Creator’s NEST


壁一面に紙の本がぎっしりと詰まった地下1階のリズールは、まるで文学好きの巣穴のよう。
その穴に作り手を引っ張り込み、作家のなまの声、なまの生態に迫ってみたら面白いのではないかと、
そんなことから生まれた試みです。

今後さまざまな小説家のゲストが登場します。
小説家に限らず、ゆくゆくは、いろんな立場で本作りに関わるひとたちを呼び、声を聞ければと思っています。

第72回(2019/9/22) Guest田口ランディさん

田口ランディさん

第72回クリエイターズ・ネストのゲストは、田口ランディさんです。
2000年に「コンセント」で衝撃の小説家デビューすると、「アンテナ」「モザイク」との三部作を始め、 社会や人間の闇を独特の世界観で表現する作品を発表されつづけてこられました。 「できればムカつかずに生きたい」などエッセイ集も評価の高い田口さん。 どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか。楽しみでなりません!

日時 9月22日(日)
   16時開始(15時半開場)
   ワンドリンク付き 2000円
*予約不要

田口さんプロフィール
1959年東京都生まれ。
「コンセント」で2000年直木賞候補、「モザイク」で2001年直木賞候補、2004年「富士山」で直木賞候補、 「できればムカつかずに生きたい」で2001年婦人公論文芸賞を受賞、その他「逆さに吊るされた男」など著書多数。

これまでの開催情報

第72回(2019/9/22) Guest田口ランディさん

田口ランディさん

第72回クリエイターズ・ネストのゲストは、田口ランディさんです。
2000年に「コンセント」で衝撃の小説家デビューすると、「アンテナ」「モザイク」との三部作を始め、 社会や人間の闇を独特の世界観で表現する作品を発表されつづけてこられました。 「できればムカつかずに生きたい」などエッセイ集も評価の高い田口さん。 どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか。楽しみでなりません!              

             

田口さんプロフィール

1959年東京都生まれ。
「コンセント」で2000年直木賞候補、「モザイク」で2001年直木賞候補、2004年「富士山」で直木賞候補、 「できればムカつかずに生きたい」で2001年婦人公論文芸賞を受賞、その他「逆さに吊るされた男」など著書多数。

第71回(2019/3/10) Guest北野勇作さん

北野勇作さん

第71回クリエイターズ・ネストのゲストは、北野勇作さんです。
7年ぶりの再登場です! 日本SF大賞受賞作「かめくん」を始め、SFの枠を越えたライブ感溢れる文体によって描かれる物語で読者を魅了しつづけてきた北野さん。 去年、「その正体は何だ!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説」を上梓され、新境地を切り拓きました。 今回は、盟友・田中啓文さんとサックス奏者の樋野展子さんの演奏を背景に「ほぼ百字小説」の朗読をしてくださいます。 どうなることやら。とっても楽しみです!              

             

北野さんプロフィール

1962年兵庫県高砂市生まれ。甲南大学理学部卒。 1992年「昔、火星のあった場所」で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。 2001年「かめくん」で第22日本SF大賞を受賞。著書に「どーなつ」 「空獏」「どろんころんど」「かめ探偵K」「きつねのつき」 「その先には何が!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説」「その正体は何だ!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説」など多数。

第70回(2018/11/4) Guest小山田浩子さん

小山田浩子さん

第70回クリエイターズ・ネストのゲストは、小山田浩子さんです。
2010年に「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。さらに「工場」は、三島由紀夫賞の候補になり、織田作之助賞を受賞するなど話題となりました。 2014年には「穴」で芥川賞を受賞。今年3月に短編集「庭」を上梓された小山田さん。 英国文芸誌『GRANTA』に短編が掲載されたり、オーストリアで開かれた文学イベント「Literature in autumn:Echoes from Japan」に招待されたりと、 海外でも評価されてます。
寡作な小説家ですが、ひとつひとつの作品はどれも玉のよう。「THE・純文学」と勝手に呼ばせていただきます。 どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみ!              

             

小山田さんプロフィール

1983年広島市生まれ。広島大学文学部卒。 2010年「工場」で新潮新人賞を受賞。 2013年「工場」が織田作之助賞、広島本大賞(小説部門)受賞。 2014年、 「穴」で第150回芥川賞を受賞。最新刊は短編集「庭」

第69回(2018/9/8) Guest三浦しをんさん

三浦しをんさん

第69回クリエイターズ・ネストのゲストは、三浦しをんさんです。二回目のご登場となります。
「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞、 「舟を編む」で本屋大賞を受賞するなど、いまや日本を代表するエンタテイメント作家の三浦さん。 どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみ!
どんなことになるやら、とっても楽しみです!              

             

三浦さんプロフィール

1976年東京生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。 2000年に「格闘する者に○」でデビュー。 2006年「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞受賞。2012年「舟を編む」で本屋大賞受賞。その他著書多数。

第68回(2018/6/10) Guest穂村弘さん

穂村弘さん

第68回クリエイターズ・ネストのゲストは、歌人の穂村弘さんです。
1990年に歌集『シンジケート』でデビュー後、「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人のお一人です。 短歌のみならず、評論家、エッセイスト、絵本の翻訳など幅広い分野で活躍されている穂村さん。 今回はなんと、お客様の短歌を講評してくださるそうです!
先着20編限定。短歌はメールでお送りください。お一人一編に限ります。
liseur4119@gmail.com
どんなことになるやら、とっても楽しみです!              

             

穂村さんプロフィール

1962年札幌市生まれ。上智大学文学部英文科卒。
1990年歌集「シンジケート」でデビュー。「短歌の友人」で伊藤整文学賞受賞。連作「楽しい一日」で短歌研究賞を受賞。 エッセイ集「鳥肌が」で講談社エッセイ賞受賞。その他著書多数。

第67回(2018/3/10) Guest町田康さん

町田康さん

第67回クリエイターズ・ネストのゲストは、町田康さんです。
文学のみならず、多方面で活躍されてきた町田さん。余計な紹介は不要でしょう! どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか。楽しみでなりません!              

             

町田さんプロフィール

1962年大阪生まれ。 1996年デビュー作「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞を同時受賞。2000年に「きれぎれ」で芥川賞受賞。 2005年「告白」谷崎潤一郎賞を受賞。その他著書多数。

第66回(2017/11/11) Guest角田光代さん

角田光代さん

第66回クリエイターズ・ネストのゲストは、角田光代さんです。
映画化もされた「空中庭園」「八日目の蝉」など、上質のエンターテイメント作品をつぎつぎ世に送り出している角田さん。 余計な紹介は不要でしょう! 二年ぶりの登場となります。どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか。楽しみでなりません!              

             

角田さんプロフィール

1967年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。 1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、 2005年「対岸の彼女」で直木賞、2007年「八日目の蝉」で中央公論文芸賞、2011年「ツリーハウス」で伊藤整文学賞など、 受賞多数。

第65回(2017/10/29) Guest小川洋子さん

小川洋子さん

第65回クリエイターズ・ネストのゲストは、小川洋子さんです。 2013年7月以来、2度目のご登場です! 妊娠した姉に静かで不気味な悪意を持つ妹を描いた「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。 80分しか記憶が保たない数学博士と家政婦親子の愛情と絆を描いた 傑作「博士の愛した数式」で第1回本屋大賞と読売文学賞を受賞するなど、 ジャンルを問わず幅広い読者の熱烈な支持を得てきました。 熱狂的な阪神タイガースファンでもある小川さん、 どんなお話が聞けるのか、いまからワクワクドキドキです。              

             

小川さんプロフィール

1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。 1988年『揚羽蝶が壊れる時』(海燕新人文学賞)でデビュー。 『妊娠カレンダー』(芥川賞)、『博士の愛した数式』(本屋大賞・読売文学賞)、 『ブラフマンの埋葬』(泉鏡花文学賞)、 『ミーナの行進』(谷崎潤一郎賞)、 『ことり』(芸術選奨文部科学大臣賞)、「不時着する流星たち」など著書多数。

第64回(2017/10/8) Guest吉村萬壱さん

吉村萬壱さん

第64回クリエイターズ・ネストのゲストは、吉村萬壱さんです。
3年ぶり3回目の出演です!
文学界新人賞の「クチュクチュバーン」、芥川賞受賞作「ハリガネムシ」、島清恋愛文学賞を受賞した「臣女」など、 ぶっ飛んだ世界観で読者を引っぱってきた萬壱さん。 今回は、新作「回遊人(かいゆうびと)」をひっさげての登場となります! 当日は新作の発売も行います。とってもすてきなサインがいただけますよ!              

