佐原巡り

 4月下旬日帰りで千葉県佐原(さわら)へ出かけましたのでご紹介します。
 この地は利根川につながる小野川と県道に沿って並ぶ古民家を中心とした街並みが見どころです。
 これらの古民家は一昨年の東日本大震災により被災し、復元されたもの、復元途中のもの、解体された跡が見られました。
 また、江戸時代に初めて日本地図を作製した伊能忠敬の育った地でもあります。
 その他幾つもの山車を保存しているなど伝統文化を温存している街です。これらのことから「小江戸」と称されています。
 初めの写真はJR佐原駅です。なかなか粋な外観ですね。紺色のれんに駅名がよく映えています。
 次は県道に並ぶ古民家で左から呉服店、そば店。だんご店です。屋根を修繕したようです。
 最後は小野川沿いの復元された土蔵造りの民家です。白壁と柳の緑がよく似合います。


 佐原駅
 
 県道に並ぶ古民家
 
 小野川沿いの土蔵造りの民家


 佐原には一寸変わった橋があります。
 昔、用水路を小野川を越させるために川に桶を渡し、その上に板を張り人も通行できるようにした「桶橋」です。
 現在は一定の時刻になると水を流し、桶から溢れた水が音をたてて小野川に流れ落ちます。
 この水音に因んで地元の人はこの橋を「ジャアジャア橋」と呼んでいます。 


 ジャアジャア橋


 初めの写真は小野川にかかる桶橋と舟乗り場の風景です。
 背景の白壁は復元工事中の伊能忠敬の旧宅です。橋の右側には伊能忠敬記念館があり種々の文物が展示されていますが、館内は撮影禁止のため残念ながら興味ある文物をお目にかけることはできません。
 次は典型的なレンガ造りの三菱館です。地震の被害は免れたようです。
 最後は山車会館に展示中の「大楠公」の山車で高さは三階建て位あります。
 佐原には25台の山車があり、夏祭りに10台、秋祭りには15台が街中を牽き回されるそうです。この中の2台が交代で山車会館に展示されています。


 小野川にかかる桶橋と舟乗り場
 
 
 三菱館
 
 
 山車会館に展示中の大楠公像



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