン (__ゞ に酔わされているため、あまり行きたくなかったのだが、今日は風も弱くて大丈夫そうだと言う。 祈るような気持ちでポイントに向かうと、良かった、ちょっと揺れる位で一安心、14:25〜15:19 潜る。 3度目の正直とはまさにこの事、やっと出てくれたギンガメアジの群れ! けど7〜8匹 (;_;)。 3〜4匹で淋しく渦を巻いてくれた (T-T)。

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沖縄海塩研究所

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マハナ岬
この日はDSが島巡りに連れて行ってくれるというので、17:45 DSの軽トラックの荷台に8人がハコ乗りになって出かける。 まずは島北端で、ミネラルたっぷりの海塩を作っている「沖縄海塩研究所」へと向かう。 製法としては、コンクリートブロックの建物内に吊るした竹笹に海水をしたらせながら濃縮させたものを、薪で炊く「平釜炊き」と、ガラス張りのハウス内で乾燥させる「天日干し」と二通りある。 「天日干し」は塩分のみが結晶化するのでミネラル分が少なく、「平釜炊き」の方がミネラル豊富で値段も高いとの事。 塩を研究して20年と言うおじさんにつかまり、延々とレクチャーが続くかと思われたが、ガイドがうまく制し (^^;;、海塩のサンプルをもらって研究所を後にする。

今度は、島西端の「マハナ岬」へと向かうと、きれいな夕日が出迎えてくれた。 96mの断崖絶壁から見るパノラマ風景は素晴らしい。 柵の外に乗り出し、断崖間際から下を覗くと目眩を起こしそうな位である。 しかし悲しいかな、宿の夕食が 19:00 までなので、一人強制送還となる (;_;)。 荒れた道を軽トラックでかっ飛ばし、18:50 ギリギリ宿へと送り届けられた。

4/29(土) 9:30 DSに干してあった器材を片付け、9:50 宿の送迎で空港へと向かう。 この送迎車がまたしてもやってくれる。 宿のご主人の運転なのだが、ご高齢のためか、平均時速は約15km/h! しかも、色々と話しかけてくるのだが、こちらが何か聞くとハンドルがおろそかになるという...(--;; 一度は対向車の前に飛び出すし、頼むからもう話しかけないで前に集中してと祈りつつ、なんとか無事に空港にたどり着いた。

行きは無理だったが、帰りは器材を積み込む余裕はあるだろうとの事で、ダイビング器材を預ける事にした。 10kg以上は 160円/kg かかり、1,600円を払って待つことしばし、作動してるのかどうか分からないゲートをくぐり搭乗、RAC732 便で 11:05 離陸、11:25 那覇空港に着陸する。

乗り継ぎまで2時間ちょっとあるが、さすがに観光には出れないので手続きを済ませ、「スナックコート」で沖縄風ラーメン(714円)を食べる。 ここは辛うじて禁煙席があるのだが、わずかに数席。 当然仕切りなどなく、空気は悪い。 店員に文句は言っておいたが、そんな苦情は初めてと言われた。 那覇空港全体に言えるのだが、いたるところにオープンな喫煙所があり、いつも頭が痛くなってしまう。 せっかく空港が新しくなったのに、どうして何も配慮されていないのだろうか。 羽田空港の集煙式の喫煙所は完全とは言えないが、そこそこの効果はあり、沖縄サミットを前にぜひ見習ってもらいたいものである。

JAL904 便で、14:35 離陸し、16:40 羽田に無事着陸、18:40 帰宅した。 なお、今回かかった費用は、ツアー費(3泊4日、往復エア、朝3食、4ボート)79,800円、オプション1ボートダイブ 6,000円だった。 ギンガメアジの渦を見られなかったのは何とも残念であり、また再訪したいものである。 そうそう、民宿は丸三とか、普通のトコを選ばなくては...(^^;;

aguni.gif    ・ 粟国島リンク


  DS「美南海マリンスポーツ」 今回お世話になりました

  「むんじゅるの里」 粟国村役場のページ



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