             

吉村さんプロフィール

1961年愛媛県生まれ。京都教育大学教育学部第一社会科学科卒業。1997年、「国営巨大浴場の午後」で第1回京都大学新聞社新人文学賞受賞。 2001年、「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞受賞。2003年、「ハリガネムシ」で第129回芥川龍之介賞受賞。 その他の著書に「バースト・ゾーン」「ヤイトスエッド」「独居45」「ボラード病」「臣女」など。今年9月に新作「回遊人(かいゆうびと)」を上梓。

第63回(2017/9/3) Guest谷崎由依さん

谷崎由依さん

第63回クリエイターズ・ネストのゲストは、谷崎由依さんです。
2007年に「舞い落ちる村」で文學界新人賞を受賞したあと、コンスタントに小説を発表するかたわら、 話題作「アニマルズ・ピープル」や「ならずものがやってくる」の翻訳などでも活躍されています。 今年6月には、時空を超え救いと犠牲を問う問題作「囚われの島」を上梓されました。 今回は、文学界新人賞の先輩、吉村萬壱さんも駆けつけてくれます。 才色兼備の谷崎さん、萬壱さんとどんなトークを繰り広げてくださるのでしょうか。 とっても楽しみ!              

             

谷崎さんプロフィール

1978年福井市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。 2007年「舞い落ちる村」で文学界新人賞受賞。 著書に「囚われの島」など。翻訳書に「アニマルズ・ピープル」「ならずものがやってくる」「国境の向こう側」など。

第62回(2017/4/16) Guest北村薫さん

北村薫さん

第62回クリエイターズ・ネストのゲストは、北村薫さんです。
1989年に覆面作家として「空飛ぶ馬」デビュー後、「スキップ」「ターン」「リセット」の〈時と人 三部作〉など傑作をつぎつぎと発表され、 2009年に「鷺と雪」で直木賞を受賞されました。 本格ミステリ作家クラブ設立時の発起人の一人であり、会長も務められるなど、推理・ミステリー小説界の重鎮として活躍なさってます。 どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみです!              

             

北村さんプロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 1989年「空飛ぶ馬」でデビュー。「スキップ」「ターン」「鷺と雪」「ひとがた流し」「八月の六日間」など著書多数。

第61回(2017/2/19) Guest森見登美彦さん

森見登美彦さん

撮影:

第61回クリエイターズ・ネストのゲストは、3年ぶりの再登場、京都を舞台にオモチロイ文体で若者を魅了しつづける、森見登美彦さんです。狸・天狗・クサレ大学生・黒髪の乙女・偽電気ブラン・偽叡山電鉄など、独特の世界観で多くの読者の心を奪ってきました。 4月に公開を控える星野源主演の劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」など、作品はアニメ化や舞台化も多数されています。 昨年10月に上梓した「夜行」は直木賞候補にもなり、大変話題になりました。 なお、この日のために、電気ブランと赤玉ポートワインをご用意いたします。 面白きは良きことなり!              

             

森見さんプロフィール

1979年生駒市生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。在学中に「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞受賞、直木賞候補。 2017年「夜行」で直木賞候補。「きつねのはなし」「有頂天家族」「宵山万華鏡」「ペンギン・ハイウエイ」「聖なる怠け者の冒険」など著書多数。

第60回(2016/12/11) Guest新井素子さん

新井素子さん

撮影:新潮社

第60回クリエイターズ・ネストのゲストは、新井素子さんです。 高校二年生のときに第1回奇想天外SF新人賞に応募した「あたしの中の……」で星新一に認められて佳作を受賞した早熟の新井さん。 その後もSFのみならずジュニア小説の分野でも傑作をつぎつぎと発表され、独特の言語感覚はのちのライトノベルの元祖とされるほど、 書き手たちに多大な影響を与えられてこられました。 どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみです。              

             

新井さんプロフィール

1960年東京都生まれ。立教大学文学部ドイツ文学科卒業。 1977年「あたしの中の……」でデビュー。「ネプチューン」で星雲賞日本短編部門受賞、「チグリスとユーフラテス」で日本SF大賞受賞など、著書多数。

第59回(2016/10/16) Guest唯川恵さん

唯川恵さん

撮影:太田真三

第59回クリエイターズ・ネストのゲストは、唯川恵さんです。 1984年に「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞すると、少女小説をつぎつぎに刊行し、この分野の旗手として人気を博した唯川さん。 その後は恋愛小説の達人として、女性読者を魅了しつづけ、2001年には「肩ごしの恋人」で直木賞を受賞されました。 恋愛について、女性の生き方について、興味深いお話をたくさんお聞かせくださるでしょう。とても楽しみです。              

             

唯川さんプロフィール

1955年金沢市生まれ。1984年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞してデビュー。 2001年「肩ごしの恋人」で直木賞を受賞。2008年「愛に似たもの」で柴田錬三郎賞受賞。その他著書多数。

 

第58回(2016/9/11) Guest藤井光さん

藤井光さん

撮影:

第58回クリエイターズ・ネストのゲストは、英文学者の藤井光さんです。 こんなんどうやって翻訳したん? と思わず声を上げてしまった超問題作サルバドール・プラセンシア「紙の民」や、 枕として使っても高い大作デニス・ジョンソン「煙の樹」や、 2013年の本屋大賞「翻訳小説部門」で1位になったテア・オブレヒト「タイガーズ・ワイフ」など、 海外の話題作をつぎつぎ日本の読者に届けてくださってます。 卒論はポール・オースターという藤井さん、どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみです!              

             

藤井さんプロフィール

1980年高槻市生まれ。北海道大学大学院文学研究科言語文学専攻博士課程修了。現在、同志社大学文学部英文学科准教授。 主な訳書に、ウェルズ・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』、デニス・ジョンソン『煙の樹』、サルバドール・プラセンシア『紙の民』、 ロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏』全5巻、テア・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』など。

第57回(2016/6/12) Guest大森望さん

大森望さん

撮影:

第57回クリエイターズ・ネストのゲストは、大森望さんです。 大学在学中に京都大学SF研究会を再結成し、自ら開催した京都SFフェスティバルを30年以上続けるなど、筋金入りのマニアックなSFファンである大森さん。 近年では豊﨑由美さんと組んだ「文学賞メッタ斬り!」が、歯に衣着せぬ斬新な批評で話題となりました。 純文学、新本格ミステリ、ライトノベル、漫画、ゲームなどにも造詣の深い大森さん、どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみです。              

             

大森さんプロフィール

1961年高知生まれ。京都大学文学部卒。 新潮社に入社後、SFの編集に携わり、日本ファンタジーノベル大賞の創設時の担当編集者でもあった。退社後フリーになり、書評、評論、翻訳などの分野で活躍中。

            

第56回(2016/5/28) Guest島田雅彦さん

島田雅彦さん

撮影:

第56回クリエイターズ・ネストのゲストは、島田雅彦さんです。 1983年東京外国語大学在学中に「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー後、30年以上に渡りつねに第一線で活躍されてきました。 芥川賞候補になること6回、そして無冠のまま現在、芥川賞選考委員をされるという異色の経歴もお持ちです。 オペラやクラシック音楽への造詣が深く、自ら歌唱されたりオペラを演出されたりするだけでなく、 料理の腕前もプロ級という島田さん、どんなお話をお聴かせいただけるのか、とっても楽しみです!              

             

島田さんプロフィール

1961年東京生まれ川崎市育ち。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。 受賞歴 野間文芸新人賞「夢遊王国のための音楽」 泉鏡花文学賞「彼岸先生」 伊藤整文学賞「退廃姉妹」 芸術選奨文部科学大臣賞「カオスの娘」  その他著書多数。

            

第55回(2016/4/17) Guest麻耶雄嵩さん

麻耶雄嵩さん

撮影:

第55回クリエイターズ・ネストのゲストは、麻耶雄嵩さんです。 綾辻行人さんに法月綸太郞さん、我孫子武丸さんも所属していた京都大学推理小説研究会出身の麻耶さん、 1991年に「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」でデビューすると、寡作ながらいわゆる「問題作」を一貫して書いてこられました。 2011年に「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞をダブル受賞、2015年に「さよなら神様」で本格ミステリ大賞受賞するなど、 いまノリに乗っている推理作家さんです。 どんなお話が聞けるのか、とっても楽しみです!              

             

摩耶さんプロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」 「木製の王子」「螢」「名探偵 木更津悠也」「神様ゲーム」 「隻眼の少女」「貴族探偵」「」メルカトルかく語りき」「貴族探偵対女探偵」「さよなら神様」など著書多数。

第54回(2016/2/14) Guest村山由佳さん

村山由佳さん

撮影:Kei Ogata

第54回クリエイターズ・ネストのゲストは、村山由佳さんです。 1993年に小説すばる新人賞を受賞した「天使の卵 エンジェルス・エッグ」でデビューすると、夫以外の男性との性愛に溺れる女性を描いた「ダブル・ファンタジー」など、恋愛における人間の極限状況を追求する作品をつぎつぎ上梓されてきました。 また、16年も続いている「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなど、幅広い読者を集めていらっしゃる村山さん。どんなお話を聞かせていただけるのか、とっても楽しみです!

