ソニーがMSXturboRを作らなかった理由・・・(注意!憶測!真実度0.01%未満^^;)
 ソニー撤退の理由は単にMSXの衰退だけでは無かったという噂。
 ソニーはMSXturboRを作らずにMSX市場から撤退したが、その大きな要因はMSXの衰退であると言われている。しかし、よくソニーのMSXについて調べてみると、思わぬ事実が出てくる。ソニーはMSX2+を作っていたが、松下やサンヨーのものを比べると大きな差があった。ソニーのMSX2+ではZ80をそのまま使っていたのに対し、松下やサンヨーはT9769というカスタムチップを使っていたのである。T9769は通称MSXエンジンと呼ばれるもので、Z80やPSGなどの機能を含むカスタムチップで、省スペース・低コストが期待できるというものである。ソニーはそれを使わずに、MSX2時代の設計をある程度流用することで、コストを下げてきた。しかしMSXturboR規格ではその手が通用しなくなった。しかも、T9769を使っていなかったがために、設計はほぼ1からやり直しとなり、松下に対抗できるコストで作ることが難しかった。さらに言うなら、T7969を作っている東芝と仲が悪かった・・・のかも知れない?
 ちなみに、MSXturboR発売直後に某雑誌において、1年後には新しいVDPを載せたマシンが出ると噂されたために、MSXturboRの買い控えが起こり、MSXturboRが売れずに松下もMSXからの撤退を余儀なくされた感が無いことも・・・ない?まぁ、そこまで勘繰るのもなんではあるが、噂とは恐ろしいものである・・・。