もう一度行きたくなって、往復の航空券とホテル3泊を予約して、熊本を訪ねました。
 是非とも行きたい目的地は二か所で、それは阿蘇の火口と熊本城でした。
「阿蘇」と「熊本城」へは行ったことはあるのですが、阿蘇は雨にあって眺望がきかず、勿論、ロプウェイは運休でした。熊本城は、平成20年に復元された、130年振りの本丸御殿と、絢爛豪華な「昭君之間」の魅力に惹かれたからです。
 現地到着二日目に、朝からレンタカーで阿蘇を巡ることにして、三日目は、ホテル最寄駅の阿蘇駅から列車で熊本駅を往復しました。
阿蘇と熊本城を2回に分けて、写真を掲載します。  1回目は阿蘇です。

 朝、ホテルの窓から見ると、阿蘇の山並みにはガスがかかっていました。天気予報は曇り後晴れでしたから、時間はたっぷりあるので、大分県の九重夢大吊橋を目指しました。



見晴らしの良い所から見た阿蘇周辺は、水田が多く、その殆どは田植えが終わっており、田んぼの近くを通ると、蛙が盛んに鳴いており、文字通りの田園風景でした。
 
途中、「くじゅう花公園」の看板が目に付いたので寄ってみました。山の斜面を利用した花畑は、多分、昭和記念公園を凌ぐ面積で、見応え十分でした。
広い公園だった為、結構時間を取られ、カーナビによると、吊橋までは、まだ相当距離があるので、止むを得ずこれを断念して、阿蘇に戻ることにしました。
 
 戻る途中、道端からこんな光景が見られました。
 
阿蘇と言うと、私は、「阿蘇山」だと思っていましたが、「阿蘇山」という名前の山はなく、カルデラと、その周りを取り巻く外輪山、それと中央火山丘を総称して「阿蘇山」と言うんだそうです。
写真は、遠くから見た「中岳火口」の噴煙です。
 
然程待たずに、念願のロープウェイで、もうもうと噴煙を上げる「中岳火口」へ到着。一昨年6月、ハワイの噴火口を見ましたが、これよりもっと間近に見られました。
中岳の7つの火口のうち、現在、活動しているのは第一火口だけです。噴煙の下のエメラルドグリーンは、煮えたぎった湯溜りです。コメントは省略して、写真をどうぞ。
 
 
 ミヤマキリシマの群生です。左は火口近くで、こんなに低木。右は麓近くで撮りました。
 
この小山は、「米塚」と名付けられた、1500年ほど前の噴火口です。
標高954mの頂上の窪みは、阿蘇開拓神話で、神が米をすくって、貧しい人々に与えた跡、とされているんだそうです。


次回は「熊本城」を掲載します。

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