              
             

村山さんプロフィール

1964年東京生まれ。 立教大学文学部日本文学科卒業。 1993年「天使の卵 エンジェルス・エッグ」で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。 2003年「星々の舟」で直木賞を受賞。2009年「ダブル・ファンタジー」で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞をトリプル受賞。 その他著書多数。

第53回(2016/1/10) Guest法月綸太郞さん

法月綸太郞さん

撮影:

第53回クリエイターズ・ネストのゲストは、法月綸太郞さんです。 綾辻行人さんや我孫子武丸さんも在籍していた、伝統ある京大ミス研出身の法月さん。1988年に「密閉教室」でデビューすると、 新本格ミステリの旗手として、数々の名推理小説を発表されてきました。 エラリー・クイーンの心酔者としても知られる法月さん、どんなお話をお聞かせくださるのか、とても楽しみです。

              
             

法月さんプロフィール

1964年松江市生まれ。京都大学法学部卒。
2002年「都市伝説パズル」で日本推理作家協会賞(短編部門)、2005年「生首に聞いてみろ」で本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。 「キングを探せ」「ノックス・マシン」など、著書多数。

第52回(2015/12/6) Guest三浦しをんさん

三浦しをんさん

撮影:

第52回クリエイターズ・ネストのゲストは、三浦しをんさんです。 「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞、「舟を編む」で本屋大賞を受賞するなど、いまや日本を代表するエンタテイメント作家の三浦さん。 どんな朗読をしてくださるのか、どんなお話をお聞かせくださるのか、とっても楽しみ!

三浦さんプロフィール

1976年東京生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。 2000年に「格闘する者に○」でデビュー。2006年「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞受賞。2012年「舟を編む」で本屋大賞受賞。その他著書多数。

第51回(2015/10/4) Guest若松英輔さん

若松英輔さん

撮影:

第51回クリエイターズ・ネストのゲストは、批評家であり、読売新聞読書委員、『三田文学』編集長の若松英輔さんです。 2007 年に「越知保夫とその時代 求道の文学」で第14回三田文学新人賞評論部門に当選し、その後数多くの著作を世に問うてこられました。 書くとは? 読むとは? 死者とは? 霊性とは? 詩とは? 文学とは?などといった諸問題について、ご自身の体験、古今東西の文学・芸術作品を通して、奥深く探究し続けておられます。 その一方で、ユーモアのセンスも抜群で、楽しいお話になる事請け合いです。得難い魂のお土産を、どうぞお持ち帰り下さい。

若松さんプロフィール

1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒。
「魂にふれる~大震災と、生きている死者」(2012)、 「君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた」(2014)、「霊性の哲学」(2015)など著書多数。

           

第50回(2015/9/13) Guest羽田圭介さん

羽田圭介さん

撮影:高橋依里

第50回クリエイターズ・ネストのゲストは、芥川賞を受賞されたばかりの羽田圭介さんです。2003年に「黒冷水」で文藝賞を受賞してデビューしたのが現役高校生だった17歳。受賞第一作の「不思議の国のペニス」まで3年を要しましたが、以後精力的に小説を発表し、今年7月に4回目の候補作「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞を見事受賞されました。日本を代表する気鋭の小説家のお話が聞けますよ!

羽田さんプロフィール

1985年東京生まれ。明治大学商学部卒業。2003年「黒冷水」で文藝賞を受賞しデビュー。2015年7月「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞受賞。著書に「走ル」「ミート・ザ・ビート」「ワタクシハ」「メタモルフォシス」など多数。

第49回(2015/7/12) Guest村田沙耶香さん

村田沙耶香さん

2003年に「授乳」で群像新人文学賞優秀賞を受賞してデビュー。 その後も人間の心理に容赦なく切り込んだ作品を世に送り出してこられました。 去年上梓された「殺人出産」では、10人産んだら一人ころしてもいいという設定の中で、人間の本能を見事に描ききっています。 どんなお話をお聞かせくださるのか、いまからとっても楽しみです!

村田さんプロフィール

1979年生まれ。千葉県出身。玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース卒。 2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀賞受賞。2009年「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞受賞。 2013年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞受賞。他に「殺人出産」など著書多数。

第48回(2015/6/14) Guest島本理生さん

島本理生さん

撮影:

2001年、高校在学中に「シルエット」で群像新人文学賞優秀賞を受賞してデビューすると、2003年には「リトル・バイ・リトル」が芥川賞候補となり、野間文芸新人賞を史上最年少で受賞するなど、 華々しいデビューを飾ったのを記憶されている方も多いでしょう。 2005年には「ナラタージュ」が「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)で第1位に選ばれ、20万部を超えるベストセラーとなりました。 32歳にしてすでに風格すら感じる島本さん、どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか!

島本さんプロフィール

1983年東京都生まれ。1998年、「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクールに当選、年間MVPを受賞する。2001年「シルエット」が群像新人文学賞優秀作に選ばれる。2003年「リトル・バイ・リトル」で野間新人文芸賞受賞。2005年「ナラタージュ」が山本周五郎賞候補。2011年「アンダスタンド・メイビー」で直木賞候補。2015年「Red」で島清恋愛文学賞受賞。その他著書多数。

第47回(2015/5/10) Guest角田光代さん

角田光代さん

撮影:

映画化もされた「空中庭園」「八日目の蝉」など、上質のエンターテイメント作品をつぎつぎ世に送り出している角田さん。余計な紹介は不要でしょう! どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか。楽しみでなりません!

角田さんプロフィール

1967年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。 1996年「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、2005年「対岸の彼女」で直木賞、2007年「八日目の蝉」で中央公論文芸賞、2011年「ツリーハウス」で伊藤整文学賞など、受賞多数。

第46回(2015/4/12) Guest井上荒野さん

井上荒野さん

撮影:

1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞後しばらく休養するが、2001年に「もう切るわ」を皮切りに、2004年「潤一」で島清恋愛文学賞、 2008年「切羽へ」で直木賞を、さらに2011年には「そこへ行くな」で中央公論文芸賞を受賞するなど、目を瞠る活躍をされてます。山田詠美さんが「切羽」文庫本で、井上さんの文体について素晴らしい解説をしてらっしゃいます。「全編に渡って、書くより書かないことの大切さが伝わって来る。 それは、行間を読ませるというような短絡的な技巧とは違う。井上荒野さんは、書いた言葉によって、書かない部分をより豊饒な言葉で埋め尽くす才能に長けた人だ」どんなお話を聞かせてくださるのか、いまからとっても楽しみです!

井上さんプロフィール

1961年東京都生まれ。小説家・井上光晴は父。成蹊大学文学部英米文学科卒。 1989年「わたしのヌレエフ」でデビュー。2004年「潤一」で島清恋愛文学賞、 2008年「切羽へ」で直木賞、2011年「そこへは行くな」で中央公論文芸賞を受賞するなど、著書多数。 最新刊は「あなたの獣」(角川書店)

第45回(2015/3/15) Guest藤岡陽子さん

藤岡陽子さん

撮影:

報知新聞社の記者を経てタンザニアの大学に留学、そののち看護学校に通って看護師になったあと、 小説家デビューしたという変わった経歴をお持ちの藤岡さん。 しかも、主要新人賞の最終選考に4回も残ったのに、結局新人賞を取らずにつぎつぎ単行本を上梓されてます。 最新刊の「闇から届く命」は、現役看護師の強みを生かした緊迫の医療サスペンスに仕上がってます。 どんなお話をお聞かせくださるのでしょうか、いまからとっても楽しみです!

藤岡さんプロフィール

1971年京都市生まれ。同志社大学文学部卒。報知新聞社での記者を経て 1997年よりタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。 2001年オール読物新人賞最終選考。2001年慈恵看護専門学校入学。 2002年オール読物新人賞最終選考。2005年慈恵看護専門学校卒業。 2006年「結い言」で第40回北日本文学賞選奨受賞。2007年第1回小説宝石新人賞最終選考。 2008年第2回小説宝石新人賞最終選考。 著書に、「いつまでも白い羽根」「海路」「トライアウト」「ホイッスル」「手のひらの音符」「闇から届く命」など。

第44回(2015/2/15) Guest朝井まかてさん

朝井まかてさん

撮影:

幕末の混乱を女性の視点から見事に描ききった「恋歌」で、本屋が選ぶ時代小説大賞だけでなく直木賞も受賞した朝井さん。 今年に入ってからも井原西鶴を主人公とした「阿蘭陀西鶴」で織田作之助賞を受賞するなど、 いまもっともノリにノッてる本格時代小説作家です。 大阪生まれ大阪育ちの朝井さん、どんなトークをしてくださるのでしょうか。とっても楽しみです!

