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| 白泡帯上で頭を浮かせてこちらに向け、何の魚かと覗き込む。背中が見える、ニゴイか!こんなところにもニゴイがいるのか〜。バレたら良いのに。ルアーだけは返してもらわないと....。よくよく見てみると、い、いや、違うイワナだ!!デカイ!!急に殺気立った。先ほどまでの雑な寄せを瞬時に後悔した。堰堤の上にいるのである。水際まで2歩でかけ降り即ランディング。ネットに入ってからドッタンバッタン暴れて、ルアーのフックが外れたが、かろうじてネットの中にいた。写真を採る前にネットに絡まったフックを必死になって水際で外していると、魚がジャンプアウト〜!え〜!(続きは下へ) |
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左の写真の時間が14分も経過しているのは、ストリンガーにつないで 撮影の準備をし、余韻を味わいながらタバコを吸っていたからだ。 |
| 魚がジャンプアウト〜!え〜!ところが自分でも驚く私の行動。この時、私はとっさに熊になった。入水したばかりで戸惑うイワナを右手の一撃で丘に跳ね上げた!草むらでドタバタしている。そして、ストリンガーに繋いだ。そうして蘇生させつつ、写真を撮影した。一段落のタバコもウマかった(かく言う私、1年半前に禁煙できた)。タバコを吸うことによって、熊から人間に戻っていった。そして、さんざん写真を撮ったのだが、一撃が強すぎたのかキープせざるを得なくなった。キープするからには、最高の状態で食べたい。生かした状態で家に持って帰り、しめ、1晩ピックル液に漬け込み、2時間塩抜き、1日干し、2〜3時間かけて 60-80度で燻煙し薫製にした。その写真を撮っておくべきでしたね。あめ色の厳つい薫製は大絶賛のメインディッシュとなり10人くらいの人間を喜ばせてくれた。私は、この一部始終を話しながら深酒して記憶が定かではなかったことは計算外であった。 |
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食べ方は、1晩ピックル液に漬け、塩抜きの後、1日干し、 3日目に2〜3時間かけて 60-80度で燻煙し、立派な薫製(温薫法)となり、 同僚たちとの飲み会のメインディッシュになった。 貴重なキープであったので3日かけて調理した。その写真をとっておくべきだった。 |
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使用タックル ロッド:BSL-60SL リール:トーナメントZ 2500 ライン:スーパートラウトアドバンス VEP 4 lb ルアー:elf 45 S |