11年3月のいぬ


2011年3月5日(

1097まで上昇。
3時間のフライト。



天気は晴れ。
今日はXCセミナーらしく、朝から駐車場がいっぱいだった。
予報はあまりXC向きではなかったが、大勢XCに行くみたいなのでついでに自分も金宮さんに回収をお願いしてXC申請をし、犬の散歩をしてから送迎車に乗り込む。
TOの風は西風で西TOに到着すると既にトップアウトしている機体がいた。ソアリングできるコンディションだけど少し渋いように見えたのでウェイティングしようと思っていたが、セミナー組が大勢やって来て、コンディションが良くなったらTOが大混雑しそうなので準備してテイクオフ。



11時18分にテイクオフ。
右尾根の先でヒットして900ぐらいまで上がり、しばらく付近で待機して1000まで上昇。上げている間にセミナーを牽引する正木さんや伊藤さんが加波や燕に先行して無線で状況を教えてくれるが、あまり芳しくない。東へ渡るのも禁止と無線で連絡が入っていたので、とりあえずモトクロス場の尾根へ向かってみる。

↑西側にしては珍しく大量の機体が飛んでました。


↑山尾の尾根で上げてからモトクロス場の尾根へ向かってみる。

モトクロス場の尾根でヒットして、470から780まで上昇。筑波山へ行きたかったがもっと上げないと厳しいのでリターン。

↑筑波山の北斜面には、まだ雪が残ってる場所も。

LD方面へ戻って上げなおしていると、セミナー組の集団が燕に行ってコンバージェンスで1300まで上昇と無線が入る。強烈な上昇らしいので自分も燕に行きたくなり、沖側から加波に向かったが途中でサーマルを見つけられなかったので一旦引き返し、NASAの西パラLD付近で回しているハングがいたのでそちらに移動してヒットし、足尾までサーマルを乗り継いで380から1100まで上昇したので加波へ向かってみる。

↑沖側から加波へ向かったがサーマルにヒットしなかったので途中でリターン。


↑足尾で上げなおし、今度は山側のルートで加波に向かう。

加波ではリフトにヒットしたけど上げられなかったので、そのまま燕の西側まで行って540から840まで上昇し、さらに近くのサーマルを乗り継いで980まで上昇。

↑燕アンテナの北西斜面も雪が残ってました。



もっと粘って上げなおそうと思ったのですが、あれ?


何か、たなびいてね?


何か、プラプラしてね?




そういえばさっき、聞きなれない音がしたけどハーネスの金具がぶつかった音かと思ってスルーしたな。でも、さっきっていつだ?もしかして結構長くこの状態で飛んでた?
つーか、劣化か?遂にラインに寿命が来てしまったのか?
そんな事を考えつつ、このまま飛ぶのは危ないと判断して、燕アンテナから西のサブLDへ一目散に逃げ出し、そのままランディング。

↑燕から西サブLDへファイナルグライド。



正木さんはセミナーの牽引として燕から雨引へ突っ込んで、北風に阻まれながらも本来の目的どおり北上を試みたけど、桜川インターの近くで回収されたらしいです。
NASAでは吾国に渡って2000まで上げた機体がいたらしいです。

スタビの切れた翼端は、ウィングレットのように見えたとLDで言われました。
ラインが切れた原因は、宮田さんの推測によるとブレークと擦れて摩擦で切れたんじゃないかと言われました。
劣化だったら全ライン交換しないといけなかったけど、摩擦なら1本交換するだけで大丈夫なんで助かった・・・


2011年3月6日(

889まで上昇。
1時間31分のフライト。



天気は晴れ。
今日もXCセミナーで、朝からフライヤーでごった返している。
とりあえず犬の散歩に行くと、NASAが東側でフライト開始。しかし、少し渋いようだった。
前日にライン修理に出した機体を受け取ってから送迎車に乗り込み、CooのTOは西風だったので西TOに上がる。
西側も渋いようで、まだ上がっている機体はいなかった。でもコンディションが良くなるまで待っているとセミナー組の混雑に巻き込まれそうなので、少しサーマルが出てきたところで、いつもより早めにテイクオフ。



11時36分にテイクオフ。
最初は渋くて粘るのが精一杯だったが、しばらく粘っていたら800まで上昇。NASAの機体が足尾で上げていて、半谷さんも先に足尾に突っ込んでいったので、自分も足尾に向かってみる。

↑宮田さんが夜なべして直してくれたスタビライザー。ありがとう、宮田さん。


↑NASAの西TOも、人がいっぱいでした。

足尾でサーマルにヒットして、しばらく粘って889まで上昇。その間に正木さんが加波に突っ込んでいたが、あまり上がらないようで引き返していた。その後にブーメラン7とハングが集団で加波に突っ込んで回していたので、半谷さんと加波に突っ込んでみる。

