黒の派閥の内情の中間報告
この報告はあくまで中間報告であり今だ調査が終わっていない箇所がある事をあらかじめご了承ください。
『黒の派閥』
シロディール全域に拠点を持つ反帝国を掲げる組織。
総帥はデュオス。
腹心であり黒の派閥内において最高幹部(当然デュオスは除く)にイニティウム・マスター。その下には黒の派閥の幹部でありデュオスの親衛隊
であるイニティウムが存在する。
その他の戦闘員達は基本的に階級は存在せず立場的には全て同格。
黒の派閥は帝国に対する反感を持つ者達の集まりであり、それを考えると潜在的にかなりのメンバーを有していると考えられる。
実際に戦闘に参加する者もいれば、情報を流す者、資金を提供する者などと様々。
『イニティウム』
アイレイド語で『はじまり』を意味する集団。
黒の派閥の幹部であると同時にデュオスの親衛隊。皇帝直轄の親衛隊であり剣術に特化した集団であるブレイズに対抗する形の組織形成であり、その一環
として魔道戦力を主にしている。
現在のメンバーは12名。
ヴァルダーグ、ディルサーラ、阿片、クリュセイス、ブリュンヒルデ、グレンデル、リリス、バロル、黒き狩り人、セエレ、シャルル、愛染。
サクリファイスはブラックウッド団本部においてフィーとアリスに敗北、戦死した為に幹部候補だった愛染がイニティウムメンバーに繰り上がった。
『他組織との繋がり』
黒の派閥は様々な組織と同盟関係がある模様。
その繋がりは不可解な点も多い。
『ブラックウッド団』
ヒストが目的で同盟。
ブラックウッド団側からの同盟条件として『不要になった下部組織である盗賊団ブラックボウの始末』と『深緑旅団との提携の斡旋』を提示された。
デュオスはそれを達成しブラックウッド団と同盟。
だがフィーとアリスの登場により組織は壊滅。結果としてヒストは手に入らなかった。
黒の派閥はヒストを帝都の水道施設に流す事でテロを狙っていた。
『アルゴニアン王国』
ブラックウッド団繋がりでブラックマーシュの国家と手を結びつつあった。
以下ヴァルダーグがリザカールを脅迫した際の言葉。
「そうなればお前の身がどうなるかは分かってるだろう? お前は退場する、若が引き継ぐ。アルゴニアン王国は既にそれを承諾している。分かっ
てるよなこれ以上のミスは許さん。黒の派閥とブラックウッド団、同盟関係ではあるがこれだけは忘れないでくれよ」
現実問題として黒の派閥はアルゴニアン王国とも親密になっていたものの、ブラックウッド団壊滅後にアルゴニアン王国で穏健派が巻き返し戦争強硬派
だった宰相一派が一掃された事で関係は霧消した。
現在の繋がりは皆無。
『黒蟲教団』
デュオスが不死身になる際の技術を得る為に一時的に手を結んだが現在は敵対関係。
その理由として死霊術師達はデュオスを軽視しており、デュオスはデュオスで元々死体臭い奴らが好きではないと公言している為。
抗争には発展していない。
『深遠の暁』
同盟組織としては最大級であり動員できる数は黒の派閥をも超えるシロディールに暗躍する組織の中では最大勢力。
魔王の力を利用してタムリエルを得ようとしているマンカー・キャモランが指導者。
デュオスはその組織力とキャモランが開こうとしているオブリビオンの門を帝国への脅しとして利用するつもりではいるものの、キャモランのように魔王を
降臨させようとは思っていない。あくまで魔人の軍勢の力を背景に帝国を圧迫する魂胆であり、キャモラン自体の思想を暗愚と思っている。
互いに互いを利用する関係ではあるが今のところは軋轢はないようだ。
『スカイリム解放戦線』
元々はスカイリム地方にある固有の文化を護る組織。
だが次第に過激行為に移行しゲリラ組織と化した。
黒の派閥は穏健派時代からの付き合いがあったサクリファイスが過激派達に追放されると、サクリファイスを幹部として迎え入れた。
