〜白馬騎士団〜




オーレン



白馬騎士団、騎士団長。種族はボズマー。
元々はヴァレンウッドの軍人であり、白馬将軍と呼ばれた英雄。
ボズマーの反乱勢力の立て籠もる白爪砦の戦いの際に彼の故郷である村が深緑旅団に襲撃され
娘とその婿、村人全てがトロルに貪り食われてしまう。
深緑旅団壊滅に力を注ぐ。

深緑旅団殲滅不可能、と判断した上層部は罪科の抹消と引き換えに深緑旅団を追放。
オーレンは軍を退役し、深緑旅団追跡を開始する。
レヤウィン周辺に拠点を構えた深緑旅団に対抗する為、レヤウィンに仕官。
白馬騎士団長に就任する。

オトボケ&お茶目な性格で基本、悲壮を表に出さない。
当初寄せ集め出しかなかった白馬騎士団を統率し、一つにしたのは手腕であると同時にその人となりの賜物。

深緑旅団首領であるロキサーヌは実の孫娘。
元々人里離れて死霊術を学んでいたロキサーヌに、その研究を取り上げ普通の生活をさせようとした為に
悲劇が起こったのだ、という負い目もありレヤウィン城の戦いの際には決断が鈍る場面もあった。

白馬騎士団解散後は各地を旅し、心の傷を癒そうと懸命らしい。






レノス・レス・スフォルツェンド



白馬騎士。種族はアルトマー。
名門貴族の長男として生まれる。
家は父親の浪費で既に傾いており、父親が画策した政略結婚をするはずになっていた。
しかし相手側の家も既に没落寸前であり、双方財産目当てであり、どちらも結局は没落した。
政略結婚の相手はアルラ=ギア=シャイア(ウァネッサーズ編主人公)。
なお互いに顔を合わせた事は一度もない。

両親の没後、貴族としての再興は不可能と考えた彼は丁度レヤウィンで騎士を募集していると知り、
騎士として名声を高め、その名声を利用として家を再興しようと考え騎士となる。

趣味は竪琴。
詩人を気取るものの、詩は陳腐&下手で騎士仲間の受けはあまりよくなかった。
ただ一貫して愛を口にする相手は愛する人にだけ、という妙なポリシーを持っていた。
同じ白馬騎士であるシシリーに対して恋愛感情を持っており、当初死体愛しかなかったシシリー相手に玉砕
していたものの、時間が経つほどに二人の中は親密へと変わって行った。

レヤウィン城の戦いでロキサーヌに寄生され、魂を食らわれ死亡。







ヴァトルゥス



白馬騎士。種族はノルド。
元々はレノスの用心棒で没落後も従っていた。

基本的に無口であり、寡黙。
ノルド全般の定評として酒にめっぽう強く、寒さにも強い。
巨漢で、鋼鉄製のクレイモアを軽々と扱う力を持ち戦いの際には常に突撃の一翼を担っていた。

普段寡黙な割には、雪山などではテンションが上がるらしくアリスと歌を一緒に歌う一面もあった。
また白馬騎士団の食事は交代制。
意外にも一番料理上手であったのも彼。

レヤウィン城の戦いでは、ロキサーヌに支配され操り人形に。
シシリーの果断な決意の結果、戦死。






マゾーガ



白馬騎士。種族はオーク。
緑色の狂戦士、と呼ばれる種族だけあり白兵戦では無類の強さを誇る。
その力はヴァトルゥスと双璧を成していた。

友の敵討ちの為にレヤウィンを訪れていた。
その際に自分に尽力してくれたアリスに対して強い絆と友情を感じており彼女を真の友と呼ぶ。
男性との交友関係が豊富らしいものの、大抵は賊関係だったりろくな奴ではない場合が多いらしい。
ブラックボウの首領ブラック・ブルーゴも元彼。
……容赦なく斬り殺したけれども。

アリスとよく口喧嘩しているものの、大抵はお互いの種族を弄った内容が多い。
マゾーガ曰く『オークは光合成している』『マイナスイオンを出している』らしい。それを誇りにしている
節があるものの、真偽は不明。
剣の腕はアリス以上であり、純粋に力も強く、盾の使い方も卓越しているので総合的に見ると
白馬騎士最強に位置している。

白馬騎士団解散後、別の都市での仕官の為に旅立って行った。







シシリー・アントン



白馬騎士。種族はインペリアル。
知識の最高峰であるアルケイン大学でも有数の、高位魔術師。
評議会次席であるカラーニャの高弟。
レヤウィンに来た本当の目的はレヤウィン魔術師支部の乗っ取りであり、支部長の交代。
その際に同支部のカルタールを支部長として担ぎ上げようとしていた。

実は隠れ死霊術師。
死体しか愛せない、という性格であったもののレノスにアプローチされるたびに
次第に彼を愛するようになっていく。
ロキサーヌにレノスが事実上、殺された形となった時には彼の為に泣き叫び、逆上した。

白馬騎士団解散後、アルケイン大学に戻った。
その後行方不明。









〜深緑旅団〜


ロキサーヌ



深緑旅団首領。種族はボズマー。
永遠の命を求めている死霊術師ではあるものの、現在魔術師ギルドと抗争している死霊術師とは
一線を画している。
リッチ化が目的のシロディール死霊術師とは違い、目的は人間状態のままの不老不死。

トロルやスプリガンなどの緑色のモンスターを従えている。
単に緑色が好き、というだけでありまた深緑旅団という名前から緑に拘っているだけでその気になれば
ミノタウロスやオーガも操れる。

レヤウィン動乱の際にレノスの肉体に寄生、乗っ取った。
実はオーレンの孫娘。
死霊術に傾倒した自分を受け入れてくれなかった祖父に反感を抱き、その反感が敵対心に変わっているものの
僅かではあるものの肉親の情も残っている。
もっともその情は大抵、嫌がらせでしかないものの。

執念深く、レノスの肉体が滅びても悪霊として復活した。
最終的にはデュオスによって始末される。