1.はじめに
 ここでは、難易度の低いTAS-1M016SもしくはTAS-1M008Sという基板を使用したROMゲームに手を加えて似非RAMを作る方法を紹介します。RAM容量は512kByteまたは1MByte(1024kByte)です。この基板には、1Mbit(128kByte)のROMが載っており、TAS-1M016S では16kB単位、TAS-1M008Sでは8kB単位でメモリを管理しています。似非RAMでは8kB単位でメモリを管理します。この基板にはASC1タイプと呼ばれるメガロムコントローラLZ93A13が搭載されています。

■必要な材料
品名 数量 備考
ROMゲーム 1 基板がTAS-1M016STAS-1M008Sであること
SRAM 628512 1〜2 DIPタイプ。1個で512kB、2個で1024kB(1MB)になります。8bit入出力の4Mbit SRAM。
74LS139 1 DIPタイプ。HC139でも可。
抵抗 10KΩ 2〜3 SRAMの数+1個(切り離しスイッチ用)を用意してください。
ダイオード 1S1588 1 まぁ、適当です。
電気二重層コンデンサ 1 1.0Fあると安心。写真には2種類写っていますが使うのは1個です。
3ピンスイッチ 1 SRAM切り離し用です。
配線材 適量 細い方が便利。
その他 適量 付録に収録したようなスイッチ追加、電池化を行うならそれに応じて準備。

次へ 次へ