うちの斜め前には、広い道路を隔てて「消防署」があります。
11月の初めのしばらくの間、その消防署から、賑やかな声がよく聞こえていました。
どうも、幼稚園や保育園の子供たちが、先生に連れられて
「消防署」に見学に来ているようです。
その声につられて、しばらくベランダから、その様子を見ていました。
消防士の方が何人か、いろいろな消防活動の様子を説明し、披露します。
消防車のハシゴがどんどん伸びて、高いところまで救助に行った消防士さんが、
三階建てくらいの高いビルから、ロープを使って忍者のように、
あっという間に、スルスルっと降りてきたりすると、
みんなもう、拍手喝采!!
そのうち、子ども達は思わず、「やりたい!、やりたい!」というけれど、
消防士さんは、決してやらせはしません。
プロの仕事です。
一通り見学を終えると、大きな声で、
「アリガトウゴザイマシタ!!」という子ども達の声が響きます。
こうした見学、子供たちにとって、大きいだろうなあ…。
そして、その声を聞いて、心から「子どもって、ホントにカワイイなあ…」
と、思っている自分がいることに気がつきました。
子どもが問題を持ち、家に引きこもっている時は、決してそう思えなかった…。
知らず知らず、耳をふさいでいたような気がします。
有難いことです。
[2007/12/05 09:39:31]