Linuparus japonicus Nagao
イセエビ科
長さ138ミリ
白亜紀後期
北海道三笠市奔別川
*リヌパルスの化石は、兵庫県の淡路島をはじめとして
日本各地の白亜紀後期の地層から発見されている。
北海道では、小平ダム下と奔別川以外からはあまり
産出しないという。多くがノジュールから採取される。
和名でいうところのハコエビ類である。現生種は、
温暖でやや深めの海中砂泥域に生息している。
腹部、尾扇、触角、そして多くの歩脚は失われているが、
頭胸甲と胸部の両面が観察できる標本はあまり見かけない。
細かい突起や胸側の脚の関節部がよく保存されている。
これが採取された地層は埋没してしまっているという。
1967年7月に採取された標本。
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