朝井さんプロフィール

1959年大阪府羽曳野市生まれ。甲南女子大学文学部国文学科卒業。 2008年「実さえ花さえ」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。 2014年「恋歌」で第150回直木賞受賞。2015年「阿蘭陀西鶴」で織田作之助賞を受賞。 他に「ちゃんちゃら」「すかたん」「先生のお庭番」「ぬけまいる」など著書多数。

第43回(2015/1/11) Guest山崎ナオコーラさん

山崎ナオコーラさん

撮影:

2004年に文藝賞を受賞した「人のセックスを笑うな」で衝撃的なデビューを果たすと、 「浮世でランチ」「論理と感性は相反しない」「ニキの屈辱」「この世は二人組ではできあがらない」などなど、 ひと目で人を惹きつけるタイトルの作品をつぎつぎと発表されてきました。 人と人との関係性を丁寧かつドラマチックに描いてこられた山崎さん、どんなお話を聞かせていただけるのか、 とっても楽しみです!

山崎さんプロフィール

1978年福岡に生まれ、埼玉県で育つ。國學院大學文学部卒業。2004年「人のセックスを笑うな」文藝賞受賞しデビュー。同作は芥川賞候補になる。 著書は「カツラ美容室別室」「手」「男と点と線」「昼田とハッコウ」など多数。

第42回(2014/12/14) Guest江弘毅さん

江弘毅さん

撮影:

関西人なら一度は手に取ったことのある月刊誌「Meets Regional」を立ち上げ、1993年から12年に渡って編集長を勤めた、 この人抜きでは関西の情報誌を語れない名物編集者です。 そして今回はなんと、「ミーツ」のライバル誌だった「関西ぴあ」の元編集長である安藤善隆さんも駆けつけてくれます。 関西情報誌の裏を知りつくしたお二人の、壮絶バトルを期待しましょう!

江弘毅さんプロフィール

1958年岸和田市生まれ。神戸大学農学部卒業後、神戸新聞マーケティングセンター入社。 1989年「Meets Regional」誌を立ち上げる。1993年~2005年編集長。「西の旅」編集長、取締役編集本部長を歴任。 岸和田だんじり祭の祭礼関係者でもあり、五軒屋町曳行責任者も務めた。現在は編集集団「140B」取締役編集責任者。 「岸和田だんじり祭だんじり若頭日記」、「街場の大阪論」、「ミーツへの道『街的雑誌』の時代」、 「飲み食い世界一の大阪~そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの」「有次と庖丁」など著書多数。

第41回(2014/11/16) Guest江國香織さん

江國香織さん

撮影:

野暮な紹介は不要でしょう!
徹底的に無駄を排除した文体で、数々の傑作恋愛小説を発表されてこられた江國さん。どんなお話をしていただけるのでしょうか。とっても楽しみです。ちなみに、朗読はお得意だそうです!

江國さんプロフィール

1964年東京生まれ。20歳くらいから投稿を始め、1989年アメリカ留学時の体験を題材にした 「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞してデビュー。 2002年 「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」での山本周五郎賞を始め、 「号泣する準備はできていた」(直木賞)、「がらくた」(島清恋愛文学賞)、 「真昼なのに昏い部屋」(中央公論文芸賞)、「犬とハモニカ」(川端康成文学賞)など受賞多数。

第40回(2014/10/19) Guest酉島伝法さん

酉島伝法さん

撮影:

異形の天才降臨。「卓越した造語感覚と、圧倒的なイメージ喚起力」と、 選考委員を唸らした日本SF大賞受賞作「皆勤の徒」は、独創的すぎて理解されないかも……と心配されるも、 各方面で大絶賛されてます。吉村萬壱さんも激賞! ときおり挿しこまれる挿絵が理解を助けてくれますが、このおどろおどろしい絵も酉島さんが描かれたもの。 酉島さんはイラストレーターとしても活躍されてます。 我々をどんな世界に導いてくれるのか、いまからとっても楽しみです!

酉島さんプロフィール

1970年大阪生まれ。大阪美術専門学校芸術研究科卒業。ペンネームは、出身地の大阪市此花区にある酉島町と伝法町の組み合わせである。 2013年「皆勤の徒」で第34回日本SF大賞受賞。最新刊はSFアンソロジー「さよならの儀式」収録の「電話中につき、ベス」。

第39回(2014/9/21) Guest長嶋有さん

長嶋有さん

撮影:

2001年に「サイドカーに犬」で文學界新人賞を受賞してデビューすると、 はやくも翌年には「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞されました。 2007年には「夕子ちゃんの近道」で第1回大江健三郎賞を受賞するなど、 小説家としてめざましい進化と遂げるだけでなく、「ブルボン小林」名義でコラムニストととしても活躍なさってます。 俳句、漫画、電化製品などなど、幅広いジャンルに造詣の深い長嶋さん。どんなお話を聞かせてくださるのか、とっても楽しみです!

長嶋さんプロフィール

1972年埼玉県草加市生まれ、北海道登別市・室蘭市育ち。 東洋大学2部文学部国文学科卒。2001年「サイドカーに犬」で文學界新人賞。 2002年に「猛スピードで母は」で芥川賞。2007年「夕子ちゃんの近道」で大江健三郎賞。 他に、「タンノイのエジンバラ」「ジャージの二人」「祝福」など著書多数。最新刊は昨年12月に上梓された「問いのない答え」。

第38回(2014/8/3) Guest中村文則さん

中村文則さん

撮影:

2002年、「銃」で新潮新人賞を受賞して24歳デビューを飾ると、 2004年「遮光」で野間文芸新人賞、2005年には「土の中の子供」で芥川賞と、 立て続けに主要文学賞を受賞するという快挙を達成した中村さん。 その後もとどまるところを知らず、「ブラム・ストーカー賞」の候補にもなった 「悪と仮面のルール」がウォールストリート・ジャーナルの2013年ベストミステリー10作にも選ばれるなど、 犯罪者の心理を深くえぐり取る〈ノアール小説〉でアメリカでも名をはせています。 存命する男性芥川賞作家の中ではもっとも若いという中村さん、どんなお話を聞かせてくれるのでしょうか。とっても楽しみです。

中村さんプロフィール

1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年「銃」で新潮新人賞、2004年「遮光」で野間文芸新人賞、 2005年「土の中の子供」で芥川賞を受賞。2010年「掏摸<スリ>」で大江健三郎賞、 2014年 デイビッド・グーディス賞受賞。7月12日に河出書房新社から最新刊「A」が上梓される。新潮新人賞選考委員を務める。

第37回(2014/6/8) Guest吉村萬壱さん

吉村萬壱さん

3年前の記念すべき第1回クリエイターズ・ネストのゲストだった萬壱さん、 新刊「ボラード病」をひっさげ、満を持しての再登場です。 じつは今回、クリエイターズ・ネスト初の試みが!なにが起こるかは、当日のお楽しみ! また、もしかすると萬壱さんの〈伝説のライブペインティング〉が見られるかもしれません。とってもとっても楽しみ!

吉村萬壱さんプロフィール

1961年愛媛県生まれ。京都教育大学教育学部第一社会科学科卒業。 1997年、「国営巨大浴場の午後」で第1回京都大学新聞社新人文学賞受賞。 2001年、「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞受賞。 2003年、「ハリガネムシ」で第129回芥川龍之介賞受賞。 その他の著書に「バースト・ゾーン」「ヤイトスエッド」「独居45」など。今年6月に「ボラード病」を上梓する。

第36回(2014/5/11) Guest小林泰三(やすみ)さん

小林泰三(やすみ)さん

撮影:

日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した「玩具修理者」でデビュー以後、 精神をじゅるじゅると追い詰めてくるホラー作品群で、読者を異次元の恐怖へと誘ってこられました。 そのほかにも、ミステリー・ファンタジー・恋愛など、ジャンルを超えて幅広い読者に受け入れられてます。 日頃どんなことを考えていたらこのような小説が生まれるのか、たっぷりと聞かせていただけることでしょう。 どうぞお楽しみに!

小林泰三さんプロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。 1995年、「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。 1998年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門受賞。 2012年「天獄と地国」で第43回星雲賞日本長編部門受賞。最新作「百舌鳥魔先生のアトリエ」。その他著書多数。

第35回(2014/4/6) Guest西加奈子さん

西加奈子さん

撮影:

20万部を越えるベストセラー『さくら』や、宮崎あおいと向井理の共演により映画化された『きいろいゾウ』など、 読者の琴線を揺るがす作品をつぎつぎ発表されてきました。 「人ってなんだろう」「人っていいなあ」と、読後思わずにいられない〈西加奈子ワールド〉が、 こてこての大阪弁により繰り広げられることでしょう!

