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雑記帳(2010年)
2010年2月9日
きーさん、万博準備最中の上海訪問(2009年11月)


昨年11月中息子の赴任先の上海を訪ねました。

上海は今回3回目・正確に言うと4回目かな?と言いますのも私は上海生まれで3歳の時に引き揚げて来ましたので、ほとんど記憶はありませんが両親の話からぼんやりとしたイメージを作っていました。
その後1987年に約40年ぶりに仕事で訪問する機会があり、生まれたであろう場所に行きましたが特定できませんでした。

この当時はまだ日本人租界の建物が残っており両親に写真を見せましたら、懐かしく当時を思い出しておりました。
この当時(23年前)の上海の夜は暗く外出は控えた方が良いとのことでホテルでジャズ・バンドの演奏を聴いたり、部屋で宴を開いていました。

それから15年後の2002年にプライベイトで再訪した時には夜の外灘は銀座並みの賑やかさで、浦東地区の高層ビル群がライトアップされ大変美しくその変貌に驚きました。

15年前の人民服姿はカラフルでモダンな洋服に変わり、外灘は夜中まで若い人で溢れていました。
と云う事で今回は生誕地として数えると4回目の訪問になり前回から7年経ちましたのでその変化を楽しみに浦東空港に降りました。燃え上がる上海の超高層ビル群!

しかし今年2010年は上海万博の年で、その準備で市内の道路など到る所が掘り起こされて埃っぽく、外灘地区は全面通行止めで工事をしており、あの華やかな夜の外灘エリアを味わう事が出来ませんでした。

浦東地区には昨年竣工した超高層ビル・上海環球金融中心(森ビル・100階建・492m)を核に多くの高層ビルが林立していました。



今回は息子の住環境を見る事と美味しい上海料理を探求するのが主で、ちょうど上海蟹の美味しい季節でしたのでチャレンジしてきました。
豪勢な上海蟹・・・

上海蟹は小ぶりの蟹でメスが少し大きめですが値段はオスの約4倍しました。

以前香港で食べたメスの上海蟹は、子が濃厚で美味しかったのですが今回はまずまずで、あまり感動しませんでしたが、お店の女性が一匹に1人付き細い足の先まで丁寧に捌いてくれ至れり尽くせりでした。


豫園の茶房『湖心亭』の鉄観音



豫園内の“湖心亭”という茶房で飲んだ鉄観音の香りとほんのり甘い味は、何とも言えない悠久の時を感じました。







もう一軒ご紹介しますと、息子が時々会社の帰り寄るという日本料理店で駐在員など日本人向けの居酒屋です。
作りは日本でのお店と全く同じで店内もカウンターとテーブルがあり、畳の部屋も用意されています。

お客もすべて日本人でしたが、店員さんは着物姿で日本語を流暢に話すことが出来る中国の方でした。
メニューも日本の居酒屋と全く同じで、お刺身の舟盛り・あたりめ・ししゃも・お漬物等日本で飲んでいるのと同じ雰囲気でした。
ただ日本酒のお値段は、かなり高めで途中から焼酎に切り替えました。
上海居酒屋での日本そばを賞味!!
仕上げに何か食べたいと思いメニューを見ますと焼きおにぎり・うどん等があり、そばもあるではないですか!!!
早速盛りそばを注文しましたら、写真の様に日本で頂くのと変わりのない盛り付けで出てきました。

味を正確にお伝えするのは難しく、越前そばと比べようもありませんが、上海の地で食べたにしては美味しかったです。




また帰りのJAL便での食事に一口ですが蕎麦が出ました。

毎回ですが海外からの帰りの便にお寿司やそばが出るとほっとするのは私だけですかね?


今世界で一番活気があり、万博準備で燃え上がっていた上海でした・・・・!!