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Last Update 2016.05.05
似非シリーズについて
似非シリーズはつじかわさんが開発、作成方法を公開した汎用SRAMカートリッジです。
概略
 似非シリーズは、メガロムコントローラを搭載した、通称メガロムと呼ばれるゲームカートリッジからROMを取り外し、SRAM及びそのバックアップ用電源を搭載したものです。
主な特徴
  • 元のROMの内容を書き込むことにより、ゲームカートリッジとして使用可能。
     元のゲームが遊べなくなることはありません。
  • SRAMを使用しているので、ROMゲームに対するパッチプログラムが可能。
     コナミのゲームを海外モードで遊ぶなんてことも。
  • SRAMを記憶媒体としたディスクドライブとして使用可能。
     ブートディスクドライブとして高速な起動が可能になります。
     バックアップ電源を搭載しているので、電源を切ってもディスクの内容は保持されます。
似非シリーズとは
似非シリーズには下記のものがあります。
  • 似非RAMディスク(作り方はこちら 256kB版1024kB版256kB版のPDF版。パスワードは"eseram"です。)
     アスキーのメガロムコントローラを搭載したもの。
  • 似非SCCディスク(作り方はこちら 256kB版512kB版1024kB(通称「うぇ〜ぶ」)
     コナミのSCC音源つきメガロムコントローラを搭載したもの。
  • 似非SCSI
     アスキーのメガロムコントローラを搭載した似非RAMディスクに、さらにSCSIコントローラを加え、SCSIインターフェースの機能も持たせたもの。通称“えせじー”
  • MEGA-SCSI(作り方はこちら 256kB版のPDF版。パスワードは"esescsi"です。)
     似非SCSIの改良版。バンクの割り当て方法が改良されている。製品版もあり、製品版ではアスキーのメガロムコントローラは使用していません。GALによって同等の機能を実現させています。
亜流
つじかわさんが公開した似非シリーズを元に、様々な特徴を合わせ持つものが開発されています。
  • たかじー
     たかをさんの作られたMEGA-SCSI改良版。MEGA-SCSIにコナミのSCC音源つきメガロムコントローラを搭載しています。SCC音源つきメガロムコントローラ自体はSRAMを管理していません。
  • うぇ〜ぶ
     通常、コナミのSCC音源つきメガロムコントローラを使用した場合は512kBまでしかメモリを管理できませんが、GALを使用して7FFE/7FFFhのレジスタのbit6を拡張して1MBまで管理する機能を持たせたもの。
  • WAVE-SCSI
     うぇ〜ぶと同じコナミのSCC音源つきメガロムコントローラ+GALの構成で、1MBまでのSRAMを管理し、かつSCSIコントローラを搭載してSCSIインターフェース機能も持たせています。私が作った1MB版が1個存在しているのみかと思っていましたが、少なくともkalさんも作られていたことを2014年になってようやく知りました(^-^;
  • 似非μPACK
     作り方が公開されているMIDIインターフェース3にSRAMを搭載し、μPACKと同様の機能を実現したもの。μPACKよりも性能が良いとの噂。ドクターNが開発したもの。純粋な「似非シリーズ」とはいえないが、同様のコンセプト です。
  • Mega Flash ROM SCC
     似非SCCを元にSRAMの代わりにFlash ROMを使用したもの。ヨーロッパでは主流らしい?SRAMではないのでディスクにする場合はROMディスクとしてのみ使えます。
過去の遺物
 これまでに私が作った似非シリーズの一部はこちら。

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