コケムシ・アルキメデス

アルキメデス


 

Archimedes sp.
狭喉綱アルキメデス目
(Fenestrata)
母岩横幅59ミリ
石炭紀前期
アメリカ・イリノイ州
ワルシャワ累層
(Warsaw Formation)

*ネジのような異形をしているが、数学者アルキメデスが発明した
ネジ型の揚水機に似ていることから学名が付けられたという。
このネジ型が単体の生物だったのではなく、体長1ミリほどの
個虫(Zooid)と呼ばれる個体が集合し、漏斗に似たらせん板を
階層状に形成していたものが、死滅後に中心の骨組みだけ
残ってこのようなネジ型になったのである。

外肛動物は一般にコケムシと呼ばれており、オルドビス紀の
初期から化石が知られている。数万種類が出現し、現在でも
8,000種ほどの生息が確認されているという。



             
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