↑半谷さんのブーメランGTOと一緒に加波に突っ込んでみる。


↑ハングも回しているが、少し渋そう。


↑この頃には高層雲で日射が弱くなってきて、少し渋めになってきた。

加波の西斜面に突っ込んで弱いリフトにヒット。480から550まで上げたがサーマルを外してしまい、半谷さんは山頂レベルまで上げ返したようだったが自分は加波を離れて、NASAの西パラLD付近の機体が上がりそうだったのでそちらに向かう。

↑NASAの西パラLD付近でハングが上がりそうだったので向かってみる。

西パラLD付近でサーマルにヒットして、420から530まで上げてからCooの右尾根付近でハングが回しているサーマルに移動して、足尾まで流しながら300から750まで上昇。しかし、もう渋くなってきていて加波に突っ込む気にならなかったので、右尾根まで戻ってみたが上げ返せずにランディング。

↑すっかり日射が弱くなってきた。


↑渋くなっていて右尾根の前山は混みあっていた。



前日に切れたラインは宮田さんが直してくれたものの、今日一緒にフライトしていた半谷さんに「もうラインバランスが狂っていてアッパーにクラックが入っている」と指摘されました。いや〜ん。

今日はNASAのハングが板敷でウェーブに乗って、2000まで上昇したそうです。



2011年3月20日(

15分のブッ飛び。



2011年3月11日の東日本大震災以来、最初のフライト。

東TOまで上がると、日射はあるが雲が多い。
少し風が強めで、まずは宮田さんがサンダーとフライト。




宮田さんは途中まで真っ直ぐ飛ぶだけで上がっていた。それを見て金宮さんと野沢さんが飛んだが、あまり上がらない。
自分も準備が出来たのでテイクオフ。



10時51分にテイクオフ。
テイクオフした直後はブローで少しだけ上がったが、リッジを取ろうとTO前を探ってもリフトが無いのでNASA前に移動。
NASA前に行っても弱いリフトしかヒットせず、少し粘ってみるが上げられずにそのまま降ってしまう。



この後はTOの風が強くなって、飛べなくなってしまいました。

午後から講習バーンで立ち上げ。
宮田さんはショートフライトして、南側の林の前で少しリッジを取っていました。


林の前を4往復して、最高記録だそうです。






2011年3月27日(

1915まで上昇。
2時間20分のフライト。



天気は晴れ。久々に人が集まってきた週末。
エリアに到着すると西の風。犬の散歩をしてから西TOに上がると、既にソアリングコンディションで余裕のトップアウト。どうやら出遅れたらしい。自分も急いで準備してテイクオフ。



10時47分にテイクオフ。
最初は弱いリフトしかヒット出来ず、しばらくは上げるどころか粘るので精一杯。もしかしてこのままブッ飛ぶかと思っていたが、何とか960まで上昇。先に出たパイロットは既に遠くまで飛んで行っており、明らかにこちらより高く上がっていたが、こちらは上がりが悪くなってきたので上げるのを諦めて、少し雲が出来た足尾に向かってみる。

↑頼りなげな小さい雲が出来た足尾に向かってみる。

足尾に向かってみたが到着する前に雲は消えてしまい、サーマルにも当たらなかったので一旦TO方面にリターン。
途中で高度を稼ぎながらTO方面まで戻り、山尾の尾根の方に積雲が出来ていたので積雲の方に向かってみる。
山尾の尾根の先でサーマルにヒットして、550から1160まで上昇。少し北の方に良さそうな積雲が出来ていて、近くで回していた塚本さんが北に向かったので自分も北の積雲を目指す。

↑北の沖に出来た、良さそうな積雲を目指す。

足尾の西の沖に出来た積雲の下でヒットしたサーマルを乗り継ぎ、950から1915まで上昇。近くにいた塚本さんは沖の方に向かったが見失ってしまった。雨引の方で順調に積雲が出来ていて高度にも余裕があったので、自分はこのまま沖ルートで雨引を目指す事にする。

↑雨引の方は良さそうな積雲が発生しているので行ってみる。

雨引と燕の間の沖でヒットして、1280から1600まで上昇。これだけ高度があれば余裕で雨引鉄塔まで行けると思ったら、途中から物凄いシンク。それでも上がりそうな積雲があるので雨引に向かい、雨引観音付近でヒットしたサーマルを乗り継いで1070から1700まで上昇。そのまま雨引の鉄塔に向かう。

↑随分と久々の雨引鉄塔。

雨引鉄塔のすぐ西側に積雲が出来ていて、近くにいた正木さんも雨引観音の沖側で上げてきたので西の積雲を目指す。1270でヒットして1580まで上がったので、更に西の積雲を目指してみる事にする。

