2010
 

全日本ウェイト制空手道選手権大会


城西国分寺支部 寺嶋大介初段
ウェイト制大会4位入賞!!



試合後の寺嶋初段のコメント
「たくさんの応援ありがとうございました。
これからもみんなで強くなっていきましょう!」

先日行われました第27回全日本ウェイト制選手権大会において、
当支部の寺嶋大介初段(国分寺)が見事に軽量級4位入賞を果たしました。
ウェイト制選抜(東京都大会)三連覇、全日本ウェイト制二大会連続ベスト8と、
確かな実力を持っている寺嶋初段。

年々着実に力を付け、今回初めての全日本ウェイト制入賞となりました。
準決勝では、優勝した藤田雄也選手に上段蹴りをもらい敗れてしまいましたが、
準々決勝まで、一切止まることなくラッシュを仕掛け続け、
もの凄いファイトを見せてくれました。

本当にお疲れ様でした!!

■ 大会レポート ■

去る6月12日-13日に、第27回全日本ウェイト制選手権大会が
大阪府立体育館で行われました。

八王子道場からは、大谷善次四段(軽重量級)、梶原智初段(軽量級)、
杉山徳初段
(中量級)、戸谷諒介初段(重量級)の4名が出場しました。

残念ながら4名ともベスト8以上に残ることはできませんでしたが、
それぞれに課題を見つけ、次の試合に向けて早くも稽古に励んでいます。

応援していただいた道場生の方々、本当にありがとうございました!!

【大谷四段】

軽重量級、大谷善次四段。
1回戦の相手は石川支部の三川裕志選手。
初戦ならではの硬さはあったものの、的確な下突きでボディを効かせ、
本戦で危なげなく勝利。格の違いを見せつけ相手を圧倒!
しかし、この試合で大谷四段は、古傷であった左手の指の靱帯を切ってしまう。

2回戦は兵庫支部のベテラン外屋敷信宏選手。
負傷を思わせない突きで、やはりボディを効かせ、そこから蹴りに繋げる。
相手を完封し本戦勝利。
ケガやアクシデントに影響されない安定感のある組手を見せてくれた。

2日目に入った3回戦

対戦相手は、若干19歳ながら昨年度全関東大会優勝、
全日本大会新人賞を獲得した小林大起選手。
勢いも実績もある若手選手をどう止めるのか。
相手は強力だが、試合前に完全に落ち着いている大谷四段。
負傷はあるものの前日以上に体調は良い。

試合開始。
序盤、出入りを付けながら下段蹴りを放ってくる小林選手に、
後廻し蹴りや下突きで攻撃を振り分ける大谷四段。
強烈な技が交錯し、互角の展開を見せる。
しかし、終盤、試合時間残り30秒になり、小林選手が一気にギアを上げる。
回転力と威力を兼ね備えた突きの連打でラッシュを仕掛ける。
大谷四段も、速いペースの中、カウンターで的確に下突きの連打!

熱戦の結果、躍動感と圧力に勝った小林選手が勝利を収めた。
大谷四段は、突きの手応えはあったものの今一歩及ばず、悔しい敗戦となりました。

【梶原初段】

軽量級、梶原初段は奈良支部の和田健太郎選手と対戦。
序盤から早いペースで、互いに突きと下段蹴りを打ち合う展開。
梶原初段の胸突きで和田選手の上体が起こされるが、
和田選手も即座に下段の返しから直線的な突き技で圧力を掛けていく。

結果、手数、圧力ともに勝った和田選手の勝利。
梶原初段は、勝つ糸口はあったものの攻めきることができず敗退。
ここぞというときの攻め手が欲しいところでした。

【杉山初段】

中量級、杉山徳初段。
昨年度ウェイト制中量級ベスト8に入り、年々着実にその実力を伸ばしている。
1回戦の相手は群馬西支部の三上英男選手。
初戦で硬さがあり、変則的な動きをする三上選手に苦戦するが、
地力の違いを見せて勝利。

体がほぐれた2回戦では、本来のスピーディーな組手を発揮!
大友健義選手(東京城東支部)を完封して勝利。

3回戦、山下武範選手(宮崎支部)もフットワークからの多彩な技で圧倒。
瞬発力のあるラッシュで押し切り、順調に勝ちを重ねていく。

2日目の4回戦
相手は昨年度全日本ウェイト制中量級3位の四反田将選手。

ここで勝てれば一気にブレイクできる。
試合前半、フットワークを使い、相手の攻撃を外しつつ
突き・蹴りを振り分けていく杉山初段。
手数でも勝り、かなり良いペースで試合が進む。

しかし、終盤に入り、四反田選手が下段に攻撃を絞る。
杉山初段の攻撃の返しに、的確で強烈な下段回し蹴りを何度も入れる。
目に見えたダメージには至らないものの、終盤にペースを握られ、
杉山初段は惜しくも敗れてしまった。

勝てる展開を獲り切れなかった、悔やまれる一戦であった。
しかし、終盤でのまとめさえあれば、トップに入る力はある。今後に期待です!

【戸谷初段】

重量級、戸谷初段は、シードで始まった2回戦
カナダのクリス・エリクソン選手と対決。

190cmの長身を誇るエリクソン選手は、その高さを活かし上段への膝蹴りを多用。
戸谷初段はその合間を縫って強烈な胸突きを打ち込んでいく。
本戦では決着が着かなかったものの、延長戦で戸谷初段の突きが
エリクソン選手を圧倒し、勝利を収めた。

3回戦の対戦相手は、全日本ウェイト制大会入賞経験のある
本部直轄岩手道場の松村典雄選手。
180cm、110kgという大きな体にも関わらず、上段蹴りを放ち、
付いて離れるフットワークを持つ松村選手。

打ち合い自体は互角であったものの、離れたところを追い切れなかった
戸谷初段は、松村選手にペースを握られ本戦で敗れてしまった。

敗れはしたものの、今後の課題が明確になる試合でした。

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