Keichousaurus hui
パキプレウロサウルス科
体長約52ミリ
三畳紀中期
中国・貴州省
*幼体である。成体よりも脆く壊れやすいため化石になる率が低かったと
みられ、多くの標本が体長20センチ前後ある中、幼体は稀である。
歯の一部や指も残り保存は良い。成体よりも頭部の大きさが目立つ。
首長竜の祖先とされ、同地産の化石から胎生だったことも判明している。
そのため首長竜も胎生であった可能性が推定されている。
米カンザス州産の白亜紀のプレシオサウルスの化石腹部からも、胎児と
みられる一頭分の骨が発見されている。
ケイチョウサウルスの四肢の骨格には、首長竜のようなヒレ状の発達は
表れていない。海の恐竜と言われることがあるが恐竜ではない。
中国名は貴州龍、大きさは最大で30センチほどだった。海棲爬虫類と
位置づけられているが、陸にも上がっていたと考えられている。
標本は国内外に安価で出回っているが偽造品や粗悪品が多い。
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