↑雨引からちょっと沖の積雲を目指す。

雨引の西の小さな羽田山付近でヒットして、1240から1360まで上昇。もう少し沖の積雲の方が良さそうに見えるので、もう少し沖に向かう。

↑もう少し先の工業団地とゴルフ場の辺りの積雲を目指す。


↑あの辺りからサーマルが出てそうな気がする。

台山高森工業団地の上空1020で弱いリフトにヒットして、1150まで上昇。もう少し風上のゴルフ場上空まで行ってみたかったが、そこまで行って上がらなかったらアウトサイドしてから帰るのが厳しそう。アウトサイドするにしても、せめて41号線の近くで下りたかったので、ここらで諦めてLD方面に向かう事にする。

↑もう少し風上まで探りを入れたかったけど、マージンが無くなってきた。


↑グランドサーマルにヒットする事を期待してLD方面にリターン。

LD方面に向かってみたものの、予想以上にシンクが厳しい。こりゃLDに帰れないから41号線の近くに下りようと思っていたら、燕の西の沖140でリフトにヒット。何とかしがみついて900まで上がり、南の沖の方で伊藤さんがソアリングしていたので向かってみる。
伊藤さんは回していた場所から更に沖に向かってハンバーグレストラン『ペンギン』の上空辺りで回しているように見えたが、そこまで行くのは厳しいので、さっきまで伊藤さんが回していた真壁町の西側に向かってサーマルにヒットし320から700まで上昇。自分も伊藤さんの後を追いかけて沖に向かおうとしたが、すぐに諦めてサブLD方面に戻る事にする。

↑サブLD方面に向かう。いつもなら余裕で届く高度だったんだけど…

いつもだったらフォローを背負って余裕でサブLDまで届くはずの高度だったが、町の上空は強いシンク…
それでも何とかサブLDまでは届くかと思っていたが、近づくに連れて怪しくなってきた。ギリギリで突っ込むのは怖いので、真壁消防署の交差点手前で方向転換して町の南側の休耕田にアウトサイド。
あと少しで届いたのに…



サブLDまで歩いてから、西TO経由でクラブハウスに帰ることに。
西TOに上がってみると北っぽい風で、血気盛んな森ちゃんがダミーで出たが嫌な動きをする。
もしコンディションが良さそうだったら2本目を飛ぼうかとも思っていたが、サブLDに戻る時にバラストの水を捨てていて下限を切った状態で飛ぶにはちょっと嫌な感じなので、フライトせずに下山。
後で森ちゃんに聞いたら、TOしてしばらくは嫌な動きだったけど、その後はノンビリとソアリングできたそうです。



真壁の町を上空から眺めると、ブルーシートを被せた屋根が多く目立ちました。
早く元通りになってほしいです。



2011年3月28日(月)

1418まで上昇。
1時間26分のフライト。



天気は晴れ。
今日は平日だけど職場がお休みで、天気も良かったので飛びに行く。
エリアに到着すると西風で、犬の散歩をしてから西TOへ上がる。
スクール生からフライト開始したので観察してみると、結構早い時間から上がりそうな雰囲気。でもトイレに行きたかったので、ゆっくり用を済ませてからテイクオフ。



10時59分にテイクオフ。
右尾根でヒットして740まで上昇。まだ動くには不安な高度なので、しばらく右尾根付近をウロウロ。少し沖にパフが出来たり、飯島さんがLD方面の低い位置から上がってきたりしたので少し沖に出したりもしたが、あまり上がらない。そのうちに山尾の尾根の先の方でパフが出来たので向かってみる。

↑パフの出来た山尾の尾根の先に向かう。

尾根に到着する頃にはパフは消えてしまったが、サーマルにヒットして480から1200まで上昇。そこそこ高度も上がったので移動しようかと思ったが、北を見ても南を見ても近場に良さそうな積雲は見当たらない。
今日は早めに帰りたくてアウトサイドしたくないので安易に突っ込む訳にはいかず、風上の山尾の尾根にもう一度向かってみる。

↑この時は北を見てもお手頃な積雲は無く、


↑南にもお手頃な積雲は無かった。

山尾の尾根の奥側でヒットして、580から1418まで上昇。少し南に積雲が出来かけたので湯袋峠を越えた辺りまで行ってみるが、弱いリフトしかヒットしなかった。
今度は北に向かってみようかと思っていたら無線で「西側は一旦撤収するから、東に下りても良いよ」と言われる。そういえばいつの間にか自分以外はランディングしてしまって、飛んでるのは自分しかいなかった。積雲も安定しないしダミーもいないから動き辛いし、今日は早く帰りたかったからここらで切り上げる事にして、東へ渡ってそのままランディング。




3月フライト決算
・フライト本数  5本
・フライト時間  8時間32分

Boomerang5 
総フライト本数 251本
総フライト時間 448時間6分



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