西さんプロフィール

1977年テヘラン生まれ。エジプト・泉北ニュータウン育ち。関西大学法学部卒。 2004年「あおい」でデビュー。「さくら」、「通天閣」(織田作之助賞受賞)、「きいろいゾウ」、 「ふくわらい」(直木賞候補)など著書多数。

第34回(2014/3/2) Guest牧野修さん

牧野修さん

撮影:

「電波系ホラー」、「科学とオカルト」、「ヒトデナシと人間」など、人を食ったようなテーマで、 独特の世界観を描き続けている牧野さん。 今回は盟友である北野勇作さんもゲストでこられます。 ちょっと濃すぎるおふたり、いったいどんなパフォーマンスをしてくれるのか? 楽しみなような、怖いような……。

牧野さんプロフィール

1958年大阪府生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像計画学科卒。 作家としてのデビューには諸説あるが、ご本人は1992年「王の眠る丘」 で第1回ハイ!ノヴェル大賞を受賞したのがデビューとしている。 1999年『スイート・リトル・ベイビー』で第6回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。 2002年『傀儡后』で第23回日本SF大賞受賞。その他著書多数。

第33回(2014/2/2) Guest柴崎友香さん

柴崎友香さん

撮影:

なにげない日常を丁寧に観察し描きながら、ふとその世界が割れて読者をはっとさせ、 ざらっとした手触りを味わわせたり、不穏な気持ちにさせたりする、独特の世界観の小説をつぎつぎと上梓されてきました。 「きょうのできごと」が行定勲監督により映画化され、「その街の今は」で織田作之助賞大賞と芸術選奨文部科学大臣新人賞、 「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞受賞を受賞するなど、高い評価を受けていらっしゃいます。 朗読はお好きだという柴崎さん、ご出身の大阪を舞台にした作品もたくさんあり、 地元の話でも盛り上げていただけるにちがいありません。どんなお話が聞けるのかとても楽しみです。

柴崎さんプロフィール

1973年大阪市生まれ。大阪府立大学総合科学部国際文化コース卒業。大学卒業後4年ほどOLを経験する。 1999年、短編「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」でデビュー。「きょうのできごと」 「その街の今は」(芥川賞候補)「また会う日まで」 「主題歌」(芥川賞候補)「寝ても覚めても」「ビリジアン」など著書多数。

第32回(2014/1/18) Guest花房観音さん

花房観音さん

撮影:

バスガイドをやりながら執筆を始め、2010年「花祀り」で第一回団鬼六賞大賞を受賞。 京都を舞台に情念溢れる官能を描いて話題になりました。 その後も官能ミステリー「女の庭」など、京都を舞台にインモラルな性愛小説やホラーを精力的につぎつぎ発表されている、 いまもっとも注目されている官能小説家です。ご自身も非常に肉感的でいらっしゃる花房さん、 どんなお話か聞けるのか、とても楽しみです!

花房さんプロフィール

兵庫県生まれ。京都市在住。京都女子大学文学部中退後、映画会社、旅行会社など様々な職を経て2010年、 第一回団鬼六賞大賞を「花祀り」にて受賞。 著書に「花祀り」「寂花の雫」「女の庭」「おんなの日本史修学旅行」「萌えいづる」「女坂」などがある。

第31回(2013/12/15) Guest貴志祐介さん

貴志祐介さん

「十三番目の人格 ISOLA」でデビュー以来、人間の心が引き起こす凄まじい恐怖を描いたホラーから、 密室本格推理、青春ミステリー、SF大作まで、ジャンルを超えて読者を惹きつけてこられました。 ベストセラー「悪の教典」を始め、いくつもの作品が映画・ドラマ化、漫画化されています。 どんな朗読をされるのでしょうか。聞き手の心を揺さぶらずにおかないこと請け合いです。

貴志さんプロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。 1996年「十三番目の人格 ISOLA」で第3回日本ホラー小説大賞佳作を受賞しデビュー。 1997年「黒い家」で第4回日本ホラー小説大賞受賞。 2005年「硝子のハンマー」で第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。 2008年「新世界より」で第29回日本SF大賞受賞。 2010年「悪の教典」で第1回山田風太郎賞受賞、第144回直木三十五賞候補。 最新刊に「雀蜂」(2013年10月 角川ホラー文庫)。その他著書多数。

第30回(2013/11/10) Guest森見登美彦さん

森見登美彦さん

撮影:

京都を舞台にオモチロイ文体で若者を魅了しつづける、森見登美彦さん。 狸・天狗・クサレ大学生・黒髪の乙女・偽電気ブラン・偽叡山電鉄など、独特の世界観で多くの読者の心を奪ってきました。 「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」など、作品はアニメ化や舞台化も多数されています。朗読は初めてとおっしゃる森見さん。 どのようなイベントになるのか、いまから楽しみで仕方ありません! なお、この日のために、電気ブランと赤玉ポートワインをご用意いたします。 面白きは良きことなり!

森見さんプロフィール

1979年生駒市生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。 在学中に「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。 2006年「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞受賞、直木賞候補。 「きつねのはなし」「有頂天家族」「宵山万華鏡」「聖なる怠け者の冒険」など著書多数。

第29回(2013/10/12) Guest我孫子武丸さん

我孫子武丸さん

撮影:

ミステリー作家の我孫子武丸さん。 1989年に「8の殺人」でデビュー。デビュー作を含む速水三兄妹シリーズのようなコミカルな作品から、 超問題作「殺戮にいたる病」といった救いのない重い作品まで、作風の幅広さは比類ありません。 さらに、「半熟探偵団」などで漫画の原作も手がけ、大ヒットゲームソフト「かまいたちの夜」のシナリオを担当するなど、 ジャンルを問わず活躍なさってます。 今回我孫子さんは、お客様へのプレゼントも用意してくださっているそうです。 少しこわもての我孫子さん、どんな朗読をしてくださるのでしょうか? とっても楽しみです!

我孫子さんプロフィール

1962年西宮市生まれ。京都大学文学部哲学科中退。大学在学中は京都大学推理小説研究会に所属。 「8の殺人」「人形はこたつで推理する」「殺戮にいたる病」「腐触の街」最新刊「狼と兎のゲーム」など著書多数。 ゲームシナリオに「かまいたちの夜」「トリックロジック シーズン1・2」 漫画原作に「半熟探偵団」「迷彩都市」などがある。

第28回(2013/9/16) Guest藤野可織さん

藤野可織さん

撮影:

7月に「爪と目」で芥川賞を受賞されたばかりの藤野可織さんです。 去年の5月にもお迎えしましたが、今回は受賞を記念して、再度の登場となりました。 去年の「おはなしして子ちゃん」の朗読があまりにも強烈だった藤野さん、 今回はどんなお話で我々をあらぬ世界へ導いてくれるのか、楽しみでなりません! そしてなんと、藤野さんはお客様へのプレゼントもご用意くださるそうです。いったいなんでしょうか?こちらも楽しみ!

藤野さんプロフィール

1980年京都市生まれ。同志社大学大学院美学および芸術学専攻修士課程修了。 2006年「いやしい鳥」で文学界新人賞受賞。2013年「爪と目」で第149回芥川賞受賞。 著書に「いやしい鳥」「パトロネ」「爪と目」など。

第27回(2013/8/3) Guest黒川博行さん

黒川博行さん

撮影:

サントリーミステリー大賞を「キャッツアイころがった」で受賞後、 大阪を舞台にしたハードボイルドミステリーをつぎつぎ発表してこられました。 美術骨董の世界の裏話を描いた「文福茶釜」や、警察を舞台に渦巻く黒い欲望を見事に描ききった最新刊「落英」など、 幅広い題材を扱ってらっしゃいます。なにしろ、登場人物の大阪弁による絶妙なやりとりは抱腹絶倒モノ! 船越英一郎主演のテレビ東京系『水曜ミステリー9』の人気シリーズ「刑事吉永誠一・涙の事件簿」の原作者でもある黒川さん、 いろんなおもしろいお話を聴かせていただけそうです。

黒川さんプロフィール

1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。 『キャッツアイころがった』(サントリーミステリー大賞受賞)『封印』(吉川英治文学新人賞候補) 『カウント・プラン』(日本推理作家協会賞〈短編および連作短編集部門〉受賞、直木賞候補) 『疫病神』(吉川英治文学新人賞候補、直木賞候補)『文福茶釜』(直木賞候補) 『国境』(直木賞候補)『悪果』(直木賞候補)『落英』など著書多数。

第26回(2013/7/7) Guest小川洋子さん

小川洋子さん

撮影:

妊娠した姉に静かで不気味な悪意を持つ妹を描いた「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。 80分しか記憶が保たない数学博士と家政婦親子の愛情と絆を描いた 傑作「博士の愛した数式」で第1回本屋大賞と読売文学賞を受賞するなど、 ジャンルを問わず幅広い読者の熱烈な支持を得てきました。 熱狂的な阪神タイガースファンでもある小川さん、どんなお話が聞けるのか、いまからワクワクドキドキです。 今回はお客様へのスペシャルプレゼントを用意してくださるそうです。これは楽しみすぎる!

