塔のへつりは会津鉄道、塔のへつり駅から徒歩で4〜5分の所にあります。
駅は林間の中にある単線の無人駅ですが、写真でご覧のように道路際の駅入り口には苔むした屋根と木戸の門構えのユニークな駅看板が建ってます。
「塔のへつり」とは聞きなれない名称ですが、会津地方の方言で「川に迫った険しい断崖と云う意味合いの言葉とそそり立つ岩があたかも塔状に見えることが名前の由来と聞きました。
塔のへつりは新潟県に注ぐ阿賀野川の上流大川ライン、百万年と云う長い歳月をかけて浸食と風化を繰り返し、凝灰岩の軟岩部が溶け、岩が削られ全長200メートルに亘って大規模な柱状(塔)の奇岩となって整列しています。
岩にはそれぞれ屏風岩とか烏帽子岩などの名前が付けられています。
訪れた時は9月初め、奇岩、怪岩も濃い緑に少し覆われていましたが、新緑、紅葉、雪景色、四季折々周囲の樹木と共に変化に富んだ趣のある見事な景観を呈するとのことです。



塔のへつりの案内板。対岸にある岩の名前が掲示されている。  岩の下には遊歩道が作られ浸食された部分を巡ることができる。 
塔のへつりは大川ラインを挟んで両岸樹木が迫り緑で覆われている。
初夏の新緑、秋の紅(黄)葉そして雪景色と素晴らしい景観を見ることができると云う。 
洞窟の奥にはかつて坂上田村麻呂が創建したと伝えられる虚空菩薩が祀られている。 


12の岩(塔の岩)が並立し護摩塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩などの名前が付いている。秋には岩を覆っている緑の木々も鮮やかに紅葉すると云う。
塔のへつりは昭和18年に国の天然記念物に指定されている。


大川に架けられた木製のつり橋を渡って岩肌に触れることができます。川はしばらく雨が降らなかったため 水量も減りきれいな川面を見ることはできませんでした。

エピソード
観光地ですから食事処や土産物店などが塔のへつり入り口付近には沢山あります。
しかしそんな中、特に変ったものでびっくりしたのは何とペットボトルに生きたマムシを入れて何匹も売っているではありませんか。
大の蛇嫌いの私。慌ててその場を立ち去ったのは云うまでもありません。


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