ツツガキ

ツツガキ


 

Foegia yokoyamai
ハマユウガイ科
長さ113ミリ
第三紀鮮新世
高知県安田町唐浜

*二枚貝の一種だが、石灰質の筒を形成する特異な種類である。
筒の下部に二枚貝の痕跡が残っている。泥中などに根を張り
筒の半分ほどを海水中に立たせて水管を外へ伸ばしていた。
これは部分化石だが、生存時は20センチくらいあっただろう。
現生種と姿が似ている。ツツガキという名だが牡蠣ではない。

唐浜(とうのはま)は多彩な貝類化石の産地だが、ツツガキは
殻や筒がもろく、ノジュールに固化していないと発掘が困難。


             
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