2008年の夏、沖縄本島へ行き、その時の様子はHPに掲載して、ご紹介しました。 
今年3月に、紆余曲折を経て、着工から6年5か月を要して、「新石垣空港」が開港しました。
私が毎月通っている、散髪店のオヤジが沖縄出身で、「島はいいよ!」と言うのに刺激されて、
石垣空港を起点とするツアーに参加して来ました。


八重山諸島というのは、この地図に示した、大小10の島だそうです。
その玄関口たる石垣島は、那覇から南西に430q、八重山諸島の経済・行政・観光の中核を担い、各離島へのアクセスの起点として、特に若者中心に人気を博しています。
今回はこのうち、石垣島、西表島、由布島、竹富島、波照間島の5島を観光しました。
   
初日、石垣島到着後最初の観光は、「石垣島鍾乳洞」でした。
その規模と景観は然程ではなく、あらためて、アメリカ・ニューメキシコ州、「カールスバッド」鍾乳洞の素晴らしさを思い浮かべました。
   
2日目は、当初波照間島へ行く予定だったのですが、台風29号の影響で、船が欠航となり、予定を変更して西表島へ行きました。
西表島は、石垣港から高速船で約35分。沖縄本島に次いで、県内2番目の大きさの島です。
島全体の約90%は、熱帯、亜熱帯の広大なジャングルで、イリオモテヤマネコをはじめとする、天然記念物クラスの、珍しい生き物達を育み、無数の河川には、マングローブの群生や、ダイナミックな滝などの、雄大な風景を楽しめる、絶好のステージを有しています。
   
西表島に隣接する由布島は、海流によって堆積した、砂だけで出来た、海抜15m、周囲2`程、人口12名の小さな島です。ここでは水牛が観光の主役です。
   
純朴で美しい、昔ながらの沖縄の原風景が残る竹富島は、周囲9`の小島ながら、赤煉瓦屋根の民家に、様々な表情のシーサーを配し、国の重要伝統保存地区に指定されています。
この後石垣島へ戻り自由行動。お土産を買ったり、翌日の夕食処を探したり・・・
   
前日欠航となった、日本最南端の波照間島へ。
台風通過の影響で、海は結構波立っていましたが、素晴らしい景観の島でした。
八重山諸島の殆んどは、サンゴ礁が隆起してできた島です。そのため写真Lのように、ゴツゴツとした化石だらけと言ったらいいのでしょうか。
   
グラスボートの遊覧を楽しみました。きれいな色の魚も泳いでいましたが、よく撮れませんでした。 
   
写真QとRは、石垣島へ戻って観光した、天然記念物、米原ヤエヤマヤシ群落です。
この果実は、フルーツこうもり等の餌になるだけで、人間の食用にはならないんだそうです。
幹の色が綺麗だったので、接写してみました。
 
離れ小島周囲の海は、誠に綺麗で、「日本の海もまんざら捨てたものではないな!」と思いました。
この花は、葉が相撲の軍配に似ているところから、「グンバイヒルガオ」とガイドの説明がありました。
この花に限らず、海岸には内地では見られない、多くの美しい花が咲いていました。
星もきれいで、夜に星座観測が出来る施設もありました。
添乗員からは、「是非また来てください」と言われましたが、島は若者の楽園で、我々年寄りには不向きのようです。昔々私は、神津島で遊泳中、かなり遠くまで潮に流されて、危うく一命を落しかねない経験をしましたが、突然にこんな不吉な思い出が、頭をよぎりました。  昔、ムカシの話です。
 


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