越前おろしそば in 原町ホーム

日　　時　　：　平成21年11月19日（木） 　　　　　　　　　場　　所　　：　特別養護老人ホーム「原町ホーム」

新宿区社会福祉協議会のボランティア・市民活動センターＫさんのご紹介により、牛込柳町近くの特別養護老人ホーム『原町ホーム』で蕎麦会を実施しました。 当日は、原町ホーム利用者と近隣の高齢者の方をお招きし、蕎麦会を支援して頂いた原町ホームスタッフ、新宿社協のＭさん・Ｋさん共々総勢２０数名の楽しい蕎麦会が開催出来ました。 原町ホームは、新宿にありながら都会の喧噪とは無縁の様な環境に在り、周りには古くからの賑わいのある商店街、学校や保育園等の文教施設、大学病院等の医療施設、そして閑静な住宅街に位置しています。 特養（短期入所）、居宅、地域密着型通所介護、地域包括支援センターと４つのサービスを提供し、しっかりと地域に根付いています。 近年は先駆的な取り組みも数々施行しており、特養利用者と地域の住民が共に学ぶ逆デイサービス、スウェーデン式の認知症緩和療法、同じく音楽療法等を取り入れ、利用者のサービス向上に努めておられます。 今回は、今年度で６年目を迎えた『ほほえみ交流事業（逆デイサービス）』の一環として、蕎麦会が実施されました。 １４時からスタートし、最初に皆様に蕎麦打ちデモを見て頂きました。 福井産の新蕎麦で、特にこの時期しか入手できない『早刈り蕎麦粉』で打ちました。 早刈り蕎麦粉は、普通の蕎麦粉より、栄養素が高く、ルチンが約２倍・ポリフェノールが1.2倍と言われている貴重な蕎麦粉です。 皆様は、すでに昼食を取った後で、少し軽めに盛った蕎麦を食べて頂きましたが、ほぼ全員の方にお代わりをして頂き、初めて食べて頂いた『越前おろしそば』は大好評でした。 蕎麦打ちデモでは、後半に4人の方に順番に蕎麦切りにチャレンジして頂きました。 施設利用者の方がデモ切りに挑戦された時から、全体のムードがぐっと和らぎ、皆様の目の輝き・笑顔が大変印象的でした。 最後に、原町ホームの蕎麦会企画責任者のＫさんから嬉しい一言を頂戴しました。 〜 『初めての試みで、みなさん、とても大喜びで、大成功でした。　どうもありがとうございました。　自分たちで食べるおそばを自分たちで切る体験をし、大変貴重な経験が出来たことと思います。　みなさんの明るく変化した表情から、とても充実した一日をすごしたことを見て取れました。』〜 『原町ホーム』のホームページは、こちらから（http://haramachi.jp/）

『ほほえみ交流事業（逆デイサービス）』とは・・・ （〜原町ホーム資料から抜粋〜） この活動は、地域の住民と施設で暮らす高齢者が、華道、書道、手芸、リハビリ運動を、ふれあい趣味活動として行い、そこで、施設の高齢者は普段の生活と違う良い刺激を受けます。 施設の高齢者は、日中出かける機会が少ないので、外出するだけでも刺激になります。参加された高齢者のいきいきとした表情を拝見すると、活動がとても良い刺激になっていることがわかります。 この貴重な機会から新しい気づきが生まれるなど、参加者全員にとってそれぞれに有意義な活動となっています。 名前のとおり、地域の高齢者の皆様による地域のための“ほほえみ”を広げる事業として、今では原町ホームの中心的な活動として地域に根付いています。