Fishing Report

River runs through Europe #3
デュッセルドルフ近郊の某河川(本流)


2007.09.16


本日は釣れないかもしれない本流なので余裕をかまして、午前中はケルンに観光に出かけました。そして、昼食はデュッセルドルフに戻り、トルコ料理屋でランチを済ませて本流を目指しました。今日は、途中から私がベンツを運転する。久しぶりの右側走行なので、ちょと緊張。最後に斜線を跨ぐ際に、対向車にクラクション鳴らされ危険でした。坂詰さん、真っ青。すんません。危険な走りもしつつ、無事目的地に到着した。せっせと準備。本日は、本流用に購入した TRBX-C64 をセレクト。実は、ロッドはキャストも本日が初めてのデビュー。入川地点は、牧場の脇から入った。釣りはじめて1分もしないうちに坂詰さんにヒット!!続けて3連発ヒット。その2尾目がデカかったがバレたらしい。

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午前中はケルンの大聖堂
国際免許を持ってきたので、せっかくだからベンツを運転。
ひさしぶりの右側走行に馴染めず、右に寄る。
要するに無意識の内に、左のセンターラインを見ず
右の路肩のラインを見てしまっているわけですね。
到着。準備する。本日は、TRBX-C64 をセット。
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川の中で流れに馴染んで、釣りに集中する坂詰さん
坂詰さん、入川1分で即座に釣れました。3連発。
欧州の川に溶け込むベイトキャスターになりたい
River runs through it in Europe.

俄然、やる気が出てきた。坂詰さんの下流側に入らせてもらう。そして、そこから釣り下る。約15分後、クロスストリームで対岸のオーバーハングの奥にルアーを着水させ、流心に向かってトゥイッチングリトリーブしてくると流心際でグンと来た!ロッドは素直なベンディングカーブを描き、魚の躍動を受け止める。ベイトリールを巻く。グボっとよれるし、跳ねる。この段階で、坂詰さんに「釣れました〜」と声をかける。その後、バラさないよう慎重にランディングした。体高があるお腹が膨らんだ 30 cm バッハフォレレである。嬉しい。このロッド TRBX-C64 の魂入れはヨーロッパのネイティブブラウンで済ませることができた。釣った魚をいろいろ観察する。ここで、カメラは女房が持っていることに気付く。本日は女房は橋の上から見学だった。そこで、カメラ持ってきてほしいというと、牧場横へ降りて持ってきてくれようとしたが、そこは田んぼのようにぬかるんでいて、女房の足をスタックした。ズボンの裾と靴が泥でベッタリ。女房、一気に不機嫌。なんで言わないのか!と叱られた。とは言っても魚は網に入っているので、早く撮影しなきゃいけない。坂詰さんに一枚とっていただき、後は自分で角度を変えて写真をとりまくった。赤い斑点がない。角度によっては水色に見える背中。これは、スモルトなのか?これが海へ下ったりしたらシートラウトになるのである。図鑑と照らし合わせてみると、その雰囲気を感じとることができる。そして、撮影中、川の中にはバイカモ。女房に、川の水が綺麗なので川で靴とズボンを洗えば良いと言ってみた。釣り下っていくと、向こう岸で靴とズボンを洗っていた。ごめんと心の中で謝った。

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ついに手にした。体高のある 30 cm バッハフォレレ。
清流のバイカモの上でナイスバディーに見とれる。
赤い斑点はない。
角度を変えてみると、スモルトかと思わせる色合い。
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図鑑で見比べてみると、こいつが海へ下れば Sea trout になる雰囲気がわかります
下ががブラウントラウトで上がその降海型、シートラウト。