小川洋子さんプロフィール

1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。 1988年『揚羽蝶が壊れる時』(海燕新人文学賞)でデビュー。 『妊娠カレンダー』(芥川賞)、『博士の愛した数式』(本屋大賞・読売文学賞)、 『ブラフマンの埋葬』(泉鏡花文学賞)、『ミーナの行進』(谷崎潤一郎賞)、 『ことり』(芸術選奨文部科学大臣賞)など著書多数。

第25回(2013/6/2) Guest福永信さん

福永信さん

撮影:

一行が延々と横に、ページをまたいで続く仕掛けで読者を挑発した『アクロバット前夜』で衝撃デビュー。 その後も実験的な技法を用いた問題作をつぎつぎと発表され、得体の知れぬ不可思議さに読者を引き込んでこられました。 もちろんイベントも普通には行いません。 これまでのクリエイターズ・ネストにはなかった、突拍子もない演出をしてくださるそうです。 なにが起こるんでしょうか、いまからとても楽しみです!

福永さんプロフィール

1972年生まれ。東京都出身。京都造形芸術大学芸術学科中退。 1998年、「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞受賞。 2012年『一一一一一』で第25回三島由紀夫賞候補。 著書に『アクロバット前夜』『コップとコッペパンとペン』『アクロバット前夜90°』 『星座から見た地球』『一一一一一』『三姉妹とその友達』などがある。

第24回(2013/5/11) Guest中場利一さん

中場利一さん

撮影:

言わずと知れた自伝的小説「岸和田少年愚連隊」で鮮烈デビューを果たすと、たちまちシリーズ化され、 また映画化もされて「岸和田」という街を全国区に広めました。 だんじり祭を題材にした「走らんかい!」では、岸和田への愛情と誇りをたっぷりと注ぎ込み、 読者をえもしれぬ郷愁に誘うなど、やんちゃさと人情味溢れる岸和田の魅力を描いた作品を多数発表されています。 愛称は愚連隊シリーズでもおなじみの「チュンバ」 「おうチュンバやんか、今日はおもろい話きかしてくれるんけ?」というカオルちゃんの声が聞こえてきそうです。 今回は、中場さんの盟友ともいうべき関西ぴあの元編集長・安藤善隆さんがトークに交わってくれます。 どんなとんでも話が聞けるのか、いまからとても待ち遠しいです!

中場利一さんプロフィール

1959年大阪府岸和田市生まれ。子供時代は漁師町に育つ。 高校中退後「本の雑誌」への投稿をきっかけに1994年『岸和田少年愚連隊』でデビュー。 その後も疾走感とユーモアたっぷりの文体で岸和田関連の小説を次々と発表。 他に『岸和田のカオルちゃん』、『Nothing』、『走らんかい!』など著書多数。

第23回(2013/4/7) Guest綾辻行人さん

綾辻行人さん

撮影:

ミステリー史上最大級の驚愕の結末を読者に与えた『十角館の殺人』でデビュー、 「館シリーズ」をはじめとするいくつものシリーズ4/7物を旺盛に発表されています。 綾辻以前は「本格」、綾辻以後は「新本格」といわれるほど、 新本格派ミステリーの王道を歩んでこられました。 絵画的な舞台が醸し出す幻想的な雰囲気が全体を包み、 映画を観ているかのように情景が浮かんできます。 ホラー要素たっぷりの描写や、予測のできないとんでもないカラクリが見え隠れすることも……? そんな「綾辻幻想」の中に身を浸してみてはいかがでしょうか?

綾辻行人さんプロフィール

1960年京都市生まれ。1987年京都大学大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。 1992年日本推理作家協会賞受賞。「館シリーズ」「囁きシリーズ」「殺人鬼シリーズ」などシリーズ物が有名。 最近では『Another』のアニメ化なども。麻雀の腕前はプロ級。

第22回(2013/3/10) Guest中沢けいさん

中沢けいさん

撮影:

少女の性の目覚めをみずみずしく描き出した「海を感じる時」で鮮烈デビューを果たしたのは18歳のとき。 吹奏楽部にのめり込む男子中学生の内面を描いた「楽隊のうさぎ」は、映画化が決定しました。 人間の内面の変化と成長を巧みに紡ぎ出す中沢さん、どんなお話が聞けるのか、いまからとても楽しみです!

中沢さんプロフィール

1959年生横浜市生まれ。 1978年小説「海を感じる時」で第21回群像新人賞受賞。 1985年小説「水平線上にて」で第7回野間文芸新人賞を受賞。 他に、「野ぶどうを摘む」「女ともだち」「楽隊のうさぎ」「うさぎとトランペット」など、著書多数。

第21回(2013/2/9) Guest石田千さん

石田千さん

撮影:

エッセイスト、小説家として活躍されている、石田千さんです。 ゆるそうに見えて、無駄のまるでないピシッと筋の通った文体は評価が高く、 芥川賞候補にもなった「あめりかむら」や「きなりの雲」など、 精力的に作品を発表している、今もっとも期待される若手作家のおひとりです。 「踏切」についてのエッセイ集を2冊出されている踏切好きであるが、鉄道ファンではないと公言する石田千さん。 今回はアコースティックギターをバックに朗読してくださいます。石田さんも自らピアニカを演奏してくださるそうです。 どんなことになるのか、いまから楽しみでなりません!

石田千さんプロフィール

1968年福島県生まれ。東京都育ち。國學院大學文学部卒業。 2001年、「大踏切書店のこと」で第1回古本小説大賞を受賞。2011年「あめりかむら」で第145回芥川賞候補。2012年「きなりの雲」で第146回芥川賞候補、第34回野間文芸新人賞候補。 「大踏切書店のこと」「踏切趣味」「あめりかむら」「きなりの雲」「みなも」など著書多数。 

第20回(2013/1/20) Guest津島佑子さん

津島佑子さん

撮影:

卓抜した比喩、内面に鋭く入り込む心理描写、綿密でユニセクシュアルな文章で、 女性の普遍的な題材を取り扱いながら、そこには性差を超えた心地よさがあります。 台湾やキルギスや奈良など舞台に、民俗学の香りも漂わせる作品は、 英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・オランダ語・アラビア語・中国語に翻訳されていて、 国際的に高い評価を得ていらっしゃいます。 朗読には慣れていらっしゃらないとのことですが、素敵なハスキーボイスをお聞きするのがいまから楽しみでなりません!

津島さんプロフィール

1947年東京都北多摩郡三鷹町(現・東京都三鷹市)生まれ。 受賞歴 ・『葎の母』田村俊子賞・『草の臥所』泉鏡花文学賞 ・『寵児』女流文学賞 ・『光の領分』野間文芸新人賞・『黙市』川端康成文学賞・『夜の光に追われて』読売文学賞 ・『真昼へ』平林たい子文学賞・『風よ、空駆ける風よ』伊藤整文学賞 ・『火の山―山猿記』谷崎潤一郎賞、野間文芸賞 ・『笑いオオカミ』大佛次郎賞 ・『ナラ・レポート』芸術選奨文部科学大臣賞、紫式部文学賞・『黄金の夢の歌』毎日芸術賞

第19回(2012/12/1) Guest北野勇作さん

北野勇作さん

撮影:

SF作家の北野勇作さん。 第22回日本SF大賞受賞作「かめくん」が、今夏11年ぶりに再刊を果たし、 SFの枠を越えて新しい読者の元へ届きました。 ライブ感溢れる文体によって描かれる物語は、まさに箱庭。 その箱庭の中で人と動物と人でないものがわちゃわちゃと繰り広げる物語の数々は 何度も読み返したくなる不思議な魅力があります。 落語作家でもあり、虚航船団パラメトリックオーケストラの役者でもあるという多才な北野さん、 今回は盟友・田中啓文さんのサックス演奏をバックに「暗闇朗読」を御披露くださります。 暗闇で朗読?一体どうやって?!

北野勇作さんプロフィール

1962年兵庫県高砂市生まれ。甲南大学理学部卒。 1992年「昔、火星のあった場所」で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。 2001年「かめくん」で第22日本SF大賞を受賞。著書に「どーなつ」 「空獏」「どろんころんど」「かめ探偵K」「きつねのつき」他

第18回(2012/11/3) Guest千早茜さん

千早茜さん

撮影:

新感覚の幻想小説『魚神(いおがみ)』で第21回小説すばる新人賞を受賞した後、 同作で第37回泉鏡花文学賞を受賞した、異色の女流作家です。 現代に生きる女性の心の叫びを物語の中で代弁し、 あっさりしたセンテンスの中に毒の混じった言葉を打ち放ち、 希薄な人間関係のあわいにちらりと覗く深淵を捕まえる描写で、読者の心を捉えて離しません。 幼少期をアフリカ・ザンビアで過ごし、現在は京都で執筆活動に取り組む千早茜さんの朗読とトーク、 いまから楽しみでなりません!

