Fishing Reminiscence

回想録:追憶の本流ヤマメ
長野県上小漁協管区 千曲川


2004.5.26


この日は、仕事前に本流をチェックした。私の仕事は10時出勤であったので、毎朝釣行も可能であった。しかも、家も職場も川から5分である。当時は引っ越してきて1年しか経っていなかったので渓流の全貌も入渓地点も分からず、大変であった。したがって、本流に通いつめていた。だから、良い目を見たとも言える。現在では、すぐに渓流に浮気して、本流ヤマメに対する情熱が薄れているようにも思う。この日は、雨の後の大増水が引きはじめた二日目くらいだった。実は、前日にランディング寸前で本流ヤマメをバラしていたのである。そこで、瀬にスプーンをアップクロスにキャストし、リトリーブ、岩を越えようとドリフトした時にバイトしてきた。すぐに水面を割って跳ねヘッドシェイクしたが、うまくランディングできた。なぜ、ヒットシーンを覚えているかとうと、当時は釣行記禄を手書きで書いておりました。そのノートを元に書いております。続いて、もう出勤時刻だからと最後のキャスト:クロスキャスト後、岩をかわすためにドリフト&U字ターンぎみでバイトしてきた。これも、水面から飛び出してヘッドシェイクしたが、スプーンはバレにくいのかうまくランディングできた。これが初の尺越え本流銀毛と記憶している。釣行ノートにこんな記述があり笑える。「パーマークがないヤマメか小さなサクラマスが2尾釣れた。これは、ヤマメなら大きい方だが、サクラマスだと小さすぎることになる」って(笑)。当時は尺がいかなるものか、その貴重さを知らなかった。なにしろ、かつてのホームが懐かしくスズキに未練たらたらの時期でした。スズキって 80〜90cm とかがランカーだし、60cm なんて写真もとらないし毎日釣れるレギュラーサイズ、40 cm なんて幼魚扱いしていたものですから。でも、この日以来、その不思議なヤマメの生態を探ってみようと考えたのです。

この日1尾目の太った銀毛。泣き尺?覚えてません。
 
2尾目の銀毛。尺越え。
始めたころはまだバス持ちしてました。痛々しい。
使用タックル

ロッド:BSL-60SL
リール:トーナメント 2500 C
ライン:トラウトアドバンス VEP 4 lb
使用ルアー:ピュア 3.5g、ヘブン 5g


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