Fishing Reminiscence

回想録:長野で初と2尾目の魚
上小漁協管区某河川


2003.5.18


長野県は上田に引っ越してきて、釣りは好きだけれども渓流は初めてであった。長野に来るまで、のめり込んでいたのは河口の鱸釣りでしたから、どうしていいのか?まずは、川に出てみた。ルアーは、ハイパーM 70SP を選んだ。これは、和歌山のボタンメーカーが発売したルアーであった。一時販売を取り止めた話を聞いたが、今はどうなっているのか? このルアーは秀逸でアメリカではバスもトラウトもよく釣れたし、シーバスも食いが渋い時に使う万能ルアーである(シーバスでは 80SPが重宝した)。今や複数のメーカーが取り入れているフックがローリングする構造を取り入れたのはこのルアーが最初ではないか?ルアー談義はこれくらいにしておいて。使ったロッドは手持ちの中で、ウルトラライトではあるが、ソルトウォーターハートランドX 802ULFSというシーバスロッドである。シーバスロッドの中では柔らかい方で、入門からのステップアップ途中でもっとも 60 cm クラスのシーバスを釣った竿である。昔、シーバスロッドなんてなかったころは、ミディアムクラスのトラウトロッドをよく代用していたと言う話は聞いたことあったし、逆にトラウトにシーバスロッドを代用できるんじゃないかと考えた(このあたりではオーバーパワーであることが分かるのだが)。ラインは釣り具やのおじさんにすすめらた 4Lbにしておいた。これも、これまでに使ったことのない細さである。

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長野で初の魚。38 cm イワナ。
シーバスでは 10 Lb 以下は使わなかったし、経験では最も細くても 6Lb までしか使ったことなかった。とにかく大きな淵にそのハイパーM 70SP をハートランドX 802ULFSでアップキャストした。ラインが細いためかロングなキャストが白泡帯にスコーンと決まり、トゥイッチを1〜2回入れた瞬間にグイと重みを感じた。ロッドをたてる感じでアワセを入れてみたら、引く。右へ左へ走り回る。 8ft の竿は余裕だ。魚体が見えた。おお!トラウト!ちょっと殺気立ったが、いかんせんランカーかどうか基準がない。うまく誘導しランディングしたのは 38 cm イワナでした。しばらく、眺めて綺麗な魚だなと感動しておりました。しかし、釣れるつもりもないから、カメラももっていなかった。しまった!逃がしても良いのであるが、最初のこの魚は写真に撮りたい。それに、大きいのか大きくないのか確認したい。そこで、キープして食べることを決定した。家に帰り、新聞紙の上で、撮影。デカいよな?これ。その数日後、サイズダウンではあるが、今度はスプーンの U 字エフェクトで 33 cmイワナが釣れた。ロッドは、ハートランドX 802ULFSなので余裕であった。これは、今となってはおかしな話である。私は、千曲川水系には尺をこえる岩魚がウヨウヨ泳いでいるとかんちがいした。

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このころ、岩魚は尺以下は釣ったことがないと言っていた。



使用タックル

ロッド:ソルトウォーター ハートランドX 802ULFS (ダイワ)
リール:トーナメントZ 2500
ライン:スーパートラウトアドバンス VEP 4 lb
ルアー:ハイパーM 70SP, ピュア 5 g



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