Ainoceras paucicostatum
ノストセラス科
長幅77ミリ
白亜紀後期
北海道沙流郡平取町上貫気別
*かつては多く採れたようだが、産地の埋没などで現在は得難くなっている。
この標本は住房部が半周ほどだが、1周半以上になるものもある。
道内では浦河町や中川町、他県では和歌山の産出が知られている。
1962年に発見されてAinocerasという属が設けられたという。
文字どおりアイヌ(Ainu)を語源とする。
巻貝状の幼時は底生で成長後の平巻きから遊泳性に転じたとの説も。
北海道の代表的な異常巻きのひとつである。
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