Myopterygius (?)
イクチオサウルス科
長尺220ミリ・高さ125ミリ
白亜紀中期
北海道
*北海道では従来、魚竜の骨や歯の化石が見つかっているが、
このように脊椎骨が3連結の状態で産出することは少ない。
国立科博専報(1972.11.30)「北海道の白亜系産爬虫類化石」によれば
留萌小平村の中部蝦夷層群最上部Mo層(Upper Turonian)から
Myopterygiusとみられる骨がみつかっているとある。
魚竜は2億5千万年前に出現、恐竜よりも2500万年はやく絶滅した。
爬虫類だが姿はイルカや魚に似ていた。体長はおもに2〜4メートル、
種類によっては20メートルを超える巨大なものもいた。
この標本は、大きさからみて体長3〜4メートル程度だろうか。
恐竜と混同されることが多いが、恐竜とは別種の爬虫類である。
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