釣り下って、さらに1尾のバッハフォレレが良いファイトを披露してくれた。クロスストリームで対岸にキャストし、トゥイッチ&リトリーブで流心に差し掛かる前にグンときて、水面から突き抜ける飛躍と反転を披露してくれた。サイズは 30 cm はないがパンパンに太っている。今度は赤い斑点がある。その後、しばらく釣り下ったが、女房からあまり離れ過ぎるのは止めておこうと引き返してきた。そして、坂詰さんのいる上流側に登っていってみたら、坂詰さんはもう川から上がって私の後ろから声をかけている。ほう、もう上がりますか?坂詰さんは、明日は仕事だろうし、疲れを残さない程度に今日は終了することにした。一時間の釣りで、私は尺ものを含め2尾、坂詰さん泣き尺程度の7尾の結果。道の本流探索としては大当たりである。川から上がって、道路に目をやると渋滞!しかも一方通行。来た時は一方通行ではなかったのに、臨時標識を警察が置いていった。渋滞が緩和されるのを川にまたがる橋の上で待っていたら、私達に気付いた牛が丘の上からドドドっと群れで降りてきて、しきりに私達をジッと見つめてモ〜モ〜やる。私達を、世話する人と間違っているように思う。5分程モ〜モ〜やっていただろうか。なんにもくれないことが分かったのか?人違いが分かったのか?その後、茂みの中に退散していった。放牧ってのどかで健康的だな。トラウトが釣れる清流の横は広い放牧地。なんとも、長閑である。3日間、釣りを通してヨーロッパの自然の一部を感じ取れたと思う。

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下っていくと、もう一尾が釣れた。これは赤い斑点がある。
跳ねたり跳んだりナイスファイト。
1時間の釣りであった。明日は、坂詰さんは仕事だ。
疲れを残さない段階で、川から上がり、橋の上で団欒。
川の横の丘の斜面を牛が大移動して私達の前に来た。
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全頭、私達をジッと見つめて、モ〜モ〜やる。
世話をする人間と間違えているのか?
かわいいもんである。
広い放牧地なので牛は臭くもないし、健康的。
Oh my god! 右に行きたいのだけれど、釣りをしている間に
臨時標識が立ち一方通行になってしまった。

一時間程、橋の上で話し込んでいたが、渋滞は解消されず、一方通行も解除される気配はない。仕方ないので我らが帰りたい方向とは逆なのだが、一方通行のままに大きく迂回することにした。1時間半ほど走って分かった。F1 GP から帰る交通量が尋常ではないのでこのあたりの道路が規制されていることが分かった。結局、デュッセルドルフに着くと夜9時をまわっていた。韓国料理屋に行って夕食を済ませ、坂詰さん家で今日もシュラフにもぐり込んだら、すぐに深い眠りに入った。坂詰さん、運転お疲れ様でした。翌日から我々はハイデルベルグへ向う。本日午前の最後、坂詰さんからは、DB の自動券売機?端末?を使った切符の検索と買い方を教えてもらい、明日の列車のチケットを購入した。この教えが、後半の旅におおいに役立ったのである。後半に手に入れた品だけ先に写真で紹介しておこう。まず、御当地の魚を知る書物を購入した。当然、ドイツ語で書いてある。そして、Fisherman's Friend というミント味のキャンディ。Fisherman's Friend という名前が気に入った。魚を狙っているときにこれを口に入れて、集中力を高めつつ、大物のヒットを念じるのだろうか? Fisherman's Friend は、この旅のキーワードでもある。竿とシュラフ持参で、釣友を訪ねて三千里ですよ。厚かましい客ですが、本当におつきあいいただき、ありがとうございました。ダンケ×100。

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帰り道にうんと迂回して分かった。原因はこれだった。
F1 グランプリが終わって帰る人間が多すぎてこの交通規制。
後日、ハイデルベルグの書店で淡水魚小百科みたいな本を購入。
表紙は、3日間遊んでくれたバッハフォレレ。
後日、フランクフルトの空港で Fisherman's Friend という
ミント味のなめもの。Fisherman's Friend を訪ねて
こんなところまで竿持ってきましたよ。
使用タックル

Landlocker
ロッド:TRBX-C64
リール:プレッソベイトリール
ライン:スーパートラウトアドバンス VEP 4 lb
ルアー:鮭鱒トリコロール67SP


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