中欧紀行T



オーストリア(その3 ウィーン)
ウィーンはオーストリアの首都であるとともに芸術の都でもあります。これら芸術に係わる建物なども沢山あり、限られた時間ではとても廻ることは出来ませんがガイドに案内されたところ、自分で歩いたところ市内のほんの一部ですがご紹介します。


  シェーンブルン宮殿

この宮殿はフランスのベルサイユ宮殿を模してつくられたそうです。
部屋の数は1400余もあり公開されているのは2階部分に限られて
います。
内部は豪華な広間や部屋が連なっていますが写真を撮ること

禁止されておりますので絵はがきでその一部をご紹介します。



絵はがき  大ギャラリー

宮殿の中の最も広い空間でご覧のように凝った彫刻や絵画で飾られています。
実際には大勢の見学者がいるのでこのような場面は見られ
ません。


宮殿の庭園

宮殿の裏手にある庭園で丘の頂上にはグロリエッテと
言われる記念
碑、麓にはネプチューンの泉の噴水があります。


女帝マリアテレジアの像

640年にわたり中欧を支配したハプスブルク家唯一の女帝で23歳で即位し、
国を治めるなかで16人の子供をもうけました。
末娘はフラ
ンスのルイ16世に嫁いだ悲劇の王妃マリーアントワネットです。
宮殿を今の姿に改装し好みのクリーム色に彩色したのも女帝と言われています。


シュテファン寺院外観

12世紀に造られ16世紀に今の姿に改装された
ウィーンのシンボル
的なゴシック様式の教会ですが
黒く汚れているのが気になります。



シュテファン寺院の内陣の一部

ご覧のような立派な祭壇がいくつもあり、
その周囲は美しいステンド
グラスに囲まれています。
内陣地下にはカタコンベがあり昔ペストで亡くなった
約二千体の骨を
納め、ハプスブルク家の人々の
心臓以外の内臓を納めた壷が安置さ
れています。
 


 ブルク劇場

女帝マリアテレジアが創立したヨーロッパで最高の権威を誇る劇場です。
外壁には種々の彫刻が施されています。



新王宮

旧王宮と共にハプスブルク家の皇族たちが住居と
して使っていた建
物で、現在は幾つかの博物館
として利用されています。


国会議事堂

ギリシャ建築様式の国会議事堂です。さすが芸術の国ですね。
わが国のものと比較すると威厳と貫禄がありますね。


ヴォティーフ教会

白い双塔がが美しい教会です。
汚れたシュテファン寺院と異なり清
楚な感じがします。


お花やさん

市立公園の入り口にある二軒のお花やさんです。
いづれも美しい
花でいっぱい、かすかな匂いも漂います。
公園の入り口には犬の入園
禁止の標識が見えます。


 ヨハンシュトラウス二世の像

ウィーンは音楽の都であり、あちこちにモーツアルト
など音楽家の像が
ありますが、
ワルツ王ヨハンシュトラウス二世
の像はご覧のような装飾の
ある門が付き、
像本体は金色に輝いています。

毎年頭に催される「ニューイヤーコンサート」を
思い浮かべると
彼とウィ
ーンは特別な関係なのでしょう。


初秋のリンク

ウィーン市内を一周する環状道路をリンクと言います。
この日は9月
22日ですが並木は早くも色付き始めていました。
路面電車は歩道に
沿って走りますので乗り降りには安全で便利です。
このため自動車は
駐車できませんので車の流れもスムーズです。



次回はスロバキヤとハンガリーの都市をご紹介します。
 


お詫び  前回の舟下りのシェーンビュール城の説明の中で「左岸」とあるのは
        「右岸」の誤りでしたので訂正いたします(修正済み)。