Scaphechinus sp.
ハスノハカシパン科
直径60ミリ
第四紀更新世
千葉県印西市
(下総層群 木下貝層)
*ウニの一種。化石の内部に犬牙状方解石が結晶している。
同地が海底だった約13万年前に生息していたとされる。
当時は関東平野の広範囲が「古東京湾」の海底にあった。
この化石を産出した地層は木下(きおろし)貝層と称し、
鉱物置換化石の産地としても知られる。
同地の露頭は天然記念物に指定されており発掘は不可。
この標本は造成工事のさいに砕かれた露頭の残骸を
地元の人が採取したものである。
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