Elrathia kingi
アロキストケア科
体長 左・約0.6ミリ 右・約1.1ミリ
カンブリア紀中期
アメリカ・ユタ州
(Wheeler Shale Fm., Millard Co.)
*エルラシアの成体を多く含む母岩から摘出したもので、
どちらもエルラシアの幼生と推定しておく。
ともにシルト質の白く柔弱な母岩から分離させた。
1980年ごろに採取。
小さい方は、サイズと姿からしてProtaspis stageから
Meraspis stage初期への推移段階の個体と思われる。
胸部の体節は未発達である。
(参考: Sao hirsuta. Based on Barrande, 1852)
大きい方はMeraspis stageの中期的な段階とみられ、
成体の姿を形成し始めている。
不鮮明だが胸部の体節は3つ発達しているらしく、
眼も形作られている。
三葉虫の変態は、Protaspid, Meraspid, Holaspidの
3段階に大別されている。
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