千早茜さんプロフィール

1979年北海道江別市生まれ。立命館大学文学部卒業。幼少期をアフリカ・ザンビアで過ごす。 2008年「魚神」で第21回小説すばる新人賞受賞。翌年同作で泉鏡花賞受賞。 著書に「おとぎのかけら 新釈西洋童話集」「からまる」「あやかし草子 みやこのおはなし」「森の家」がある。

第17回(2012/10/14) Guest奥泉光さん

奥泉光さん

撮影:

芥川賞を受賞された「石の来歴」以後も、純文学の枠を大きく超えた話題作を発表されてきました。 懲りに凝った文体を用い、本格ミステリかと思えば、幻想SF風であったり、 はちゃめちゃなメタフィクション構造で読者を困らせたり、 または全編トリビアルな知識満載でうならせたりと、ジャンルという概念すらぶっ飛ばした長編の数々。 今回の朗読ではどんなサプライズを見せていただけるのでしょうか。 また奥泉さんは文学界有数のジャズ愛好家であり、フルートの腕前はプロ級。 今回は、リズールお抱え三弦師である朔屋兎乃と競演してくださるそうです! フルートと三味線の異色コラボ。 いつもとひと味ちがうクリエイターズ・ネストをお楽しみください!

奥泉光さんプロフィール

1956年生まれ。山形県東田川郡三川町出身。国際基督教大学 (ICU) 教養学部人文科学科卒。同大学院修士課程修了。 1994年『石の来歴』で芥川賞受賞。2009年『神器』で野間文芸賞受賞。2012年より芥川賞選考委員。近畿大学教授。 「バナールな現象」「『吾輩は猫である』殺人事件」「モーダルな事象」「桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活」など著書多数。

第16回(2012/9/29) Guest有栖川有栖さん

有栖川有栖さん

撮影:

「学生アリス」と「作家アリス」の2シリーズで知られる本格ミステリ作家が、リズールに登場します! 緻密な論理的構成に基づく作風、「読者への挑戦」が作中に挿入される作品も多く、 またエラリー・クイーンに傾倒していらっしゃることから、「平成のクイーン」とも呼ばれてます。 本格ミステリ作家クラブの初代会長も務められました。 生まれ育ち現在もお住まいの大阪への愛着が強く、大阪を舞台とした作品も多数あります。 そんな有栖川さんの朗読とトーク、見逃せるはずありません!

有栖さんプロフィール

1959年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。学生時代は推理小説研究会に所属。 1989年「月光ゲーム Yの悲劇'88」でデビュー。2008年「女王国の城」で第8回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。 「双頭の悪魔」「マレー鉄道の謎」「海のある奈良に死す」など著書多数。

第15回(2012/8/5) Guest高嶋哲夫さん

高嶋哲夫さん

撮影:

ミステリー作家の高嶋哲夫さん。 高嶋さんは「日本原子力研究所」元研究員であり、 広範な科学知識を織り交ぜながら酷薄なサスペンスと心温まる人間ドラマを見事に両立させた数々の作品群で、 読者を魅了してきました。 デビュー作の「メルトダウン」、サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞した「イントゥルーダー」、 「M8」などなど、核兵器、原発、大地震と、まるで未来を予言したかのような現代の危機を、読者に突きつけてきます。 そんな肩書きとは裏腹に、とっても気さくな高嶋さん、どんなお話を伺えるのでしょうか。いまから楽しみでなりません!

高嶋 哲夫さんプロフィール

1949年岡山県玉野市生まれ。 慶應義塾大学工学部卒業、大学院修士課程修了。 日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。日本原子力学会技術賞受賞。 主な著書 1994年 - 『メルトダウン』で第1回小説現代推理新人賞受賞。 1999年 - 『イントゥルーダー』で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。 2003年-『ミッドナイト・イーグル』(映画化 出演:大沢たかお、竹内結子、玉木宏、吉田栄作)。 2007年-『M8』。2011年-『震災キャラバン』。その他著書多数。

第14回(2012/7/7) Guest紗那さんと紙舞さん

紗那さんと紙舞さん

去年の12月のクリエイターズ・ネストで観客を大いに怖がらせ、 楽しませてくれました怪談社の紗那さんと紙舞さんです。 「七夕の怪談話」をお楽しみ下さい!

日本唯一の怪談専門誌『幽』編集長である文芸評論家の東雅夫さんが、前回に引き続き推薦文を寄せてくれました。

リズールという一見アウェーな場所でおこなわれた怪談社の公演が、 大いに好評を博したと聞いて、さてこそと我が意を強くした。 虚実のあわいに生起する不確かな事象すなわち怪異現象を取材して言葉に変換するという行為は、 文学という営為の根幹にも直結するものだろうと私は思っている。 先ごろ「クリエイターズ・ネスト」に出演された藤野可織さんの新作『パトロネ』が、 その鮮やかな実践であったことも記憶に新しい(ちなみに藤野さんも怪談社ファンだとか)。 関西の怪談作家たちを招聘して、由緒ある能楽堂での連続公演を続けるかたわら、 東京へ、あるいは九州や東北へ、活動の場を一気に拡げようとしている怪談社が、 このほどリズールに再臨するという。今度はいかなるパフォーマンスで、 文学好きや本好きの琴線を震わせるのか……刮目して待ちたい。 東 雅夫(文芸評論家/怪談専門誌『幽』編集長)

第13回(2012/6/3) Guest津村記久子さん

津村記久子さん

撮影:

芥川賞作家の津村記久子さん。 太宰治賞を受賞した鮮烈なデビュー作『君は永遠にそいつらより若い』から一貫して、 日常をつつましやかに生きる若者たちの静かな闘い方をやわらかな筆致で描き、幅広い読者から支持されています。 「働きながら生きる」というテーマをつきつめた『ワーカーズ・ダイジェスト』で昨年、織田作之助賞を受賞されました。 現在も昼間は会社員をしながら執筆されているという津村さんの、創作に向かうエネルギーの源流などに迫ります。 お見逃しなく!

プロフィール

1978年大阪府生まれ。 2005年「マンイーター」(筑摩書房/単行本発行時に『君は永遠にそいつらより若い』と改題) で第21回太宰治賞を受賞。 『ミュージック・ブレス・ユー!!』(角川書店)で野間文芸新人賞受賞、 『ポトスライムの舟』(講談社)で第140回芥川賞受賞、 『ワーカーズ・ダイジェスト』(集英社)で織田作之助賞受賞。

第12回(2012/5/12) Guest藤野可織さん

藤野可織さん

撮影:

新進気鋭の作家、藤野可織さん。 文学界新人賞受賞作「いやしい鳥」を始め、芥川賞候補になった「いけにえ」、 3月に上梓されたばかりの「パトロネ」など、その可憐な容姿からは想像もできない、 不条理な笑いやえもしれぬ狂気を、巧みな語り口で紡いでいます。 いまもっとも脂ののった書き手のひとりである藤野さん、 今回はクリエイターズ・ネストのために書き下ろした短編を朗読してくださるそうです。 聴衆をどんな異空間に引きずり込んでくれるのか、いまから楽しみでなりません。

藤野可織さんプロフィール

1980年京都市生まれ。京都市在住。 同志社大学大学院美学および芸術学専攻修士課程修了。 2006年「いやしい鳥」で文学界新人賞受賞。 2009年「いけにえ」で第141回芥川賞候補。 著書に「いやしい鳥」(文藝春秋)「パトロネ」(集英社)がある。

第11回(2012/4/15) Guest東雅夫さん

東雅夫さん

撮影:

「鏡花を読む――怪談随筆小品の魅力」と題して、 泉鏡花を徹底的に語っていただきます! 幻想・怪奇・怪談・妖怪文学のアンソロジーを多数編まれていて、 その世界では知らない人はいない東さんの紹介文を、田辺青蛙さんが書いてくれました! 「泉鏡花の文章は、どこを切り出しても美しいと感じてしまう。 同じ文字でも一つ一つ、味わいが違って見えるのは、鏡花の魔術なのだろうか。 幻想文学を知るうえで欠かせない鏡花の魅力を、 東雅夫さんが語る、こんな贅沢な時間を私は、この先も知ることはないだろう。 大層壊れやすい銀細工の中で、人なのか影なのか、 妖かもわからぬようなモノが遊び、陰を作り森が躁ぐ。 そこに書かれている文章だけでなく、鏡花の作品には奥行があり、 いつも読み終えた後もなお目を閉じて反芻して味わうことを、私は常としている。 妖しくも幽か――そんな時間を求めて、リズールの扉を開けよう。 東さんの声で紡がれる物語は、どんな世界を見せてくれるだろうか。」

東雅夫さんプロフィール

1958年生 神奈川県横須賀市出身。 早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。 アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長、現在は怪談専門誌『幽』 編集長。 2011年に『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。 著書 に『文学の極意は怪談である』『百物語の怪談史』、編纂書に〈文豪怪談傑作選〉 〈伝奇ノ匣〉〈てのひら怪談〉〈妖怪文藝〉の各シリーズなど。 6月に『おばけ ずき――鏡花怪談小品集』を平凡社ライブラリーより刊行予定。

第10回(2012/3/10) Guest辻原登さん

辻原登さん

撮影:

「村の名前」で芥川賞を受賞されて以降、多くの文学賞を受けておられますが、 創作の勢いはとどまるところを知りません。 トルストイにも比肩しうるスケールと、ボルヘスを彷彿とさせる教養を背景に、 時代と場所を自在に移りつつ紡がれる長編の数々。 そして講義録や対談から窺われる、文学への溢れるほどの熱意。 このたびのイベントでも、存分に語っていただきます! 乞うご期待!!