その際サクリファイスに従ってきた一派も黒の派閥の勢力として取り込んでいる。
過激派とは一定の距離を取っている。
『闇の一党ダークブラザーフッド』
暗殺者集団と直接の関わりはないものの幹部であるマシウ・ベラモントの復讐を手伝うという条件で、マシウ・ベラモントを支援した。
その見返りとしてマリオネット技術を要求。
現在その技術を駆使してマリオネットを開発中。
『黒の派閥のメンバー』
現在判明している者を報告します。
『デュオス』
インペリアル。
黒の派閥の総帥。
元々はブレイズに所属しておりブレイズ・マスターのジョフリーに剣の手ほどきを受けた。
デュオスは抹殺候補チルドレン(皇帝の子供ではあるものの政争になるという理由で公にはされず孤児として育てられブレイズに鍛え上げられる。成長後
は死亡率の高い任地に派遣される。それでも生き残る者は最終的に殺される。使い捨て要員とも言われている)として育てられた。
卓越した剣の腕でどんな任務からも生還したものの、野心的な傾向が強いとジョフリーが判断、ジョフリーに抹殺された。
公式記録には任務中に死亡。
当時の部下だった初老の男性ブレイズ隊員(後のイニティウム・マスター)に助けられ一命を取り留める。
死霊術師に接近するなどしてある意味で不死に近い存在と化している。
また、秘術により若さを保っている。
不死の理屈は簡単で魂を自らが持つアカヴィリ刀に転移させている為で剣が破壊されない限りは死なない。
ただしその副作用で自らは魔法を行使する事は出来ない。
邪悪ではあるが完全なる悪人というよりは三流の悪役。
通称『黒き皇太子』。
『イニティウムマスター』
インペリアル。
元ブレイズでありデュオスの当時の部下。
また、実は最初からデュオスが皇帝の子息である事をジョフリーから知らされており、ブレイズ時代は実は高位に位置していた。
デュオスが黒の派閥を立ち上げてからは腹心の立場を得るものの、本部(アイレイドの遺跡の1つが本拠地)にはおらず主に帝国内部に身を置いている。
つまり現在も帝国の機密を扱える地位にありその情報を黒の派閥に流している。
黒の派閥とは別にブレイズ崩れを多数配下にしている。
常に黒衣のフードとローブに身を包み、デュオス以外はその姿を知らない。
名前も不明。
通称『イニティウム・マスター』。
『ヴァルダーグ』
インペリアル。
世界最強の勇者であるモロウウィンドの英雄。
元々は囚人だったものの恩赦を条件にモロウウィンドで帝国の命じられるまま伝承の英雄を演じていた。しかし元々天性の天才的な資質を持っていた
ヴァルダーグは現人神を打ち破り、モロウウィンドの古き伝説を打ち砕いた。
民衆は今度は彼を英雄として崇めた。
ジョフリーはそれを危険と判断。
仮初の英雄が本物の英雄になった為、ブレイズに抹殺を指示。そしてヴァルダーグは暗殺された。
だが実際はモロウウィンドの友人達の手引きでモロウウィンドを脱出。
以後帝国を憎むようになる。
その後デュオスに出会い、彼の掲げる帝国打倒の壮大な計画に傾倒した。
現在は最強の懐刀として存在している。
独自の魔法を操り、剣術や魔術に深い造詣を持つ。実質的に現在世界最強の名を欲しいままにしている。
イニティウムの1人。
通称『モロウウィンドの英雄』。
『ディルサーラ』
フェザリアン。
翼がある為に帝国に畏怖され殲滅された有翼人の末裔であり最後の女王。
純白の翼を持つ女性でありフェザリアンの女王。
潜伏先のサマーセット島が帝国軍に摘発され、同胞を多数殺戮される。その後シロディールに生き残りと共に逃げ込み、その際にデュオスに匿われる。
デュオスに心酔しており彼を皇帝に押し上げる事を至高の望みとしている。
彼女がデュオスの傘下に入った際に他のフェザリアン達も黒の派閥に吸収される事になった。
