ミズノテングス(Mizunotengus)

ミズノテングス


 

Mizunotengus makiguchimai
シンカイコシオリエビ科
胴体の横幅24ミリ
第三紀中新世前期
愛知県知多郡南知多町初神東

*シンカイコシオリエビの仲間でその名のとおり深海生物である。
発見者のひとりの苗字にちなんで学名が付けられた。
和名をミズノテングエビというがヤドカリの近縁種である。
1983〜93年に師崎層群山海(やまみ)層で見つかった標本が
2017年6月に瑞浪市化石博物館から新種と発表された。

頭部の先端が天狗の鼻のように尖っているのが特徴のひとつ。
この標本は破損と変形が著しく頭部の突起も残っていないが
細かいトゲを擁する脚が1本だけ残っている。
シンカイコシオリエビは横に走る数本の条線が背中にあるが
ミズノテングスには1本もみられない。


             
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