辻原登さんプロフィール

1945年和歌山県印南町生まれ。 1990年『村の名前』で芥川賞受賞。 代表作『飛べ麒麟』(読売文学賞) 『遊動亭円木』(谷崎潤一郎賞) 『枯葉の中の青い炎』(川端康成文学賞)『花はさくら木』(大佛次郎賞) 『許されざる者』(毎日芸術賞) 『闇の奥』(芸術選奨文部科学大臣賞) 『韃靼の馬』(司馬遼太郎賞) 『東京大学で世界文学を学ぶ』 三島由紀夫賞、川端康成文学賞、日経小説大賞、織田作之助賞の選考委員。

第9回(2012/2/4) Guest田辺青蛙さん

田辺青蛙さん

撮影:

日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「生き屏風」を始め、ユーモラスで淡々とした筆致で描かれた、 民俗学に基づく怪談・妖怪掌編小説は300を越えています。 日本ホラー小説大賞の授賞式では、エヴァンゲリオンの綾波レイのプラグスーツ姿で登場し話題になるなど、 コスプレ好きとしても知られてます。コスプレに関する裏話も披露してくださるそうです。 田辺さんは語り口も独特。低く抑揚を抑えた声で淀みなく語られる物語は、人を惹きつけずにはいません。 そんなギャップが魅力の田辺さんに、存分に語っていただきます。どうぞお楽しみに!

田辺青蛙さんプロフィール

田辺青蛙(たなべ せいあ) 1982年大阪生まれ。オークランド工科大学卒業。 第4回ビーケーワン怪談大賞で「薫糖」を受賞。2008年、第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作を「生き屏風」で受賞。 「京都新聞」で「随想やましろ」を連載中。 著作に角川ホラー文庫から、皐月シリーズ 『生き屏風』『魂追い』『皐月鬼』 (表紙・文倉十) 共著に『てのひら怪談』『怪しき我が家』等 趣味はコスプレ。

第8回(2012/1/14) Guestいしいしんじさん

いしいしんじさん

撮影:

もはや定番になったいしいさんの小説創作ライブを、リズールで行います! 「その場小説」と名づけられたこのライブは、その場所にちなんだ小説をいしいさんが即興で書き、書くそばから読みあげるというもの。 物語の泉から湧き出すように言葉が出てきて、まるで魔法を見ているようです。 希代の物語作者・いしいしんじさんがリズールで織りなす不思議な空間、どうぞお楽しみに!

いしいしんじさんプロフィール

1966年、大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒業。 2000年に初の長篇『ぶらんこ乗り』を出版し、2003年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞受賞。 以来『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』など数々の話題作を発表してきた。東日本大震災の後には、言葉の側から出来ることをと、文芸作品を配信するメールマガジン「Words & Bonds」を発行。

第7回(2011/12/10) 真冬の怪談話

真冬の怪談話

怪談イベント好きの間では知らぬ者のない「怪談社」の怪談師、 紗那さんと紙舞さんのお二人による、 わくわくぞくぞくする怪談話をお楽しみください。

日本唯一の怪談専門誌『幽』編集長である文芸評論家の東雅夫さんが推薦文を寄せてくれました。

「怪談は虚実のあわい、話芸と文芸のあわい、そして何より、 人と人とのあわいに生起する。 伝統ある上方怪談の未来をになう新鋭・怪談社にも、絶妙なあわいがある。 紗那と紙舞の両雄が舞台上に醸しだす、怪しくも艶っぽいあわいである。 持ち前の美声を活かして、緩急自在の語り芸を憑かれたように披露する紙舞。 不敵な笑みを浮かべつつ、紙舞とゲストと観客を当意即妙に誘導してゆく紗那。 歌舞伎の「色悪」という言葉を(どちらが伊右衛門、直助か?) どこかしら想起せしめる怪談社のあわいを、そこに惹き寄せられ燻りたつ妖しの気配を、 ぜひとも御高覧たまわりたく。」 東 雅夫(文芸評論家/怪談専門誌『幽』編集長)

第6回(2011/11/5) Guest玄月

玄月

今回は、これまでホストを務めてきた玄月が登場します。 朗読のあとのトークのお相手は、NHKアナウンサーの望月豊さん。 なぜNHKのアナウンサーが? 今回はなんと、「ラジオ深夜便」の朗読コーナーの公開録音も兼ねているのです。 後日、リズールでの朗読が全国に流れます! どうなりますことやら。

玄月プロフィール

1965年大阪市生まれ。 2000年に「蔭の棲みか」で芥川賞を受賞し、 その後も精力的に作品を発表してきた。 主な著作に、「おしゃべりな犬」 「山田太郎と申します」 「異物」「眷族」など。 9月下旬に最新刊「狂饗記」(講談社)を上梓。

第5回(2011/10/1) Guest若島正さん

若島正さん

『ロリータ』の新訳で知られる英米文学者の若島正さん。 「乱視読者」の異名をとる膨大かつノンジャンルな読書量、 詰将棋作家でもある頭脳、そして抜群の読みのセンスで、 文学のもっとも斬新な世界をつねに見せてくれるかたです。 今回は未発表の翻訳作品を朗読くださるとのこと。 聞き手は玄月。 グラス片手の文学講義、どうぞお楽しみください!

若島さんプロフィール

1952年、京都生まれ。英米文学者、翻訳者。 京都大学文学研究科で教授をつとめ、 ナボコフ研究者として知られる一方、 詰将棋作家、チェス・プロブレム作家として活躍。 2003年、『乱視読者の英米短篇講義』で読売文学賞を受賞。 著書に『ロリータ、ロリータ、ロリータ』『盤上のファンタジア』など。 訳書にナボコフ『ロリータ』『透明な対象』、 リチャード・パワーズ『ガラティア2.2』、 シオドア・スタージョン『海を失った男』など多数。

第4回(2011/9/10) Guest新元良一さん

新元良一さん

今回のゲストは、文筆家・小説家の新元良一さん。 25歳でニューヨークに渡って以来、たくさんの作家と出会いながら、 アメリカ文学の紹介者・翻訳者として活躍してきました。 村上春樹をはじめ、ふだんはインタビューを断っても 新元さんなら受けるという作家も少なくありません。 朗読とトークを通して、多彩な魅力に迫ります。 ほかでは聞けないアメリカ文化の話など、 外国文学好きは必聴。どうぞお楽しみに!

新元良一さんプロフィール

1959年兵庫県生まれ。 1984年よりニューヨーク在住の後、 2006年より京都造形芸術大学クリエイティブ・ライティングコースにて 書き手を目指す学生たちを教える。 著書に、長編小説『あの空を探して』(文藝春秋)、 『One author, One book~同時代文学の語り部たち』、 岸本佐知子から柴田元幸まで、名翻訳家たちとの対談を収めた 『翻訳文学ブック・カフェ』(ともに本の雑誌社)、 『アメリカン・チョイス』(文藝春秋)がある。

第3回(2011/8/6) Guest円城塔さん

円城塔さん

デビュー作『Self-Reference ENGINE』『オブ・ザ・ベースボール』にはじまり、 野間文芸新人賞受賞作『烏有此譚』、 そして本年度上半期の芥川賞候補になった「これはペンです」に至るまで、 常に注目を浴びてきた円城塔さん。 誰もが舌を巻く博覧強記とどこか人を食ったような文体で、 物語の可能性を鋭く追求し続ける作品群は、 多くの読者を魅了してやみません。 作品のみならず、ご本人の魅力にも触れることのできるこの貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。

円城さんプロフィール

1972年生まれ。札幌市出身。 東北大学理学部物理学科卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。 2006年、「Self-Reference ENGINE」で第7回小松左京賞最終候補。 2007年、「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞。 同作品は第137回芥川賞候補となる。 2010年、、「烏有此譚」で第32回野間文芸新人賞受賞。 2011年、「これはペンです」で第145回芥川賞候補。

第2回(2011/7/2) Guest堂垣園江さん

堂垣園江さん

『ベラクルス』で野間文芸新人賞を受賞された堂垣園江さん。 生も死もあまりにリアルで濃厚なその作品世界は、どのように作られてきたのでしょうか。 長期に渡る海外経験や綿密な取材のことなど、面白いお話が伺えそうです。 ご自身による朗読と、玄月氏が聞き手のトーク、どうぞお楽しみに。

堂垣園江さんプロフィール

大阪府出身。滋賀県立短期大学卒業。 1996年「足下の土」で 第39回群像新人文学賞優秀賞受賞。 1994年からカナダ、 1997年からメキシコに在住し、 2000年に帰国。 2001年『ベラクルス』 で野間文芸新人賞受賞。 著書に『ゼラブカからの招待状』 『ライオン・ダンス』 『グッピー・クッキー』 『うつくしい人生』がある。 織田作之助賞青春賞選考委員。