デュオスのお気に入りであるヴァルダーグとはよく口論しているらしい。
イニティウムの1人。
通称『空の女王』。
『阿片』
インペリアル。
帝国への反感からデュオスに従う者の中で唯一、帝国に対しての明確な敵意がなく戦う女性。
流血マニアであり戦闘好き。
ただの狂人ではなく戦術眼も有しており自制も利く。
デュオスとは別の方法で不死を得ている。
魔剣ゴールドブランドの所持者。
配下に直属の『八鬼衆』がいたもののカザルトでフォルトナ達によって全滅させられている。
イニティウムの1人。
通称『血煙の狂剣士』。
『クリュセイス』
アルトマー。
幻惑魔法の達人の女性。
主な任務は諜報、扇動。現在は帝都で活動中。
イニティウムの1人。
通称『幻惑の魔女』。
『ブリュンヒルデ』
種族不明。
一見すると灰色のアルゴニアンの女性。
主な任務は皇帝の最後の遺児マーティンの探索。
イニティウムの1人。
通称『邪悪な古き蛇』。
『グレンデル』
オーク。
クヴァッチ闘技場でグランドチャンピオンの地位にあるオークの戦士。
グランドチャンピオンではあるもののどちらかというとヒーローではなくヒールで民衆からは嫌われている。
主な任務は皇帝の遺児マーティンの探索。
イニティウムの1人。
通称『鉄壁の鬼人』。
『リリス』
ダンマー。
イニティウムメンバー最年少の少女。現在19歳。
邪神ソウルイーター復活の任務を与えられていたものの、邪神が滅んだ後は任務から離れて独断でアリスを追い回している。
アリスに私怨がある模様。
イニティウムの1人。
通称『双剣のエルフ』。
『バロル』
カジート。
敏捷性に秀でたカジートの男性。
主な任務は諜報、他の幹部への伝令。
シェイディンハルで諜報活動中。
イニティウムの1人。
通称『魔眼』。
『黒き狩り人』
種族不明。
顔まで黒い布で体を覆った女性。
主な任務は暗殺。
名前を明かさない事が慣例の古き民でありデュオスでさえ彼女の名前を知らない。
イニティウムの1人。
通称『黒き狩り人』。
『セエレ』
ブレトン。
美しい容姿を持つブレトンの男性。
主な任務はバロル同様に他の幹部への伝令が多い。
知的であり美しさを誇っているものの、同僚のシャルルが自分とキャラ性が被っているとして敵視している。
イニティウムの1人。
通称『白面の悪魔』。
『シャルル』
インペリアル(中途半端な吸血鬼化している)。
吸血病が蔓延した村の出身。その際に自身も感染したものの中途半端な感染でありデメリットはない。
帝国が感染阻止の名目で村を破壊して皆殺しした事がきっかけで帝国を憎んでいる。
一時期はフォルトナ達と行動を共にしていた。
その後、黒の派閥に復帰。
魔剣ウンブラ入手の功績によりイニティウムに昇格した。
卓越した知識、一度見ただけの次元の門を具現化させたりと天才的な魔道センスを誇る。
肉体的にも吸血鬼としての能力により向上しておりイニティウムの上位に位置する実力者。吸血鬼の能力を覚醒させた際には眼が金色に変わる。
現在の任務はアルディリアの迷宮の調査。
イニティウムの1人。
自称『イカサマ司祭』。
『愛染』
インペリアル。
サクリファイスがフィー達の前に戦死した為、穴埋めとしてイニティウムに繰り上がった青年。
現在の任務はシャルルの部下としてアルディリアの迷宮の調査。
基本的にツッコミ担当(笑)。
イニティウムの1人。
通称『神速の迅雷』。
『サクリファイス』
ノルド。
元スカイリム解放戦線のリーダーだったノルドの男性。
炎の精霊召喚を得意とし、自身を炎のクマに変質させる特異な能力を持っていた。一時的にフィーとアリスを追い詰めるものの、最終的にフィーの放った
氷の魔法の前に果てた。
デュオス曰く『イニティウムのNO.3』の実力を誇っていたようだ。
イニティウムの1人だった男。戦死。
通称『炎の紡ぎ手』。