何となく、海外へ旅行する気にもならず、それでは島めぐりでもしてみよ
うかと、先ず佐渡ヶ島へ行ってみました。かれこれ20年ほど昔、一度行
ったことがあるのですが、記憶が薄れ、それに随分様変わっただろう、
と思ったからです。たまたま、「大型バスでは行けない、佐渡全周ハイライト
なるツアーがあったので、参加したという訳です。
案の定、佐渡は相当に開発が進み、現在進行形でもありました。
 
佐渡ヶ島と言うと、皆さんは何をイメージしますか?
私は一般的には、その昔、やんごとなきお方が流刑された地、金山で栄
えた島、そして愛鳥家の私としては、朱鷺を思い浮かべます。
観光した順ではありませんが、写真を掲載しますので、ご笑覧下さい。
 


@は捕獲者の宇治金太郎氏に因んで、「キン」と名付けられた野生最後
のトキの石碑。2003年10月に36歳の長命で死亡したという。
トキはニッポニア・ニッポンという学名で、1970年代に絶滅し、同じく1980年
代に、絶滅したと思われていた中国で、7羽のトキが発見され、1999年に
中国から贈呈されたペアにより人工繁殖に成功、トキの森公園で毎年ヒナ
が誕生している。Aの写真は、繁殖ケージです。
 
   
トキふれあいプラザに飼育されている3羽のトキです。
自然に近い環境で生息されており、観察者からトキを間近に見ることが出
来るのですが、トキの側からは我々を見ることが出来ない構造だそうです。
   
 
Dは、日光東照宮の五重の塔を模して建立された、県内唯一の五重の塔
です。Eは、日蓮が佐渡に流された時、身の回りの世話をした弟子の日得
の自宅を、鎌倉時代後期に妙宣寺としたもので、見事なくすの木越しに見た
本堂です。ここで私は、今年初めて「ひぐらし」の鳴き声を聞きました。
   
佐渡筆頭の景勝地「尖閣湾」です。ここで、船底がガラス張りの遊覧船に乗
り、尖閣湾の荒々しい景勝を堪能しました。
 
   
日本三大巨岩のひとつ「大野亀」です。この大野亀は、1枚の岩で出来ており、
標高167mです。「トビシマカンゾウ」日本一の大群落がすばらしいそうです。
 
   
Lの「長者ヶ橋」は、小木半島の陸の孤島に、2002年に完成した陸橋。
この橋を渡った人々が、長生きで幸せになるようにと祈願して命名した由。
Mはご存じ「たらい舟」です。
   
両津港に接岸するフェリーです。2時間半の船旅で、新潟港に戻りました。


今年は稀にみる異常気象で、東京出発日は小雨でした。高速道路から見た
水田には、20〜30cmに伸びた稲が、雨にあたって緑鮮やかでした。
天気予報では、新潟方面も雨模様とのことで、嫌な予感があったのですが、
傘が必要だったのは到着日だけで、翌日、翌々日は悪運強く、雨にも合わず
行楽することが出来ました。帰京日の夜、新潟は土砂降りだったようですが・・・
 
タイトルに「その 1」としたのは、近々、八重山諸島の日本最南端、波照間島、
西表、由布、竹富、石垣の5島めぐりを予定しているからです。
もし実現したら、「その 2」で掲載しようと思っています。ご期待ください。



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