カルカロクレス・メガロドン

カルカロクレス


 

Carcharocles megalodon AGASSIZ
ネズミザメ目オトドゥス科
縦91ミリ
第三紀中新世後期
宮城県黒川郡大和町鶴巣

*青麻(あおそ)層より産出。青麻層は約600万年前に形成された。
大型のサメの歯と椎骨などを産することで有名な産地である。
クジラの脊椎や耳骨、イルカや鰭脚類の骨なども混在する。

かつて当地の砕岩場からサメの歯が多産したというが、その多くが
工事のさなかに粉砕され、この標本のように歯根まで残る大きめな
標本は少ないという。メガロドンと現生のホオジロザメの歯には
類似点と相違とがあるため、同種なのか系統の異なる別種なのか
議論が分かれている。体長は13メートル以上に達したとされる。

かつてはカルカロドン(Carcharodon)の名称が主流であったが、
現在はカルカロクレス(ネズミザメ科ではない意)の名が優勢。




             
前頁へ戻る