ギガントピテクス

ギガントピテクスの臼歯


 

Gigantopithecus blacki
ヒト上科 ヒト亜科
歯冠上部の長径15ミリ
第四紀更新世前期
ベトナム・ランソン省(Lang Son)

*史上最大の類人猿で人類とは進化系統の異なる絶滅種。
約100万年前に現れ、30万年前まで生息したとされる。
中国・インド・ベトナムから化石が見つかっている。
発掘された最大の大臼歯は25.4ミリ四方あるという。
身長3メートル・体重500キロ前後と推定されているが
下顎骨と歯しか発見されておらず全体像は不明。
オランウータンよりヒトに近くゴリラより遠いという。

この標本は下顎左側の大臼歯で約47.5万年前のもの。
市場での流通はあまり見かけない。


             
前頁へ戻る