Pterosaur teeth
翼竜類
長さ33ミリ
白亜紀前期
北海道芦別市キムン芦別
*種類は不明。北海道産の翼竜化石はごく僅少程度の採取例しか
知られていないという。全国的には北海道から熊本県までの
複数の地で産出しており、足跡の化石も見つかっているが、
いずれの産地でも標本数はきわめてわずかで稀少性が高い。
見つかっている標本の約半数が歯の化石である。
北海道からはアズダルコ科に属する歯がない大型種の骨が
見つかっているが、歯のある翼竜は大型化しなかったものが
多く、翼長は大きいものでも2〜3mほどである。この歯の
持ち主もそれくらいの大きさだったのだろうか。
エナメル質が一部欠損しているが、おおむね保存状態は良い。
魚の捕食に適していたとみなされている特徴的な縦のすじが
はっきりと残っている。湾曲はほとんど見られない。
植物片を多く含むノジュールに保存されている。母岩の裏には
発掘者が書いたとみられる「2015. 6」等の記述がある。
前頁へ戻る